「バクステ外神田一丁目」はアイドル育成型エンターテインメントカフェ「AKIHABARAバックステージpass」での勤務とアイドル活動を両立するグループである。今年で7年目となるバクステはアイドルキャストが総勢70名ほどの大所帯だ。そんな彼女たちは2018年3月21日に10thメモリアルシングル「WOI!」をリリースした。リリースを記念し、バクステメンバーの中から諸星あずな、松本ふうかにインタビューを行った。「バクステ外神田一丁目」についてやつんく♂が作詞、作曲を行った当楽曲、リリースイベントを終えた後の変化、プライベートのことなど多くのことを語ってもらった。バクステをまだまだ知らない人にとっても分かりやすい内容になっているはずなので是非ともご覧頂きたい。
【インタビュー参加メンバー】
バクステ外神田一丁目ってどんなグループ??
ーーそれではインタビュー始めさせて頂きます。宜しくお願い致します。
一同:宜しくお願いします!
ーー自己紹介とアピールポイントを教えて下さい。
松本:「バクステ外神田一丁目」の4期生、正統派アイドル目指しています、僕らのふーちゃんこと松本ふうかです。宜しくお願いします。私は声に特徴があると言われていて、声でどこにいても、歌っていても分かるねって沢山の方に言われています。趣味は映画を見ることです!
諸星:あずの笑顔はみんなの物!今日も沢山癒します。あずにゃんこと諸星あずなです。宜しくお願いします!165cmと身長が高い方なので、目立つと思います。あとはベースが弾けます!
ーーお二人のプロフィールを拝見しましたが、多才ですよね。
二人:おっ!
ーー松本さんは特技にレジ打ち、趣味に脱出ゲームとか、サバゲーとかも挙げていますよね。
松本:そうですね。でもサバケー一回しかしたことない(笑)
ーー諸星さんは殺陣が特技ですよね。殺陣ができるってすごいですよね。
諸星:(軽く殺陣のポーズをする)
ーーあとは諸星さんはモノマネができるってプロフィールに書いてますよね。何ができるんですか?
諸星:ドラえもんと平泉成さんが出来ますね。
ーーここでやって欲しいですけど、文面じゃ伝わらないので、読んでる方は実際あってリクエストして頂きたいですね(笑)
諸星:確かにそうですね(笑)是非ともお待ちしています!
ーー個人の紹介が終わったところで、「バクステ外神田一丁目」は7年近くになりますが、どういうグループ・形態なのか知らない方に向けて、改めて教えて頂けますか。
諸星:秋葉原にある「AKIHABARAバックステージpass」という国内最大級のアイドル育成型エンターテイメントカフェで働きながら活動している、総勢70名のグループです。そのカフェにはステージがあって、常に毎日ステージで歌っています。立つメンバーはその日ごとに違います。メンバー全員いろんなポジションができて歌えるので、そこは魅力的だと思います。オールマイティ?に出来ます。店舗だけでなく、カフェ外でもライブをしています。
ーー全員がいろんなパートができるというのはスキルが伸びそうだし毎回楽しみですね。特にファンの方にとっては楽しめるのがいいですね。確か投票制のランキングもあるんですよね。
諸星:お客様が”プロデューサー”というコンセプトでやっていて、お客様には社員証というカードを作ってもらうんですね。カフェで来店や食べたり、飲んだりしてカードのポイントを貯めてもらうとネットでメンバーに投票することができるんです。投票して頂けるとランキング上位者は毎月表彰されて、優先的にメディアに出ることが出来たり、ライブのセンターになれたりとチャンスが増えるんです。

