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【ライブレポート】 『elsy 新体制 お披露目ライブ!』|22.04.13開催:elsy

【ライブレポート】 『elsy 新体制 お披露目ライブ!』|22.04.13開催:elsy

~5人の願いを込めて~心に届ける、彼女達の魅力が詰まったパフォーマンス

そして楽しいはぴちゅの時間も一瞬に感じるほどあっという間に終わり、1回目のMCへと移っていく。いつも通り新井から順に一人ずつ自己紹介をしていく。愛森はこの日から担当カラーが念願の紫色になったことも笑顔で報告し、改めて2人の新メンバーが加入したことも伝える。

まずは白羽から「ピンク色担当の白羽まいです、宜しくお願いします!」と可愛らしく笑顔で、今日初めて会ったファンへ挨拶した。

そして塩野も「青色担当、塩野響子です!宜しくお願いします!」と笑い交じりに挨拶する。

そして新体制となったelsyも宜しくお願いします、といった挨拶を愛森がしている後ろで、新井と橋本が忙しなく袖とステージを行き来しており、愛森からも「何をバタバタ(笑)」と指摘を受ける一幕も。

橋本は「あ、あ、声出てますか?」とマイクの交換を行っていた様子。新井は、「お水がこぼれちゃってて」とステージ後方に用意していた水にトラブルが起きていたことを報告すると、愛森から「まいちゃんがここ出てきたときにこれ(衣装の袖で)でボンって(笑)」と目撃していたことを話すと、「それ拭かないとって」と後ろで忙しなく動き回っていた理由を話した。

そして愛森の担当カラーが紫色になったことを受け、メンバーカラーを5色言おうとする新井だが、「ピンク、黄色、赤、青・・・」と、なかなか最後の「紫」が出てこない姿を見て、愛森から「茶番にお付き合いください」と絶妙なコメントが入り会場からも一斉に笑いが起こる。そして客席から「紫」だということを教えてもらい、ここでも愛森から「おーいー(笑)」とツッコミを受ける。インタビューでもそうであったが、この二人の掛け合いはとにかく面白さがあり、”姉の愛森” と “妹の新井” といった関係性が一番近いかもしれない。それを微笑ましく見る他の三人といった印象だ。

この5色は、これまでのelsyになかった組み合わせだということで、愛森と新井からは「緑色」がないことに違和感を覚えていると率直な感想を語った。そして新井から「次いきます?」と曲へ移ることを告げるも、客席からはまだ笑いのようなざわつきが起こっている様子で、それを見た新井から「ちょっと!みんな次いくよ?大丈夫?準備出来てる?」と聞くと、橋本も「集中力が足りなくない?みんな」と便乗し、更に会場は笑いに包まれる。こうしたその場その場での応用力はさすがの一言だ。そして最後はやはり愛森が「ねぇねぇ聞いて!次の椎夏ちゃんの曲振りちゃんと聞いてみんな!」と締める。そしてこれが見事までに “笑い” へのフリとなった。

新井「えーっと、 これからのelsyにとって・・・違うな何だっけ?」とここで会場は爆笑に包まれる。すかさず橋本がフォローを入れようと「これからのelsyにとって」と話し出すが、新井も「わかったわかった!」と仕切り直す。「これからのelsyの活躍が・・・」と詰まると、再びざわつき出す。愛森が隣から正解を教える形でなんとか次の曲、「流れ星」の曲振りをすることが出来た。生のライブだからこそ生まれるこうしたハプニングも、彼女の図抜けた愛嬌をもってすると、全てが愛くるしく幸せな空間へと変わっていく。私自身も声を出して笑ってしまったこの場面は、日々のライブでも見ることが出来るかはわからないが、是非elsyのライブではMCも注目出来る一つのポイントだろう。

そしてようやく始まったこの曲は、凛とした表情で丁寧かつ力強い橋本の歌い出しから始まった。先ほどの新井の曲振りの際も場内が笑いに包まれる中表情一つ変えることのなかった彼女はそのとき既に、この見せ場のためにスイッチを切り替えていたのだろう。

