FES☆TIVE:【ライブレポート】近藤沙瑛子、卒業ライブ FES☆TIVEの変わらない熱量が高いパフォーマンスによって、会場を常に熱狂の渦に。そして、近藤のアイドル活動最後を明るく送り出すステージ。熱狂と感動が同居した最高の空間へ

FES☆TIVE:【ライブレポート】近藤沙瑛子、卒業ライブ FES☆TIVEの変わらない熱量が高いパフォーマンスによって、会場を常に熱狂の渦に。そして、近藤のアイドル活動最後を明るく送り出すステージ。熱狂と感動が同居した最高の空間へ

”お祭り系アイドル”の青葉ひなり、真野彩里愛、土光瑠璃子、近藤沙瑛子、南茉莉花、八木ひなたの6人組グループ「FES☆TIVE」。『フェスティバル』 『ポジティブ』 『アクティブ』がグループ名の由来となっており、その力強くて明るいパフォーマンスで今まで多くの人を魅了してきた。
アイドル界屈指の盛り上がりと熱量を見せるFES☆TIVEに変化が起こった。発表は突然だった。FES☆TIVEに、2018年4月に加入し、緑色を担当していた近藤沙瑛子が、9月22日にFES☆TIVEが所属するライズプロダクションから、ゼロイチファミリアへの移籍、そしてグループの卒業が発表された。惜しむ声と同時に、近藤の明るい未来を願う人たちから声援が上がった。
そして、11/14(土)、品川インターシティホールにて、近藤沙瑛子の卒業ライブが開催された。近藤沙瑛子のアイドル最後のステージはどうだったのか、新メンバーオーディションを開催するFES☆TIVEのこの体制最後のライブはどうだったのか。このレポートにてお届けしたい。

遂にこの日がやってきた。近藤沙瑛子のFES☆TIVE卒業ライブだ。きっと様々な思いがあったはず。ただ、近藤が2年半のFES☆TIVEでの活動には意味があった。持ち前の明るさと思いやりでアイドルシーンを盛り上げてきた、近藤沙瑛子。

会場の品川インターシティホールには、多くのファンが詰め掛けた。チケットは完売。FES☆TIVEの現体制の最後を、そして近藤のFES☆TIVEでの最後の勇姿を、この目で確かめたい。そんな思いが観客全員の心にあったはずだ。会場にはどことなく温かい雰囲気が漂っていた。

開演時間になると、会場が暗転。FES☆TIVEの1stアルバム『ワッショイレコード』に収録されているツアーSEの「START OF FESTIVAL」が流れた。そして、ステージのスクリーンには、映像が。これまでの近藤をフィーチャーするように、写真のムービーが映し出されていた。どんどん勢い付いていくSE。声は出せないものの、観客はどんどん高まっているように見えた。
このSEでは、観客が声を出せない分、SEにコール音声を入れて、まるで会場にコールが響くような演出を施していた。この粋な演出も、FES☆TIVEらしい。メンバーが登場する前、掛け声の「ワッショーイ!」が聞こえ、気合いを入れている姿が容易に想像できた。とうとうこのライブが始まる。心がどんどん躍っていく。

そして、FES☆TIVEの6人が、ステージにゆっくりと登場。早速1曲目を披露した。

1曲目は、「学祭エモーション」。近藤沙瑛子の力強い歌い出しからこの楽曲はスタートした。全員が拳を上げ、心を一つにし始める。そして一気にエンジンがかかった。勢いの良いフォーメーション移動と、軽快なステップでどんどんパワーを漲らせていく。サビでは、エネルギッシュに拳を振り上げ、クールに歌い上げる。時にピースしたり、ファンにアイコンタクトしたりと、楽しさを全員で作り上げていく6人。間奏パートでは、全員で気持ち良くクラップ。活気が付いていく。その後、真野彩里愛から近藤沙瑛子へと歌い継いでいった。最後まで、拳を高らかに上げて、1曲目からハイテンションでアクト。最後に「ワッショーイ!」と締めて、この曲を終えた。

