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【インタビュー&ライブレポート】 元ラストアイドルの岡村茉奈がBsGirlsのOGメンバーとして10周年記念ライブに出演!「京セラドーム大阪に“ただいま!”って言えることが幸せです!」
オリックス・バファローズの公式ダンス&ヴォーカルユニット、BsGirls(読み:ビーズガールズ)が8月19日、京セラドーム大阪で行われた試合後のグラウンドにて、結成10周年を記念したスペシャルライブを開催した。
ライブには現役メンバー14名に加えて、OGメンバー38名も出演。2016年2月から2017年1月まで同グループの背番号340、「MANA」として活動していた岡村茉奈(元ラストアイドル)もOGメンバーの一人として参加。約7年ぶりのパフォーマンスを披露した。
今回は、当日のスペシャルライブ前の彼女にインタビューを敢行!BsGirlsの現役メンバー当時のエピソードや、その後のラストアイドルとしての活動に活かされたこと、ライブのリハーサル中のエピソードなどを語ってもらった。
スペシャルライブのレポートと、ライブ後の彼女のコメントもお届け!
●インタビュー
――「まなてぃ」こと、岡村茉奈さんは2016年度のBsGirlsのメンバー「MANA」として活動されていました。オーディションを受けた動機を聞かせて下さい。
岡村茉奈(以下、岡村):野球が好きで応募したわけではなくて、幼少期からずっとダンスをやっていて、「京セラドームで、全力で踊りたい!」と思ったことがきっかけです。
――当時はオリックス・バファローズのことや、野球のこと自体もあまり知らなかった?
岡村:ルールも全然わかっていなかったです。ファウルボールもホームランやと思って、喜んでいました(笑)
――そんなレベルだったんですか?(笑)。今はもうオリックス・バファローズのファンの岡村茉奈というイメージが強いので信じられませんが、BsGirlsのメンバーになったことで、野球の魅力を知ったわけですね。当時の活動で特に印象に残っていることは?
岡村:背番号をいただけたことが嬉しかったです。BsGirlsのメンバーは301番から順番に背番号をいただけるんですけど、私は340番で、それが自分の人生にとって本当に誇りです。当時、私は最年少(18~19歳)で、球場で踊らせていただいたり、シングル(CD)を発売してリリースイベントもさせていただいたり、そういう芸能活動がほとんど初めてで、上手くいかないことの方が多かったです。立ち位置も後ろの方で踊ることが多かったんですけど、球場ではお客さんに上の方からパフォーマンスを観ていただいているので、<どんな位置で踊っていても見つけてくださる方がたくさんいる>ことを学べて良かったと思います。
――その後のラストアイドルとしての活動にも活かされたんじゃないですか?
岡村:ラストアイドルの時(2018年10月~2022年5月)も、最初は2期生アンダーという立ち位置で、何度も心が折れそうになったんですけど、BsGirlsの活動で、根性というか、メンタルの強さが培われていたので、そんじょそこらのことじゃ、心が折れなかったです。あと、球場はすごく広いですし、私は身長も低いので、より大きく踊ることを心掛けていたんですけど、ラストアイドルの企画で、バブリーダンスの振付のakane先生にダンスを教えていただいた時に、「岡村はダンスが大きいところがいいよね」って褒めていただけて、すごく大きな自信にもなりました。
――昨年3月30日、ラストアイドルのメンバーとして特別始球式を務めましたが、今日はBsGirlsのOGメンバーの一人として、京セラドーム大阪に帰って来ました。早速、試合前にもダンスパフォーマンスを披露したそうですね。
岡村:今日はBsGirlsが結成10周年を迎えたことを記念したBsGirlsDayで、色々なイベントがあって、試合前にも現役メンバーの皆さんと一緒にパフォーマンスをさせていただいたんですけど、やっぱりいいですね~(笑)。京セラドーム大阪に「ただいま!」って言えることがすごく贅沢で、幸せやなぁと思うんです。本当に京セラドーム大阪はパワーをもらえる場所で、久しぶりにグラウンドからの景色を見て、ウルウルきました。「BsGirls OGメンバーの皆さんです!」というアナウンスが流れた時に大きな歓声も聞こえてきたこととか、私のネームボードを掲げてくれていた方も見つけられたことも嬉しかったですし、7年ぶりにパフォーマンスをさせていただいて、見える景色が違ったというか、7年前はお客さんのことを隅々まで見る余裕がなかったんですけど、今日は5階の上段席や、一塁側の奥の方まで見られるようになっていた自分がいて、自分自身の7年間の成長も感じられて嬉しかったです。今、幸せ100点満点です!
――その気持ちが表情に溢れ出ています(笑)。そして試合終了後の外野グラウンドに特設ステージを設けて、「BsGirls 10th Anniversary Special Live」が開催されます。リハーサルを重ねてきたそうですが、リハーサル期間を振り返って、いかがでしたか?
岡村:懐かしい楽曲を披露させていただくんですけど、意外と覚えているんですよ!やっぱり体に染みついているんだなぁというか、当時、一生懸命やってきたことが、こうして7年たっても覚えているほど濃いものだったんだなぁと思えることが、すごく幸せだなぁと思いました。BsGirlsでは最年少だったので、スタッフさんからもメンバーからも子ども扱いされていて、「茉奈、何歳になったん?」って聞かれたり、初代リーダーの背番号301のKYOKOさんからは「茉奈ちゃんからミルクのにおいがするんだけど、まだ母乳飲んでる?」みたいなことを言われました(笑)。今日も皆さんから「ラストアイドルではリーダーやったんやろ?考えられへんねんけど~」って言っていただけて、これから先もずっと私が甘えられる場所なんだなぁと思います。
――スペシャルライブを控えた今の心境は?