タイトルの通り、「流れ星」を連想させるような振りが随所に散りばめられ、メンバーの晴れ晴れとした明るい表情によって、雲一つない夜空が情景として浮かんでくるようだった。私の所感だが、「流れ星に願った」といった歌詞があるように、願い事をする際はどこか切なげに見せていくことが比較的多く見られる表現だと思う。だが新井の曲振りのように、「elsyのこれからの活躍を願う」という意味で考えた際に、明るい未来を想起出来る表現でパフォーマンスをしていたように見えた。気持ちが沈みそうなときに、この曲をライブで観れば自然と前向きになれるような、人の心を動かすことの出来る、彼女らしさの魅力が凝縮されていた一曲だった。

次の曲、「まわるフラッシュバック」は、明転すると幻想的な照明で演出され、elsyにはあまりないようなテイストの、しっとりとした深みのあるメロディーの楽曲だ。Aメロの愛森のパートも彼女の特徴のある声が綺麗にメロディーと混じり合い、曲の世界観へ観るものを引き込んでいく。

特に橋本は表現の幅がとても広く、あまり大きくない身体でも絶大な存在感をステージから放っていたが、1番のサビの最後で優しく微笑んだポイントもあり、それを観た観客は必ず惹きつけられるだろう。

2番に入ると、再び寸分の狂いもないようなファンの手拍子が起こる。塩野も難しいパートを裏声も駆使して綺麗に歌い上げ、次のパートを歌う愛森へバトンを繋いでいく。このように次々に熱量や想いを繋いでいっており、これまでの楽曲で感じた、メンバーそれぞれの個性を最大限に見せていくというよりも、一曲を一つの作品として5人で作り上げたような一曲となった。

続けて、冒頭で橋本から「まだまだelsyと一緒に楽しんでいきましょー!」と煽りが加えられた「惚れた病に薬なし!」。イントロからフリコピをしたりジャンプをしたり、ファンも一斉に激しく思い思いの動きで更に盛り上がりを見せていた。ステージ上には水玉模様のような色味がかった照明でポップに演出され、楽し気な雰囲気で会場中が埋め尽くされる。橋本と塩野のパートでは橋本が塩野とアイコンタクトを取ろうとするものの塩野が気付かず、歌いながらも「見て!」と言ったように腕をトントンする場面も。抜群の表現力を持った二人は、この先、ライブ中にも様々なことにチャレンジしていくだろう。

新井はこうしたキャッチーな曲の時には一段とパフォーマンスに躍動感が生まれ、ワクワク感も与えてくれる。こういった “明るさ” を表現出来るアイドルは多くいると思うが、「この先どんなパフォーマンスをするのだろう」というようなドキドキするアイドルはなかなかいないように思う。『アイドル』というカテゴリーだけでなく『エンターテイナー』としての素質を強く感じた。

間奏では「パンパンパパン」という心地の良い手拍子をメンバーとファンが一緒に行い、自然と身体が動いてしまうくらいリズミカルな音を奏でていた。

ラストサビではファンに負けじと橋本がピョンピョンと飛び跳ねながら歌唱し、横にいた白羽にも少し連鎖していた。その後、新井が愛森の手を引っ張りこんでセンターから下手の方まで連れ去ってしまう場面もあった。上述したことにも通じるが、新井のこういったその場その場の感情によって生まれる動きを見せてくれたり、何より純粋にライブを楽しんでいる様子には非常に好感を持つことが出来る。もはやライブ中に彼女がどんな行動を起こしても、全て肯定出来るくらい魅力に満ち溢れていた。

そしてここで二度目のMCへ。愛森がメンバーに「疲れた?」と尋ね、隣にいた塩野は「うん」と頷くも、新井は笑顔で「私、全然疲れてない!」と答える。そして、ここでは新メンバーの2人について話していくということで、愛森が塩野について「みんなね、Overtureで出てきたときに『わ、きょんちゃん』って」と話すと、塩野も「笑いが起こったの(笑)」と話し、このときからおよそ30分前のライブ冒頭の出来事を振り返っていく。塩野が出てきた際に笑いが起こることは前々から見越していたようで、それもあって5番目に出てくるように設定したのだということも愛森から伝えられる。続けて、改めてelsyに入っての感想を愛森から問われた塩野は、「まず来てくださった青色(のペンライト)の方には匂わせしか出来なくて本当に申し訳なかったんですけど、察して来てくださった方、ありがとうございます!」と事前の情報で駆け付けたファンへ感謝の言葉を伝える。「初めましての方もお久しぶりの方も、快く笑いで迎えてくださって本当にありがとうございます!これからelsyとして頑張っていきますので宜しくお願いします!」と続け、ファンも拍手で歓迎の意を表した。橋本から「きょんとは前のグループで一緒にずっと活動してまして、友達でもあり戦友のような・・・戦ってましたので(笑)またこうやって一緒のグループで活動出来て、本当に心から嬉しいし、安心しました!最後までelsyを全うしましょう、宜しくお願いします!」と、同じステージ上に立つメンバーからも大きな期待を寄せられ、歓迎を受けていることを感じた。