1曲目を終えると、早速MCヘ。挨拶とそれぞれの自己紹介を終えると、すぐに2曲目となった。

2曲目は、ライブの定番曲であり、盛り上がりを一気に高めるナンバー「大和撫子サンライズ」。イントロの太鼓音から、高まるように観客がクラップ開始。そして一気に、アクセルを踏んでいく。南茉莉花が、「さえちゃん卒業コンサート始まりました! 最後まで楽しんでいくよ!」と掛け声。そして、銀テープが発射された。心躍るサウンドに合わせて、6人が旋回し、斜め上に腕を上げて、ステップ。そして逆回転も行う。勢いがありながら、華麗なダンスを魅せていく。観客も回転はできないものの、手の振りを真似して、メンバーと共に高まっていった。何回も旋回を繰り返し、FES☆TIVEらしさを存分に魅せつけていく。サビでは、小刻みにステップし、小さくキック。<あっぱぱれだな 日本晴れだな!> <青春だなこりゃ 最高だなそりゃ> <この瞬間を突き抜けろ!>と日本の良さを伝える歌詞と共に、この瞬間を全力で楽しむという、非常に共感できる歌詞と、リズムカルに踊れるミュージックで存分に愉しんでいった。オーディエンスが、ノリノリでビートを刻む姿が随所に見られた。それに畳み掛けるようにどんどんと旋回し、生き生きとしたダンスを披露。全員をどんどん元気にしていくFES☆TIVEの魅力が存分に見られた。最後にステージを元気よく駆け回り、ポーズを決めて、アッパーナンバーである、「大和撫子サンライズ」を終えた。

ここからも、会場をヒートアップさせるように、どんどんと畳み掛けるFES☆TIVE。

3曲目は、加速していくサウンドに合わせて、”ドンドンカ”と太鼓の音を歌い、様々な種類の、全身を使ったダンスで、フェスの盛り上がりを表現する、楽しさ全開のナンバー「ゴートゥーフェス☆」、4曲目は、GOODポーズを振り上げつつ、美しいラインダンスを魅せて虜にし、合言葉『ワッショイ!』で一体感を強めた「いろは音頭ついでかつお節」、それぞれの個性を出しながら、全体でも活気のあるダンスを魅せていた、力強いパフォーマンスと美しい歌唱が特徴の「ダ・パンデミック」、キュートさとダイナミックさを同居させた華麗なアクトと、メンバー同士の楽しげな姿によって、夏らしさを存分に表現していた、疾走感溢れる青春ナンバー「夏色とりどリボン」と続いた。
この楽しい選曲で、FES☆TIVEが展開するこのステージに、オーディエンスは引き込まれていった。FES☆TIVEにどんどん魅了され、この空間を愉しんでいく。

ここで、MCに。この日のセットリストは、近藤沙瑛子が考案。「楽しさを存分に詰め込んだライブになるので、ぜひ盛り上がって欲しい」と近藤が話す。

そして、再びライブへ。

このライブの7曲目は、「進めジパング」を披露。青葉ひなりが大きく観客を煽ってスタート。ハキハキとした歌唱と、メリハリのあるダンスで、どんどん盛り上がっていく。メンバー全員がはしゃぐほどエンジョイしている姿は、どこか微笑ましい。時に剣道を模した振りや手裏剣を投げる振りなど、印象的なダンスも魅せて、ファンを惹きつけていく。日本の良さを存分に伝えるように、パワフルで、活気のあるアクションを展開する6人。ジャンプしたり、ピースしたりと、イキイキとしたダンスで、会場を熱くさせた。

8曲目のポップで不思議なテーマの楽曲「カマキリさんVSひつじさん」でも、抜群のチームワークで、華麗なフォーメーションダンスを6人が見せていた。この曲においても、観客が手を振って、メンバーのパフォーマンスをアシストしていく。

「ディスコ列島浮世の夢」では、サビでタイトル通り、ディスコをイメージした、”ジュリアナ”のような振り付けで大きく揺れていき、ファンを盛り立てていく。ファンも気持ちよく揺れ、手拍子をして、非常に愉しんでいる様子が見られていた。会場には、気持ちの良い空気が漂っていた。

次のMCでは、土光から今までのライブでもメドレーを行なっていたのだが、この日もメドレーを用意していると述べた。近藤は、どの曲にしようか悩んだ、と付け加える。続けて土光は、カッコいい曲が詰まっており、クールなステージを展開できるので、注目して欲しいと語った。ここから宣言通り、クールなメドレーで、更に魅力的なステージを展開していく結果となった。

