神宿:【詳細ライブレポート】全国ツアー 2017-2018 ~はじめまして!神宿です。~ ファイナル@渋谷WWW X 『”神宿”という居場所を、私たちが作ります。』

/神宿:【詳細ライブレポート】全国ツアー 2017-2018 ~はじめまして!神宿です。~ ファイナル@渋谷WWW X 『”神宿”という居場所を、私たちが作ります。』

神宿:【詳細ライブレポート】全国ツアー 2017-2018 ~はじめまして!神宿です。~ ファイナル@渋谷WWW X 『”神宿”という居場所を、私たちが作ります。』

2018年5月3日(木・祝)に神宿が全国ツアーのファイナルを渋谷WWW Xで行った。当全国ツアーは2017年11月から「神が宿る場所〜1000円ライブ」も含め、大阪を皮切りに半年間というロングスパンで開催。多くの都市を周り、60本以上のライブを行うツアーだった。当ライブレポートにも記載するが、メンバーが1本1本違うライブで完成度の高いライブを目指したが故に数多くの涙を流し、泣きながら喧嘩、スタッフとの話し合いなど様々な出来事があったそう。しかしこれだけの期間をかけ、これだけの本数を行った神宿にとっては大きな成長に繋がった。そしてツアーファイナルでは大きな達成感が得られた。最高の景色を見ることができた、と語ったツアーファイナルは圧倒的なパフォーマンスを魅せ、大成功で終了した。今回はその様子をレポートする。尚、ツアーファイナルは2daysで行われ、当レポートは千秋楽公演となる。

ツアーファイナルの会場となった渋谷WWW Xには多くの舁夫(神宿ファンの呼称)が開演前から集まり、会場は満員となっていた。
17:00過ぎ、会場が暗転し、スタートを楽しみにしていた舁夫から大きな歓声が上がった。
メンバーは登場せず、スクリーンが登場、ムービーが流れた。このムービーではメンバーがツアーを通して、様々な地域のファンと触れられて良かった、この本数をこなすことで、壁にぶち当たることがあった、それでもやり遂げた、などとコメント。そしてムービーの最後にはツアーファイナルへの意気込みが語られた。

ムービーが終了すると、OPSEが流れ、観客からは大きなクラップとコールが。そしてメンバーが登場した。

1曲目は5/9に発売される新曲「HAPPY PARTY NIGHT」を披露した。リズミカルな楽曲に合わせて軽やかなダンスを魅せた。楽曲途中の一ノ瀬みかの綺麗なファルセットも非常に効きやすく、会場に響き渡った。観客からは大きなコールが飛び、スタートからエンジンがかかっていた。

2曲目は「C」をモチーフにしたダンスが特徴の「Ultra Cheer」で盛り上がりを掻き立てる。フォーメーション移動が多く、流動的なダンスで見るものを魅了した。また小山ひなの通った歌声や、羽島めい、羽島みき姉妹の綺麗な歌声のハーモニーが会場に響き渡った。

3曲目の「ビ・ビ・ビ♡」では、キュートなダンスが印象的で、4曲目の「Life is やっぱBeautiful!」では、ポップで心が躍るようなビートとダンスで観客を魅了した。美しい手のフリやラインを意識したダンスは、神宿の美しいパフォーマンスの象徴だ。そして楽曲の途中にあるコールアンドレスポンスではメンバーとファンが一緒に叫び、会場を熱くさせていた。

4曲の楽曲披露を終えると、MCに移った。

最初のMCではメンバーがそれぞれ自己紹介を行った。気合いが入っていることも相まって、メンバーは煽りを長くし、観客もそれに合わせて大きい歓声で応えた。羽島めいが「ツアーファイナルだーー!!」と叫び、喜びを爆発させていた。そして「今日が最高の1日になることを誓います!」と宣言し、楽曲披露へと戻った。

5曲目に披露したのは、こちらも5/9に発売される新曲「好きといわせてもらってもいいですか?」。小山ひなのアカペラのイントロからスタートする当楽曲は、しっとりしつつもキラキラしたサウンドが印象的。またメンバーの感情の篭った歌唱と手でハートマークを描くフリなどは、楽曲の持つラブリーな世界観を見事に表現した。美しいパフォーマンスに観客はドキドキしたに違いない。

その後、「あの娘にばれるような・・・」、「僕らは愛を信じている」、「憎しみという名の贈りものはあげない」と続いた。ジャンルが異なるナンバーを交互に披露していくことで、緩急のあるステージを表現し、見ている側にとっても飽きさせない工夫をしていた。
特に「憎しみという名の贈りものはあげない」では、関口なほの楽しそうな表情が光っていた。

再びMCとなった。羽島めいが5曲目で披露した「好きといわせてもらってもいいですか?」の小山のイントロ部分を褒めると、会場からは同意の声が上がった。小山自身は、「恥ずかしいけど気持ちを込めて歌った。届いた?」と聞くと再び同意の声が上がった。