その後はインタビューでも語ってくれた『3週間のレッスン期間』についての話題へと変わり、愛森・新井・橋本の3人は、塩野を怒らせたかもしれないと感じた場面があったことを明かす。塩野はそれについては否定しながら、「ぶっちゃけ3週間前のときは『いけるかな?』って思ってんけど、本当に(その3週間の)真ん中くらいで『あ、私の脳みその容量はここまでなんや』ってのを知ったし」と、アイドル歴の長い塩野にとっても、本当に過酷な3週間を経てこの日のステージに立ったことを語った。それを受けて愛森からは「だって3日前くらいに歌詞も覚えてなくて、振りも踊れてなくて、『本当にきょんちゃん大丈夫かな』って、せいなちゃんのときと同じこと思った!」と、橋本の加入時のことも併せて振り返っていく。

それも踏まえた上で、白羽はアイドル初挑戦だということが伝えられ、会場からは大きな拍手が沸き起こった。愛森からも「本当によく頑張ってくれました!」と労いの言葉もかけられ、3週間を振り返っての感想を聞かれ話し出すもマイクの距離が遠く、慌てて隣にいた橋本が、白羽の持つマイクを口元まで近づけてあげる初々しい場面も。そして白羽は、「みんな一生懸命教えてくれてるのに全然覚えられなくて本当に申し訳なくて・・・」と語る最中に少しうるっとさせると、慌てて橋本から「また泣くの?!(笑)」とツッコミを受け和やかな雰囲気となる。そして愛森からは教える側のメンバーも、レッスン・ライブ・深夜練と続いていた状況に精神的な余裕がなくなっていたことも明かされた。「本当に辛かったと思うのに、弱音も一切吐かずに。途中で辞めちゃうかなって思う時もあったけど逃げ出さずに、今日お披露目を迎えてくれて本当に良かったなって思います!2人ともelsyに入ってくれてありがとうございま!!」と、愛森からリーダーとして、仲間としてのコメントがあった。

人数が変わったことにより、必然としてフォーメーションも変わったことも話し、メンバー達で考えたというフォーメーションについて、笑顔で「褒めてください!」とアピールした愛森。また、深夜練での裏話として、愛森と新井が「右回りがどっちなのか(正解は愛森のようだ)」や、「センターに立ちたい(お互いに言っていたようだ)」といった内容で喧嘩のような雰囲気になったことも明かされ、このMC中も間に入っていた橋本が、きっとそのときも間に入り宥めていたのだろうと、容易に想像出来る光景が微笑ましかった。

そしてMC用に流していたBGMが終わっていることに気づき、次の曲の立ち位置へと移動していく。橋本も「elsyは話し出すと長いからね!」と、コメントしていたが、彼女達の軽妙なやり取りはかなり見応えがあると私は思う。新メンバーについて話していくMCだった気もするが、いつのまにか脱線していってしまう点は、いわば彼女達らしさでもあるだろうし、必ず笑いを引き起こしてくれるため、期待して見てしまうファンも多いのではないだろうか。

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筆者のプロフィール

山本 智貴

初めまして、山本智貴です。私自身も芸能活動をしながら「セカイベ」にて様々な芸能関連事業に携わっています。代表より「お前も記事を書け」とお達しがあったため、不慣れではありますが頑張って執筆していきます。是非記事を読んで頂き、感想を頂けたら嬉しいです。

今後現場に足を運ぶ機会増えると思いますので、お気軽にお声がけください!

Twitter:@tomotakakuuun11

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