メドレーのスタートは、「夢花火」から。レーザーが炊かれ、麗しいステージへと変化。強いドラム音に合わせて、頭を振っていくメンバーたち。激しいターンや手を大きく振る美麗なダンスと、クールな歌唱。それを見て、みんなが体を揺らして、このライブを味わっていく。その後、ドラム音が鳴り響き、続いて「真夏の余熱」へと展開。熱を帯びるように、力強く丁寧に歌い上げ、全員が高揚していった。どんどんヒートアップしていく。続いて、「Crystal Bullet」へ。リズミカルに歌いながら、キレキレのダンスを魅せていく。その姿を見ると、非常に痺れる。近藤が丁寧に歌い上げていく姿も印象的だった。
クールなサウンドが鳴り響く中、「サカサマサマー」へ展開。艶やかに、大きなアクションを付けたダンスで更に魅了していく。メンバーがクラップを続け、会場をより熱くさせていった。青葉ひなりが気持ちを込めて、熱唱。激しいステップや手を大きく回す、力強いパフォーマンスで、更にクールな雰囲気を作り上げていく。
メドレーの最後は、「Unknown Wars」。こちらもパワフルなサウンドと激しいダンスで、魅了。何より、気持ち良く歌い、踊る。そんなFES☆TIVEの姿が印象的だった。最後まで拳を振り上げ、エネルギー溢れるアクトを魅せてくれていた。最後は、下を向いて、ポーズ。美麗な佇まいになり、このメドレーを終えた。

メドレーを終えた後のMCでは、「すごく緊張したんですけど、結構みんなでやりきったんじゃないかなと。めちゃくちゃ楽しかったですね」と青葉。これには、観客から大きな拍手が送られた。

そして、このライブは後半戦へ。

和風の旋律が流れ、ゆっくりとステージを歩いてスタートした「ゆらゆらゆらり恋心」では、そのゆっくりとしたイントロから、一気にエンジンがかかり、これまでに負けじと勢いのあるパフォーマンスを披露していく。サビでは、手を斜め上に上げて、大きくステップ。そしてジャンプ。エネルギッシュに展開していた。和風のメロディーにマッチした、座礼を魅せたり、気持ち良いサウンドに合わせて、ぴょんぴょんと跳ねたり。観客は、FES☆TIVEの魅力的なサウンドを聞いて愉しみ、メンバーの踊る姿に合わせて体を揺らす。そんなライブの醍醐味を、存分に味わっていた。最後は、円になって、ステージに座り込み終了。
座り込んだ状態から、繋ぎで「大江戸爆裂花火姫」へ。躍動感のある音楽に合わせて、躍動的なアクトを魅せていた。斜めの列や縦一列になって手を振ったり、ステップしていったりと、シンクロ率の高いフォーメーションダンスで、全員を白熱させていった。

花火音が印象的で、リズムが心に響く「ホムラノシズク」では、2人1組でのダンスを展開。滑らかなダンスと、凛とした姿は、かなり見惚れてしまった。無我夢中で踊るメンバーと、それに夢中になるオーディエンス。後半戦でも、どんどん攻める姿は、FES☆TIVEらしい。最後まで拳を振って、会場が一つになっていった。

次は、ライブの定番曲の一つ、「シダレヤナギ」へ。力強いリズム音で、観客を更に奮い立てつつ、惹きつけていった。変わらずターンや手を振り上げる活気のあるダンスは健在で、魅力的だ。ファンも本当は、声を出して、コールをしたいところだっただろうが、我慢して、大きな手拍子で応えていった。そんなFES☆TIVEとファンの関係性は、素晴らしい。メンバーは、観客の様子を見て、心を込めて歌いきった。

後半戦で一気に畳み掛けた後、一旦メンバーはステージを去った。そして、スクリーンに再度、映像が流れた。「アゲアゲ☆センセーション」が流れ、近藤が綺麗な街並みを歩くソロMVが流れた。美しい近藤の姿が、そのMVでは見られた。

ソロMVが流れた後、衣装替えをした近藤が一人で登場。Tシャツにヒラヒラとした袖を付け加えた、アレンジされた衣装を身に纏っていた。そして、近藤がソロで楽曲を披露することに。選曲は、近藤が好きな乃木坂46の「失いたくないから」。キュートで、うっとりとするような歌声で歌い上げる。会場は、近藤の担当カラーである、緑色のサイリウムが点灯。会場が緑一色に。その光景は感動的だった。