ーー本当に面白いシステムとコンセプトですよね。
(スタッフさん):この二人はもう殿堂入りしている、レジェンドメンバーです。
ーー殿堂入りでもう投票出来ないんですね(笑)店舗型ということで、良い点や面白いなって思う点はありますか?
松本:すぐに会いに行けるというのは面白いですね。お気に入りの子が出勤の日はステージを見れたり、お話出来たり、その子が作ったドリンクを飲めたりできますからね。他のアイドルではあまりないかなって思います。プロデューサー(=お客さん)との距離が近いという点は「バクステ外神田一丁目」の大きな特徴です。
ーー確かに他のアイドルにはない近さはファンの方にとっては嬉しいですよね。プロデューサー(=お客さん)の方はどんな方が多いですか?
諸星:アニメ好きだったり、ハロプロさんが好きだったりとかそういう方に多く来て頂いてますね。あとは普通に秋葉原が好きな方でふらっと来たりとか。
松本:確かに!!観光に来て試しに入って見たらハマった人とかも多いですね。
諸星:あとはもえあず(もえのあずき)さんきっかけで来て頂いたりとか。幅広いと思います。
ーー確かにそんなイメージがありますね。「バクステ外神田一丁目」は総勢70名くらいいる訳ですが、キャスト内はどういう雰囲気ですか?
松本:平和ですね。
諸星:うん、平和だね。70人全員会ったことがあって、出勤して、休憩で一緒になったらお話しますね。あとはその日のステージは出勤したメンバーの中から選ばれるので、そのステージで仲良くなりますね。後輩と喋ったりとか。みんな仲良しだよね。
松本:確かに。みんな仲良し。絶対話しますね。
ーーすごい平和な雰囲気なんですね。出勤したらどういう点が楽しいとかありますか?
諸星:自分のファンの方が来てくださって、他愛のない話をするところですね。あとはライブの感想を聞けるのも大きいです。そういう点は非常に楽しいし、ステージも毎日やっているのですごく楽しいですね。
松本:店舗の魅力は食べ物や飲み物が美味しいです。あとは誕生日だと生誕祭を行うので、賑やかになります。行事も行いますね。学祭とか文化祭とか夏祭りとかひな祭りとか・・・ポニーテール選手権とか。細々あって、どの月に来てもイベントがあるので、行事とかに合わせて来て頂いたら面白いと思います。
ーーそういう行事を毎月チェックしてもらえると良いですよね。

バクステの充実した日々で一緒に時を刻む
ーーもう4月ですけど、2017年から今日まで印象的な出来を教えて頂けますか?
松本:まず私個人として1st DVDを出したことです。個人のお仕事が初めてだったので、それはすごく嬉しかったです。あとレジェンドキャスト就任した年だったので、結構モリモリな、盛りだくさんな2017年でした^^
諸星:年初めに6周年ライブという大きいライブを新木場Studio Coastでやらさせて頂き、すごく盛り上がったことですね。個人的には3月で誕生日を迎えたので、沢山の人に来て頂きました。誕生日イベントは本当に幸せだなって思います。あ、あと昨年9月にレジェンドソロ曲を出させて頂いたこともすごく良かったです!

ーーなるほど。充実した一年間だったということですね。諸星さんからしてここまでの7年はいかがでしたか?
諸星:いや〜7年間はあっという間で、気づいたら7年経っていました。成長していると思います。不思議な感覚ですけどね。7年って短いようで長いので、お客さんも一緒に年を取っているっていう感覚は感慨深いですね。
ーーその時間感覚は不思議ですよね。
『WOI!』はファンの方と一緒に作り上げたバクステ外神田一丁目を投影した曲です!
ーーそれでは3月21日にリリースされた10枚目のシングル「WOI!」ですけど、率直にどんな曲か教えて頂けますか?
諸星:「自分を信じて突き進め」って言ってるような歌詞だと思っています。「気合い入れろ」、「拳上げろ」という歌詞があり、更にお客さんが一緒に「WOI!」って言ってくれます。最近は特に変化していますね。歌い出しとかイントロとかからすごいテンションが上がる、かっこいい曲だなって思います。
松本:最初聞いた時はライブ曲じゃないのかなって思っていましたが、ライブで楽曲をやる毎にめちゃくちゃ盛り上がる楽曲になっていったのではないかなと思います。10枚目のシングルにマッチしているなと思いますね。
ーー記念すべき10枚目に相応しいですね。この歌詞を見た時にバクステと重なる部分もあるのかなって思いました。その中で好きなフレーズはありますか?
松本:私が好きな歌詞は2番のサビで「誰にでも隙がある 誰にでもチャンスある サボるんだってコツがある 結果結局 自分次第」っていうフレーズがあって、確かに成長するのもしないのも自分次第だなって改めて思いました。私はその歌詞に共感しちゃいました。だからここを歌うのがすごく好きです。自分に言い聞かせるように。
諸星:「一人じゃない 孤独じゃない 心が通じ合うヤツがいる」とか7年を通して、通じあえる仲間っていいなって思えますね。あとは「他人(ひと)はよく見えるが あいつもそう思ってる」って言う部分も、確かに『あの子いいな』とか思ったりするけど、『でもその子もそう思っているんだよ』っていうメッセージに、「確かに!」って納得できますね。
ーーこういうフレーズって本当につんく♂さんらしいなって思いますよね。
諸星:そうですね。つんく♂さんに作って頂いた楽曲は私たちの楽屋を見てるんじゃないかっていうくらい私たちにとって共感できる歌詞なんです。感動します。
ーー本当に仰る通りだと思います。つんく♂さんって店舗に来られるんですか?
諸星:時々来られてました。
松本:毎回ドキドキ、緊張してました。