その後、半年という長いスパンのツアーについて羽島めいが振り返り始めた。『半年という長い期間で、己との戦いというのが大きかった。自分にとっての壁にぶち当たることがあって、何回か負けそうになった。でもそういうのをぶち壊して、今日はこのステージに立っている。でも今日も自分の中で邪魔する自分もいる。自分に立ち向かっている自分がいる。ただ、ここにいるファンと、メンバー5人で自分自身に打ち勝って行きたいと思っている。みんなの中にある”自分自身”に打ち勝っていきましょう。』と熱く語り、ファンからは大きな拍手が巻き起こった。

そして次の「カムチャッカ・アドベンチャー」のコールがされた。イントロは少し暗いサウンドに対し、Aメロではリズミカル、Bメロではゆったりとしたメロディー、サビでまた変化・・・などと、転調が多く、複雑な構造の楽曲であるが、それを楽しむようにうまく切り替えてパフォーマンスできるのは、神宿のメンバーが素晴らしいアビリティを持ち合わせているからだろう。舁夫もしっかりと理解しており、楽曲に合わせてコールを送り、パフォーマンスをアシストしていた。

そしてギターロック調のサウンドと力強い歌声ダンスが特徴だった「限界突破フィロソフィ」、電子音とマイクの歌声を加工し、テクノポップ楽曲の「ぱらしゅ〜と☆らぶ」と続いた。ここでもタイプの違う楽曲の披露に再度、神宿の凄みを感じた。観客もサイリウムを大きく振り、会場は色とりどりで鮮やかに光っていた。非常に綺麗な光景だった。

ここでも再度MCを挟み、後半戦へと進んだ。グループ紹介的な楽曲「原宿戦隊!神宿レンジャー」、うさぎが跳ぶ真似のフリなどが非常にキュートだった「はじまりの鐘を鳴らせ」、疾走感溢れ、盛り上がりを助長する「Action!」、連携の良いダンスが見事だった「必殺!超神宿旋風」、面白い歌詞の繰り返しがキャッチーで、神宿の良さが前面に出た「全開!神宿ワールド」、タオルを振り回す爽快なナンバー「Summer Dream」と続いた。連続のパフォーマンスに観客も大きなコールで応え、会場は高い熱が帯びていた。そして本編も終盤となった。

最後のMCでの最初では「今日は本当にすごい。まさかこんな景色が見れるなんて思っていなかった。」と感慨深くコメントした。その後、一人一人、ツアーの感想を述べていった。
羽島みき→関口なほ→一ノ瀬みか→小山ひな→羽島めいと続いていく。

羽島みき「約半年間走り続けてきた訳なんですけど、最初、半年かけて全国を回っていくと聞いた時に、正直、いろんな意味で『マジか』と思った。神宿のことを考えなきゃいけないのに、自分自身のことも考えちゃって、不安もあり、迷惑もかけちゃうなって思って心配だったんですけど、ここまで頑張ってこれました。神宿のメンバーじゃなかったら、最後まで来れなかったし、舁夫さんの応援があったから、ここまで来れたと思います。みんなライブハウスツアーから表情が変わったね、って言ってくれてしっかり見てくれてるんだなって思いました。そしてもっと期待に応えていきたいなって強く思いました。これからも羽島みき、神宿の応援お願いします。」

関口なほ「今回の全国ツアーは半年間、いろいろな地方を回ってきて、長かったのか短かったのか、いろんなことがありすぎてどう言えば良いか分からないんですけど、確実に言えるのは、ここまで来れたのは、舁夫さんが会いに来てくれたり、メンバー、プロデューサー、スタッフ、いろんな方が私たちのために時間を削ってくれていて。今一番伝えたいのは”感謝”です。落ち込んで『無理だ』って思ったこともあったけど、こうしてファイナルを迎えることができて、今すごくホッとしています。19年間の人生の中で、一番濃い半年間を過ごしたなって思います。ファイナルを迎えられて、みんなで笑顔になれたことが私にとって”自信”に変わりました。これからもいろんな壁とかあると思うけど、神宿はこの5人で、舁夫さんも居てくれるの頑張れます。本日は本当にありがとうございました。」

一ノ瀬みか「ここにいる人はいろんなことを積み重ねて、来てくださった方だと思います。今日の日のためにツアー回れなかったけど、一生懸命貯金して、今日来たよって方とかも居ますし、ツアーに来て下った方も、夜行バスなどで移動して一緒に着いて来てくれた方もいっぱいいらっしゃったと思います。本当に私たちは感謝しなきゃいけないと思います。私がこうして前を向いて立てるのは、紛れもなく、ここにいる皆さんのおかげです。ツアーの最中では、ホテルで泣きながら喧嘩をした時もありました。それは本当に大成功させたかったから。私たちも色々あるけど、来ている皆さんはもっと色々なことがあると思います。その中で、私たちのライブを見て笑顔になってくれることが、私にとっては使命を感じます。私の生きている使命を感じます。また着いて来て下さったスタッフの方にも散々怒られたけど、それはもっと良くしていこうって言う意味も込めて、私たちのためだけに頑張ってくれました。私たちに皆さんがして下さってる拍手はそういう裏で支えてくれたスタッフさんに向けての拍手だと思います。そのおかげで私たちは立っているんです。全てはあなたのおかげで私たちはここに立っています。ツアーファイナル、全部やり遂げてここに立っています。

