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【ライブレポート】「WE ARE NOTALL TOUR 2022〜みんな笑って!はい、チーズ!〜」TOUR FINAL!! |22.5.21開催:notall

【ライブレポート】「WE ARE NOTALL TOUR 2022〜みんな笑って!はい、チーズ!〜」TOUR FINAL!! |22.5.21開催:notall

本当のラスト。会場を揺らす程の声で、愛をもって3人を送り出す。

暗くなったステージ上に再度スクリーンが用意され、メンバーに向けたメモリアルメッセージが再生される。音楽プロデューサーや振付師、スタッフなどからの応援メッセージに、メンバーがどれほど愛されていたかを再確認することができた。

アンコールは『We are notall!!!!』からスタート。緑や青の爽やかなライトに照らされて、アレンジされたツアーTシャツを着たメンバーが再登場する。後のMCで明らかになったが、『We are notall!!!!』をライブで披露するのは数年ぶり。久しぶりの曲に、会場もサイリウムで盛り上がりを表現する。

最後のMCパートとなり、ファンの有志の方々からの花束が贈られる。ライブのメイン衣装と同じ真っ白な花束に興奮するメンバーたち。花束を抱きかかえたまま、1人1人の挨拶が始まった。

「私はnotallに入れて、(活動を終了する)3人に出会えて幸せでした」と音井。「わがままを言うと、本当に辞めてほしくないです。本当はもっと一緒に時間を過ごしていたかったけど」と、言葉を詰まらせる。「でも3人の気持ちを尊重して、そして今までの感謝を込めて、今日は送り出したいと思います。健康で幸せになってください」と頭を下げた。このライブの端々で音井のプロ意識の高さが垣間見えたが、それは活動を終了する3人に心配をかけたくないという気持ちの表れだったのだろう。

「まずは、今日(ライブに)足を運んでくれて本当にありがとうございました」とファンへの感謝から挨拶を始めた広山。3人のライブを見たことをきっかけにnotallのオーディションを受けたいと直談判したことも話し、「私の人生の指標はnotallのオリジナルメンバーによって決まってきたと言っても過言ではございません」と記者会見のような改まった口調で続け、客席を少し笑わせる。「本当に不安でいっぱいなの、これからも」と自分の思いを口にした広山。「今日のファイナルで、この2人(広山と音井)に任せていいって思ってもらえるように、本編で泣くの我慢したの。偉いよね?」と涙を見せ、感情を露わにする。「もしnotallに戻りたいって思ったら、もっと最強のnotallを私たちが作って待ってるのでいつでも戻ってきてください」と言葉を続け、notallを背負う覚悟と寂しさの入り混じった、広山らしい挨拶を終わらせた。

既に泣いている田崎は、「正直なことを言うと、なんで私notall辞めるんでしたっけ……」という衝撃的な言葉から挨拶をスタートさせ、会場を笑いと混乱の渦に巻き込む。「私は辛いことがあったら、ライブでみんな(ファン)と会って、メンバーと会って元気を貰ってた。明日からそれが無くなったら私ってどうやって生きていけばいいんですかね」と涙する田崎。notallというグループへの愛が本当に大きかったことが理解できる。残された2人なら絶対大丈夫、と残るメンバーを何度も元気づけた後、一緒に卒業するメンバーの話に。「さとはる(佐藤)となーちゃん(片瀬)は、内気で清楚だった私をここまで変えて……」との言葉に、「内気で清楚だったときなんかあったっけ」「ここでそれ言えるのほんとすごいよ」「最後まで笑い取っていくんですよこの人」と会場中から総ツッコミされる田崎。さらに何度も会場に笑いを巻き起こす発言を繰り返したのち、「明日からはどうなるか分かんないけど、(notallではない)違う形でみんなの笑顔を『守り抜きゆく人』になりたいなって思ってます。notallになれて本当に幸せでした」と、田崎ワールド全開の言葉で挨拶を終えた。

