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2019.12.13
【ライブレポート】全国ツアー「ゑんら道中」ファイナル@ 新宿BLAZE『万感の思いを胸に挑んだ新宿BLAZE公演、これまで歩んだ道に間違いなんてなかったーー様々な想いを乗せたゑんらの音楽、パフォーマンスがみんなの心に刻まれていく』:ゑんら
これまでアッパーチューンの連続だったが、ここからは少しトーンの落ちた楽曲を連続で披露することに。まずは美しさ際立つナンバー「キミノセイ」。美麗な、一連の流れるような手の振りに合わせるように奇麗な歌声のハーモニーを3人は奏でていく。サビでは上から下へと手を振っていく。そしてゆっくりとターン。適宜ポジションを変えながら、気持ちの良いパフォーマンスを魅せていく。3人はファルセットを用いながら、持ち前の歌唱ポテンシャルを発揮していた。ファンはそれに酔いしれながら、横ノリをして存分に愉しんでいた。そして間奏の拳を下や横へ勢いよく突き上げる振り。そしてそれを見て、ファンが大きく歓声を飛ばす。間奏後は滝口きららの掛け声『よいよいよい・・・ぐるぐるぐるぐる・・・ぽぽんぽぽん! どんどん・・・・』に合わせて、ファンが踊り始める。こうしてゑんらとファンが更に一つになっていった。最後まで美しく歌い上げ、「キミノセイ」を終えた。
そして次はゑんら初のバラードナンバー「君がいない」を披露。”君”と”僕”の曖昧な関係性を描いた、繊細なナンバーを3人が叙情的に歌い上げる。その佇まいは非常に美しかった。3人はハモリを入れながら、ここでも歌唱力の高さを存分に見せ付けていた。3人の歌声で更にファンは虜に。ゑんらへの想いがどんどん募っていく。
そんなメリハリのあるナンバーの連続から再度MCヘ。
ここでのMCでは改めてメンバーから挨拶、自己紹介がされた。またこれまでの盛況ぶりに大きな拍手が巻き起こった。話題は新衣装について。今までの衣装とは違い、フリフリの衣装となったが、今までのゑんらを世界観を崩さない衣装となっている。またクールなアー写も公開されたので、併せてチェックいただきたい。
そして次の曲を披露することになったが、その前にゑんらからコールを指南。観客と練習してから次の楽曲となった。
次は、12/11にリリースされたアルバム『UKIYO』より、ゑんら史上一番ポップなナンバー「ホラーかわいい」。スタートからポップなメロディーに合わせて激しく体を揺らしていく。<ホラーかわいい>と歌いつつ、”E”を体で作る特徴的な振りを魅せる。そして勢いよく、元気にアクトをするゑんらの3人。<カオス!カオス!ホラかわ!カオス!>とサビに向けてキャッチーな歌詞を絶妙なリズム感で歌い上げていく。
サビでもキュートに手を前へ下げて、活発にダンスしていく。それに呼応するように振りコピをしていく観客。全員がこの曲を通して楽しそうに踊っている姿が見られ、ピースフルな雰囲気が会場を包んでいた。それまでの3人の歌とは見違えるほどキュートな歌声。全力少女Rの舞花が振り付けした、勢いのあるダンス。そしてポップでありながらゑんらの世界観であるホラーテイストへと昇華したサウンド。全てが魅力的で、ゑんらの新しい扉を開けたナンバーとなっている。キュートに歌いつつ、思い切りの良いダンスを魅せていく。間奏では、セリフを述べ、木乃伊みさとが「私に任せなさい!」と言うと、『催眠中』と書かれたフリップを掲げ、睡眠術で使うリングを滝口ひかりの目の前で振り、睡眠へ入るフリを行った。そして<もう うるさい!>と滝口ひかりが述べ、木乃伊みさとを突き飛ばした。このようなコントに近い演出もこの曲の面白さの一つだろう。最後までこの魅惑なナンバーによってフロアが揺れていた。観客はコール、振りコピでゑんらをアシストしていった。<ホラかわいい>と歌いながらアウトロではリズムアップ。どんどん激しい振りとなり、観客を圧倒していく。最後も”E”の文字を作り、終了した。
ライブは中盤に差し掛かったが、更にゑんらはたたみかけていく。
このライブでの9曲目は、ゑんらの楽曲の中で一番ポジティブなナンバー、滝口きらら作詞の「つぼみ」を拳を振りながら、ストレートに感情を表現し、パフォーマンスに反映させていく。10曲目の”青春パンク”のようなアッパーチューン「だいたらぼっち」では、メンバー、ファンとの絆を再確認するように、肩を組んで左右に揺れたり、一緒に大きくジャンプしたりなど、どんどん心を一つにしていた。気持ちの良いサウンドに合わせて、指で星を描く、大きく体を揺らすなど、気持ちの入ったアクトを展開。終盤のリズムダウンするパートでは、バンドによる演奏が止まり、木乃伊みさと、滝口きららがアカペラで強く華麗に歌い上げる。そしてラスサビで勢いが爆発。全員がジャンプしてハートを一つに。3人が中央で手を合わせるなど、ここでも絆を改めて確認していた。このアッパーソングでも大きな盛り上がりを見せていた。
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