ーーそうですよね。ここまで楽曲についてお聞きしましたが、既にリリースイベントは終了しています。その中でこの楽曲へのイメージの変化はありましたか?
松本:私たちもファンの方もそうなんですけど、最初披露した時、この曲調に慣れてないのか、あまり掴めなかったと言われました。何回も踊らないと自分たちの曲にするのが難しかったんです。ただ聞けば聞くほど変わっていって、感情が入るように変化しました。
諸星:多分、一番のきっかけになったのが、初台のステージで4,5回連続で「WOI!」を披露したところだと思います。
松本:そうですね。新木場Studio Coastで初めて披露した後からCDリリースのツアーをやって、1回目が東京だったんですけど、その時に最後に「WOI!」を4曲くらい連続でやったら、さすがにファンの方も覚えてくれて、一緒に飛び跳ねて「WOI!」ってやってくれました。それがきっかけになってこの曲を一緒に作り上げたのだと思います。
ーー 一緒に作り上げて行った楽曲に変化していったという感じですね。これから初めてライブで見る方はどのように聴いて盛り上がれば良いか教えて頂けますか?
諸星:分かりやすく歌詞カードに「WOI!」って書いてあるのでそのタイミングで「WOI!」」と叫んで欲しいです。
松本:歌詞にコールみたいなのが入ってるのは珍しいですよね!
(スタッフさん):元々歌詞には「WOI!」が入ってなかったんですけど、掛け声でも言ってて、お客さんにも見て分かりやすいように歌詞表記をしたんです。
諸星:そうなんですね!じゃあやっぱり歌詞を見ればわかってもらえるということですね。あとこの曲の感想なんですけど、最初の曲調がイメージ『中華』っぽい感じがするんですよね(笑)

松本:確かにイントロそうですね。
諸星:だから誰でも何回も聞いたら好きになると思うし、はまる人は一発ではまりそうな曲調だと思います。ライブでも聴いてハマってもらえれば嬉しいです。
ーー中毒性があるという感じはしていますよね。あとはこのMVについて教えて頂けますか?
諸星:5枚セットで販売されていて、映像特典がMVとメイキングが1セット、エキサイトver.、ダンスver.の3種類あります。それぞれ違う内容が収録されています。エキサイトver.は中身を見て頂いたら楽しめるんですけど、ちょっとだけ言うと『戦っている』という感じですね。
松本:ボクシングですね。
諸星:ダンスver.は全員でダンスしています。
松本:MVに関して言うと、ボクシングのリングの中で衣装着て踊っています。この衣装だけじゃなく、10枚目のシングルを記念してバクステの衣装でもダンスをしているので、今までの集大成のMVになっています。
ーーパワフルさの象徴ですね。ダンスver.が映像で収録されいるんだったらコピーしてもらいですね。バクステは人数も多いので、それこそ文化祭とかの行事でやって欲しいですよね。
二人:確かに!!
諸星:合いそう!!体育祭とかもいいですね。新木場Studio Coastでは全員という大人数で披露したんですけど、その時、迫力があって良かったって感想頂いているんです。両サイドで踊りが別れたりとかフォーメーションチェンジとかのフリがあるので、大人数で踊れば踊るほどすごい楽しめるんじゃないかなって思います。
ーー躍動感あるパフォーマンスができる楽曲だからこそ、行事でやってもらいたいですね。
ーー他に何か「WOI!」でコメントありますか?
諸星:衣装にも注目ですね。派手で映える衣装なので。曲調にもすごく合ってると思います。
松本:実は金のトップスのジャケットは当初、無かったんです。イメージ図をもらったんですけど、それにはジャケットが無かったんです。でもCDジャケット撮影日にジャケットが用意されていて、すごくかっこいい!ってなってテンション上がりました(笑)
今までの衣装などは肩出しだったので、冬とか寒いなって思ってたんですけど、今回、ジャケットがあって更にかっこよくてテンション上がりました。
諸星:そうキラキラしてね。
ーー本当に派手で一発で分かりますもんね(笑)
【バクステ外神田一丁目 ロングインタビュー目次】