5人が同様の衣装に着替えて再登場。近藤のソロコーナーに対して、労いの言葉をかけるメンバーたち。近藤は「緊張した」と感想を話し、観客に「どうだった?」と聞くと、大きな拍手が巻き起こった。
その後、南からここからはタオルとペンライトを使うと話す。メンバーは、近藤卒業記念タオルを使用していた。

まだまだライブは続く。

このライブの21曲目は、「SUMMER☆JUMPING」。早速、タオルを振り回していく。夏の解放感を、この曲で全面的に表現していく。時にタオルを首にかけて、体を揺らし、サビでは、タオルを大きく振っていく。タイトル通り、ジャンプをして、ボルテージを上げていった。加えて、ハピネスな空気が会場に満ちていた。近藤が「好き!」と言うと、会場から大きな拍手。本当に心地の良い雰囲気だった。

次は、FES☆TIVEの代表曲と言える「OIDEMASE!!〜極楽〜」を披露。イントロがかかっただけで、「来た!」と高まるこの楽曲。「待ってました!」と言わんばかりに観客からは、大きくクラップが起こる。メンバーはステージを横移動し、自転。一人ひとりが生き生きと歌い、楽しそうに舞っていく。サビでは、独特なステップと、太ももを叩くユニークな振り付けで、盛り上がりに拍車をかけていった。ファンもサイリウムを大きく振ったり、振りコピしたり、大きくジャンプしたりと、この代表曲とメンバーのパフォーマンスにリアクションを取っていった。フロアを移動することはできないものの、本当に熱狂的な空間となっていた。興奮度は増していたに違いない。この楽曲でファンを誘い、どんどん盛り上がっていく。そして、ハートに火をつけていく。<ほらね! 楽しんだもん勝ちだ>という歌詞通り、何も気にせず楽しむ。それが、FES☆TIVEのライブの良さだし、今までもずっとそうしてきた。やっぱりFES☆TIVEのライブは最高・・・。改めてそう思わせてくれた瞬間だった。

次は、ペンライトを大きく振っていく「恋紅葉」へ。伸びやかな歌声が会場に響き渡った。キュートでありながら、どこか優しく歌う姿。メンバーもペンライトを持って勢いよく振っていき、それに合わせてファンはペンライトを存分に振っていった。一体感が更に高まっていく。最後まで気持ち良さげに歌い、観客一人も置いて行かない、みんなで温かい雰囲気を作っていった。最後にハートを作り、この曲を終えた。

次は、多くの人にエールを送るナンバー「しゃかりきトップランナー!」。歯切れの良い歌唱に対し、ファンは大きく手拍子を送る。明るいサウンドに合わせて、サイリウムを使って、野球のバットを模したダンスを魅せたり、陸上のクラウチングスタートを模した振りをしたりと、スポーツの青春要素を取り入れたダンスによって、努力する様子をしっかりと体現していった。サビでは、エールを送るため、応援団のように、手足を前と横へ振るダンスを魅せた。時にステージを歩いたり、勢いよくステップしたりと緩急のあるアクションを展開。FES☆TIVEらしさ全開の、爽やかでかつ元気に高みを目指す姿は、圧巻だったし、元気ももらえる。更に『わっしょいわっしょい』とお祭りをイメージした歌唱は、FES☆TIVEらしさもすごく感じられる。活気溢れるダンスで、熱量は更に上がっていった。最後まで、みんなにエールを送るように、全身全霊の熱いパフォーマンスを魅せてくれた。