続いて片瀬の挨拶へ。言葉に詰まってしまい、何度もマイクを握り直すも声が出ない片瀬。そこにそっと近付いた広山。片瀬を安心させるために近付いたのかと思いきや、「……(背中の)チャック開いてるよ」と衝撃の一言。会場の張り詰めた空気が一気に緩和され、片瀬が絞り出した「みんながいてよかった」の一言もコミカルな雰囲気に。片瀬がnotallのオーディションを受けた経緯や、その際に感じていた葛藤なども話し、「でもあのときがあったから今私はここにいれるし、私はこの(初期メンバーの)4人だったらいけるっていう自信があった。私、売れる人を見極められる自信があるんです」と、適度にユーモアを挟む。さらに、今日のライブで残る2人なら大丈夫だと確信したとも話し、「悲しいことも辛いこともたくさんあったんですけど、それをかき消すくらい楽しいことの方が多かった。こんなに信頼できる仲間に出会えるんだなと思うと人生の糧だし、メンバーには本当に感謝している」と改めて感謝を口にした。「私が清楚で内気だったんですけど、ライブを通して(私を)明るくさせてくださったのはみなさんのおかげ」と、先程の田崎のコメントを回収することも忘れず、「みんなの薬のような存在になっていきたいです」とこれからの目標も述べて挨拶を締めくくった。

「2人がここでこんなに笑いを取るなんて思ってなかった」と不安そうなのは佐藤。実はこれからのnotallに不安があった、ということを告白し、「でも今の話を聞いて、本当に大丈夫だなって心から思いました」と安心した表情を見せた。長くnotallを引っ張って来たリーダーならではのコメントだ。一緒に卒業する2人への気持ちもコメントしたのち、「私は内気で清楚だったんですけど」とさらに田崎の言葉を回収して会場を笑わせる。「リーダーだから大丈夫だと思われてたかもしれないけど、結構頭で考えてしまうタイプ。ネガティブなことを考えてしまうことも多かったけど、ステージに立っている時は自分が無敵な感じがしました。みんながそう思わせてくれました」と、ファンへの感謝を何度も述べ、「8年間アイドル界に身を置いて、気付いたことがあります。どれだけ大きなステージに立つかよりも、どれだけ大切な人に出会えるかが大事だということです。アイドルとして本当に大切なことを見つけられたと思います。最高のアイドル人生でした」と、これまでのアイドル人生を総括するような言葉で挨拶を終えた。

再開したアンコールライブでは、『水平線』と『きらめけ☆tweet girl!!!』を披露。最後まで涙と笑いに満ちたステージで、会場のボルテージをMAXにしたまま、ライブは終演した。最後に佐藤が「最後に私たちからわがままを言ってもいいでしょうか。どうしてもみんなの声が聴きたいなと思って」と、一言だけコール&レスポンスをすることを提案。メンバー全員がマイクを外して、「やっぱnotallだな~」と問うと、会場から「だな~」という返事が。全員マスクを付けたままであるにもかかわらず、会場を揺らすほどの大きな声に、メンバー全員が驚いた顔をし、次の瞬間、思わずこぼれた涙に顔を見合わせて笑う。全てのライブを締めくくる、印象的なシーンだった。

 

波乱万丈なアイドル人生を経験しながら進んできたnotall。新たなステージに進む3人と、notallを引き継いだメンバーたちから目が離せない。


お知らせ

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LIVE Info

「WE ARE NOTALL TOUR 2022〜みんな笑って!はい、チーズ!〜」TOUR FINAL!!
2022.05.21(Sat.) at サンパール荒川

【セットリスト】
01. Bloom
02. AM6:30
03. 君にDA-DA-DAN
04. ペンギン人間
05. メドレー(恋のスマソークラ / READY GIRL / ミライ地球儀)
06. 蝉時雨
07. あふれゴリラ
08. 蛍火
09. JUST NOW★
10. DREAMIN‘City
11. 2度目のハツコイは存在した
12. my baby,my lover
13. #ハッシュタグはつけられない
14. 白黒つけてよ恋の天下一舞踏会~あーだこーだ言われてもそーだそーだというのがパンダ~
15. 終わらないエチュード
En01. We are notall!!!!
En02. 水平線
En03. きらめけ☆tweet girl!!!

 

notall Info

公式HP
https://www.notall.jp/

Twitter
@si_notall

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筆者のプロフィール

本間 海鳴

フリーライター。脚本・小説なども一生懸命執筆中。アイドルとお酒とお笑いが生きる希望です。

Twitter:@_mazireal_

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