岡村:今朝4時半に起きて、6時半に球場入りして、選手の皆さんがいらっしゃる前にリハーサルをさせていただいたんですけど、グラウンドに入った瞬間に目が覚めました(笑)。京セラドーム大阪の試合終了後のグラウンドでライブをさせてもらえるって、「そんなことありますか!?」っていうぐらい貴重な機会というか、奇跡みたいなことなので、感謝の気持ちを全面にぶつけながら、楽しめたらいいなと思っています。目の中にカメラを入れて(笑)、その景色を永久保存しておきたいです!オリックス・バファローズのファンとしては、ライブの前に勝利が見たい!試合に勝った後にライブが出来たら最高なので。
*試合はオリックス・バファローズが2対1で北海道日本ハム・ファイターズに勝利!
――まなてぃはオリックスのファンとして、京セラドーム大阪の客席で観戦する機会も多いですね。今シーズン初めて球場でビールを飲んだそうですが、いかがでしたか?
岡村:大人な味でした(笑)
――まなてぃのYouTubeチャンネルで、その時の動画が公開されていますが、顔に「苦い」と書いていました(笑)
岡村:でも、レモンサワーは飲めます!この前、元ラストアイドルの畑美紗起ちゃんを球場に連れて行った時に、レモンサワーを飲んでみたら美味しかったです!やっぱりメロンソーダが最強やなと思うんですけど、もうすぐ誕生日(9月6日)を迎えて26歳になるので、「球場でビールを美味しく飲めるようになること」を26歳の目標にしようかな(笑)
――8月18日の時点で、オリックスは61勝40敗3分で2位の千葉ロッテに6.5ゲーム差をつけて首位を独走しています。リーグ優勝が見えてきましたね。
岡村:いやぁ、油断は禁物ですよ(笑)。吉田正尚選手がメジャーリーグに移籍して、その穴をどう埋めていくのかが不安要素だったんですけど、ファーム(2軍)から上がってきた選手の皆さんがすぐに活躍する“中嶋(監督)イリュージョン”が炸裂していて、特に頓宮選手がこんなに活躍するとは思っていなかったです(8月18日現在、打率3割2分1厘で首位打者)。私が始球式をさせていただいた時(昨年3月)、キャッチャーをしてくださったのが頓宮選手で、思い入れが強かったので、すごく嬉しいです。今シーズンは阪神タイガースもアレ(優勝)に向かって首位を走っているので、仲良しの阪神ファンの川上千尋ちゃん(NMB48)と一緒にまた観戦したいなと思います。
――最後に、オリックス・バファローズへのエールをお願いします!
岡村:私がBsGirlsのメンバーだった2016年は最下位だったんですけど、今こうして、こんなに強いオリックス・バファローズを見られて、応援してきて良かったと思っています。今年も優勝が見たい!頑張れオリックス・バファローズ!おりほー!
※「おりほー!」はオリックス・バファローズが試合に勝った時に使われる歓喜の表現
●ライブレポート&ライブ後のコメント
試合終了後の外野(センター)のグラウンドにステージが設営され、グラウンド観覧チケットを購入した観客も多数入場(グラウンドに座って観覧/動画・写真撮影OK)!
17時50分頃、「BsGirls 10th Anniversary Special Live」がスタート!現役メンバーのパフォーマンス&自己紹介の後、OGメンバーが当時のユニフォームで登場し、自己紹介へ。
©ORIX Buffaloes
岡村は「背番号340、パフォーマーのMANAです!今日は比嘉投手のビールかけのようなテンションで盛り上がっていきましょう!」と、バファローズのファンにしかわからない、ディープなコメントで盛り上げた。
ライブは、今回限りのレア感満載の現役&OGメンバーのコラボ曲を中心に披露され、総勢52名による圧巻のパフォーマンスも!
©ORIX Buffaloes
岡村はポニーテールを揺らしながら、とびきりの笑顔とダイナミックなダンスで観客を魅了。自身の原点とも言える大好きな京セラドーム大阪で、大好きなダンスを踊れる、最高に幸せな瞬間を楽しんでいた。
©ORIX Buffaloes
ライブの最後には各年度の代表メンバーが挨拶。そのコメントを聞きながら、目の前の観客はもちろん、内野席からライブを見届けてくれた観客にも、感謝の気持ちを込めて視線を送る岡村。その景色をしっかりと目に焼き付けて永久保存していたのだろう。ライブをやりきった達成感や安堵感、ライブが終わってしまった寂しさなど、様々な感情が交錯し、感極まった表情を浮かべる彼女の瞳からは今にも涙がこぼれ落ちそうだったが、グッとこらえていた(ように見えた)。
©ORIX Buffaloes
19時25分。約95分間のライブが終演。彼女が観客に手を振りながらステージを去る際には、いつもの笑顔に戻っていた。
21時30分、自身のX(旧ツイッター)を更新した岡村。「本日、京セラドーム大阪に背番号340番MANA復活させていただきました。グループが10年続き、イベントとしてBsGirlsDayが開催され、沢山の方が見に来てくださったこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。オリックス・バファローズに携われる人生幸せです」と綴った。
更に翌日にも更新。「改めましてBsGirlsDayありがとうございました。BsGirlsでの活動をきっかけに野球に触れて、オリックスを好きになった私が今こうして…今度は様々な方にバファローズの魅力を伝えられる立場にいることが嬉しいです。だいすきな京セラにまた帰ってこられるように、これからもがんばります!」と熱い思いを伝えた。
岡村茉奈が再び京セラドーム大阪に「ただいま!」と帰って来る日を心待ちにしたい。
We can do it!
©ORIX Buffaloes
(取材・文・撮影=ポッター平井)
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