2022.01.15

• ライブレポート

とにかく出だしのSEがかっこ良い。一人ずつセンターでポーズを決めていくのだが、ハイタッチをしながら入れ替わっていく姿でこのグループが”どんなパフォーマンスを見せてくれるのか”が一目で分かるのではないかと思う。

一曲目は『Breaking Dawn』。この日の夜公演で生誕祭を迎えた一番最古参メンバーの小鳥遊は私個人としては「さすが」のパフォーマンスで、別グループで見ていた音済も更にダンススキルも向上しており、とにかくかっこよく見えた。その中で愛白のバリュエーションのある笑顔がステージ上で良いアクセントとなっており、新加入のさとう・月島もアップテンポのダンスにも一つ一つの振付を大胆かつ丁寧に表現出来ていたように思う。間奏部分とサビで全く異なる表情を見せる各メンバーにも注目してほしい。

二曲目は前奏からフルスロットルで盛り上げにくる『together』。前奏部分のお客さんを煽っていくような振りも、キツく感じるところも全員が肘を綺麗に伸ばしている点もパフォーマンスに対してのプロ意識の高さが垣間見える。曲の節々に緩急がありジェットコースターのような楽曲で、痛快な気分にさせてくれる曲だと感じる。落ちサビ部分の小鳥遊の歌唱力は圧巻だ。

MCでは新メンバーの二人がそれぞれ感想を話す。『やっとライブが出来て嬉しいです。頑張ります』と月島が話すと、『めっちゃ緊張してるけど凄い楽しいです。頑張ります』とさとう。それぞれ二人が話し終えた際に小鳥遊より『かわいいー』と相槌を入れていくやり取りにグループの仲の良さが垣間見えた。

そして三曲目に披露したのがこの日お披露目となる新曲『Take me to the top』。自信曲というこの一曲だが、イントロからさすが81momentと感じるかっこよさ。Aメロでの愛白の歌い終わりの表情はこれまでの二曲とは全く異なるもので是非注目してほしい。間奏部分では観客の皆さんへ向けて”声出しが出来るようになった時に全力で叫んでほしい”と願いを込められたパートが用意されている。81momentのキレッキレのダンスと共に熱くなれるような、そんな至極の一曲となっている。

最後に『Focus』を披露。”別れ”を描いた切ない一曲なのだが、小鳥遊を中心にそれぞれのメンバーがそれぞれの感性で表現をしていく。終盤にかけてまた違った観点での表現をしており、メッセージ性のある楽曲として初めて『Focus』を見る方もそうでない方にも何かが届くような楽曲となるように感じた。

夜の生誕祭公演も見ることが出来たのだが、とにかく”熱い” “激しい” ”楽しい” そんな81momentのステージ。素敵な楽曲が多いグループなので、各ライブでのセトリも楽しみに出来る。是非現体制をご覧になっていない方には一度その目に焼き付けてほしい、そんな圧巻のステージだった。

文：山本 智貴

infection・cosmepressグループ 新体制お披露目ライブ『The Beginning』
2021.12.04(Sun). at Veats SHIBUYA

【セットリスト】
01. Breaking Dawn
02. together
03. Take me to the top
04. Focus

■81moment

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■メンバーSNS

小鳥遊 彩花
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音済 にあ
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愛白 かなた
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さとう ちの
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月島 彗
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筆者のプロフィール

山本 智貴