後半戦を終え、楽曲披露から、MCへ。ここでは、近藤沙瑛子が、皆さんへ今の思いを伝えることとなった。

近藤沙瑛子「まず今日、この卒業公演について、このご時世の中、土曜日だし、色々予定があったと思うんですけど、お越しいただいて、本当にありがとうございます。SNSで発表した通り、1年ほど前から、卒業のことをちょっとずつ考えて、今回卒業するという判断をさせて頂きました。みんなに『どうして? どうして?』と聞かれちゃうことも多かったんですけど、今の自分の気持ちだったりとか、そう言うのを優先して考えてしまって、卒業を決めました。これは、本当に前向きな卒業で。こうやって前向きだからこそ、こうやってこんなにセトリをたくさんできたと思います。実際にはこれは難しいことで、色んな大人の人が協力してくれないと、完成しないワンマンライブなので、今回、なんだろうな・・・(涙)。でもどうしてもこの曲をやりたくて。今日の曲でも、一つひとつ、自分があまり関わっていない曲でも、やっぱり思い出があって、『これもやりたいな、これもやりたいな』って思ったセットリストで。本当はもっとやりたい曲があったけど、でも、このワンマンライブがこれからの人生にも繋がるように、今回のワンマンライブを作りたいなと思い、セトリとか演出とか、組ませて頂いて。新メンバーの八木ちゃんもいるし、私もダンスは得意ではないから、見てられないところもあったかもしれないんですけど、これからも、自分のこともだし、FES☆TIVEのライブを見たいな、行きたいなって思たら、今日のライブは成功なのかなと思っています。ライブについては以上なんですけど、私としては、今日がアイドル卒業をということで、私は九州から出てきたのは、FES☆TIVEに入るために出てきたので、今日お母さんとかお父さんが来てくれているんですけど、両親は、アイドルグループに入ることは反対だったし、でもこうやってたくさんこのように活動させてもらって、たくさん心配したと思うんですけど・・・お母さんこれからも宜しくお願いします。FES☆TIVEでの活動は、短い期間だったんですけど、こんなにたくさんの人が、卒業公演に来てくれて、本当に嬉しいです。残りの曲は少ないんですけど、最後まで楽しんでいってください」

(MCそのまま)

と、感謝の涙を流しながら、思いを率直に語った。

ここから、卒業公演はラストスパートへ。次は人気の高い楽曲「マジカルパレード」を披露。綺麗な照明が点灯する中、しっとりとキラキラとしたイントロに合わせて、ゆっくりと歩いた後、サウンドが加速。一気にジャンプして、会場をもっと煽っていった。ハートを作る可愛いダンスやパンチ・キックなど、エキサイティングな振り付けまで、色々な要素が詰まったこの楽曲を、観客の思いを感じながら、きっちりとパフォーマンスしていく6人。八木ひなたがラブリーに、丁寧に歌い上げていく姿が印象的だった。サビでは、良いスピード感と、キラキラしたサウンドにマッチした、時差をつけたジャンプを魅せる。その姿は美麗であり、見ていて非常に楽しかった。間奏のファンと一緒に踊る定番のシーンは、本日、青葉が担当。ステージ下手から、ファンに手を上げることを要求。更に全員でウェーブを作り、心をひとつにしていく。ラスサビでは、アクティブにジャンプしたり、はしゃいでいく姿に加え、特製のボールを観客席に投げ込んで、観客を大いに盛り上げていた。最後は、2人1組になり、抱きついて終了した。

次は、キラキラサウンドに合わせて端麗な姿で歌い上げた「FESTIBLUESKY」へ。八木ひななたと近藤沙瑛子がグータッチする様子が見られたり、曲中に南茉莉花が、近藤沙瑛子へ感謝の気持ちを述べたりと、FES☆TIVEのチームワークの良さがしっかりと見られた。このチームワークがあったから、数々のステージを熱狂させることができたのだろう。そう思った。感謝の気持ちを込めて歌う姿に、非常にグッと来た。

9月にリリースした楽曲「心拍白昼夢」では、6人の美しいユニゾンの歌声が会場に響き渡った。FES☆TIVEの楽曲の中では割としっとりしていて、情景を容易に想像できるよなコンセプトのあるこの楽曲を、丁寧に気持ちを込めて歌い上げていた。恋によって自分を保てない、だけどこうやって大人になっていく、自分の思いが溢れるこのナンバーを、歌とダンスで的確に表現していった。最後まで凛とした表情で、華麗に歌い上げて、新曲「心拍白昼夢」を終えた。

本編もラスト1曲となった。「ぼくたちの輝き」。
夜空を想起させるメロディーと、自分たちが主人公で、これからもどんどんと輝いていくと改めて決意する歌詞を忠実に再現するかの如く可憐で丹念な歌唱を魅せてくれた。会場は終始、緑一色になっていた。この楽曲で、ハート型のカードが観客に投げられ、クライマックスに向けて、最高な雰囲気となっていた。最後まで、華麗に舞っていく6人。最後は、手を斜め上に翳し、麗しの姿を見せて、この楽曲を終えた。

この後、全員で写真撮影を行い、本編を終えた。

メンバーが感謝を述べて、ステージを後にすると、すぐさま手拍子によるアンコールが起こった。

数分後、メンバーが再登場。アンコールに応え、楽曲を披露。アンコール1曲目は、「お祭りヒーロー」。ステージを縦横無尽に駆け回り、ジャンプなどで、元気にアクト。アンコールでも元気を届けていくFES☆TIVEのみんな。観客も最後に近い付いていることを実感しつつ、彼女たちのステージを非常に愉しんでいた。「わっしょーい!」と元気よく歌う姿に、すごく感動した。『フェスティバル』 『ポジティブ』 『アクティブ』は、このライブをスタートさせた時から、いやどんな時でも健在だった。そんな愚直で、元気な姿は改めて感動する。そう思わせてくれた。

このライブも最後1曲となった。最後は、アッパーでハッピーなナンバー「ハレとケ!あぱっぱれ!ジャパニーズ!」を披露。手をヒラヒラさせたり、横移動させたり、ラストまで活発なパフォーマンスを展開。観客も、近藤沙瑛子を明るく送り出すように、大きく盛り上がり、元気よく踊っていた。最後まで6人が弾けるような、ノリノリのパフォーマンスを魅せてくれていた。近藤沙瑛子がアイドル最後の曲であること、それでも変わらず、エネルギッシュに踊り、歌い、元気を届け続ける姿に、再度感動してしまった。会場は、最高潮の盛り上がりを見せると共に、感動の渦に包まれていた。最後まで、会場の全員が明るく、楽しそうな表情でい続け、この曲および近藤沙瑛子卒業ライブは幕を閉じた。

全29曲、全力疾走して見せた。あっという間の時間だった。最初から最後まで、どんな瞬間もエンジンMAXだった。これだからFES☆TIVEのライブは、常に見ていたい。感じていたい。改めてそう思わせてもらえるようなライブだった。まだまだこのご時世は、油断ができず、暗いことも多くあるだろう。だけど、FES☆TIVEがみんなに、元気とポジティブを、ライブで与えてくれる。それは本当に頼もしい。この日で、この体制は終了してしまうが、これからもFES☆TIVEは、変わらず元気な姿を届けてくれるだろう。新メンバーオーディションも開催されており、今後、どのように良く変化していくか、非常に楽しみだ。まだまだFES☆TIVEには、目が離せない。

そして、近藤沙瑛子は、この日でFES☆TIVEを卒業してしまったが、最高のエンディングだったと思う。こんなにも温かくて、楽しい雰囲気はどこにもない。きっと彼女もそう思っただろう。FES☆TIVEでの2年半の活動を、今後の活動にぜひ生かしてもらいたい。そして更に躍進してもらいたい。きっとみんなの願いだろう。この先、FES☆TIVEも、近藤沙瑛子も、輝きが増していくはず。そんな輝く姿を、近くで見守っていよう。これからも楽しみだ。

TEXT:石山喜将
PHOTO:NEW163

【セットリスト】

1.学祭エモーション
2.大和撫子サンライズ
3.ゴートゥーフェス☆
4.いろは音頭ついでかつお節
5.ダ・パンデミック
6.夏色とりどリボン
7.進めジパング
8.カマキリさんVSひつじさん
9.ディスコ列島浮世の夢
ーメドレー
10.夢花火
11.真夏の余熱
12.Crystal Bullet
13.サカサマサマー
14.Unknown Wars
ーー
15.ゆらゆらゆらり恋心
16.大江戸爆裂花火姫
17.ホムラノシズク
18.シダレヤナギ
19.失いたくないから / 乃木坂46(近藤沙瑛子ソロカバー)
20.SUMMER☆JUMPING
21.OIDEMASE!!〜極楽〜
22.恋紅葉
23.しゃかりきトップランナー!
24.マジカルパレード
25.FESTIBLUESKY
26.心拍白昼夢
27.ぼくたちの輝き

ーアンコールー
28.お祭りヒーロー
29.ハレとケ!あぱっぱれ!ジャパニーズ!

◆FES☆TIVE 公式ホームページ

http://festive.rizepro.net/

◆FES☆TIVE 公式Twitter

@FESTIVEofficial

◆近藤沙瑛子 Twitter

@saekondo_inu

2020-11-19T18:01:58+09:002020年 11月 19日|Categories: FES☆TIVE, グループ情報, ライブレポート, ライブ・イベント情報|Tags: |