これからどうしたらいいだろう、と私は考えます。なぜなら私は”神宿のセンター”であり、”一ノ瀬みか”だから。常に前を向いていなければいけないんです。どんなにメンバーが悩んでても、どんなに挫けそうな子がいても私が前を向いてないと、誰も足を踏み出せないんです。でもそれはみんな、私のことを信じてくれているから。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今まで応援してきてくださった方、そしてこれからも楽しいよなって言ってくださる方々、全ての人に対して、感謝の気持ちでいっぱいです。こんなところで泣いてしまって、前を向くとか言っている私ですが、どうか私が、神宿が、前を向けるように支えてください。みんなのこと支えてやってください。半年間という長いツアー、お世話になりました。ありがとうございました。」

小山ひな「メンバーも言っている通り、半年間、私たちにとって初めてこんなに長いツアーをやらせていただいて。今思えばあっという間って言えるかもしれないけど、振り返ってみたら本当に色々なことがありました。私はあまり自分の感情を表に出しません。それでメンバーを傷つけてしまったこともあります。だけど、それを全部受け止めてくれたメンバーがいるから私はここに立っていられます。私たちは自分から基本的にはみんなに会いに行くことができません。だけど、みんなの声が集まって、全国ツアーという大きなツアーをやらせて頂けることになって、みんなに会いに行くことができるようになって、私はすごく嬉しい。このツアー乗り越えられるかも分からなかった時期もあります。だけど、ここにいる5人とここにいるみんなの前にツアーファイナルとして立たせて頂いたことが本当に嬉しいです。これからも神宿のストーリーは続いていきます。絶対に立ち止まりません。だからこれからも小山ひなと神宿メンバー全員、ずっと宜しくお願いします。本日はありがとうございました。」

羽島めい「今回のツアーで、どれだけ泣いたか分かりません。めちゃくちゃ泣きました。悔し涙も、嬉し涙も、すごい流してきました。悔しいことも沢山あったけど、嬉し涙の方が圧倒的に多かったです。私は神宿を始める前、居場所がなかったです。生きてていいのかなとか、すごい悩んだりもしてたんですけど。私にはサッカーしかなくて。それも失った時に神宿に出会いました。そして今回のツアーで、沢山の人に出会いました。神宿が、みんなが、私に生きる居場所を作ってくれました。だから神宿始めてからはずっと生きてて良かったなって噛み締めて過ごしてきました。こんなに好きだって、みんなに愛されるって、言われたことも思われたこともなくて、沢山沢山、みんなから愛情をもらって、本当に幸せ者だなって思います。きっと今回のツアーでも、今まで出会ってきた人達も偶然じゃないんだろうなって思います。偶然でもなくて、一つの線で、一つの円でみんな、出会うべくして出会った仲間たちです。みんなきっと、色々な思いで人生を送っていると思います。
みんなが私たちに居場所をくれたように、みんなの居場所はちゃんとここにあります。私たちが皆さんの居場所になります。だから、悲しいとか、悩むとかそんなことは人生でいっぱいあると思うけど、思い詰めないで下さい。ここに来たら全部、私たちが吹き飛ばしてあげます。いつだって私たちがみんなの味方であります。ひとりぼっちじゃないです。私たちがみんなついています。だからそのことをどうか忘れないで下さい。みんな今日は来てくれてありがとうございました。」

メンバーはツアーを通した感想や、今の心境、そして神宿のあるべき姿・今後を涙ながらに語った。その思いの強さに心が打たれた。メンバー全員の神宿にかける思いが十二分に伝わってきた。そんな素晴らしい言葉だった。

そして本編最後は、「今まで出会ってきたみんなのために歌います」と宣言し、しっとりながら力強く「星空帰り道」を披露した。こうして本編は終了した。

メンバーがステージから去るとすぐにアンコールがされた。数分後、再びスクリーンが登場。神宿からお知らせがされた。
関西ツアーを行うことが発表され、会場から大きな声援が沸き上がった。
メンバーが再登場し、関西ツアーのことを改めて報告した。
関西でも”ライブという試合に負けない、爪痕を残して東京に戻ってくる”と高々に宣言した。そのメンバーの力強い顔つき、関西ツアーも非常に期待が持てることだろう。

アンコール1曲目は「ミライノウタ」を披露。神宿メンバーの思いを歌詞にした楽曲は、これからの意気込みを改めて代弁した。そしてこのツアーを完走した今の彼女たちが歌うと説得力が増したように思えた。このツアーを通して、成長し、強くなった証拠だろう。

そして素晴らしいライブとなった、ツアーファイナルも神宿の頭文字が表題となった「KMYD」で終了した。最後の最後まで熱量が落ちず、素晴らしいパフォーマンスを見せた。観客もツアーの完走を噛みしめるように、最後まで大きな声援を送り、余韻を残しつつ、ツアーファイナルは終了した。

多くのライブ本数をこなし、辛いことも、嬉しいことも沢山あった長いツアーは渋谷の地で大成功を収め、終了した。今回のツアーで彼女たちはひと周りもふた周りも成長したことだろう。そして今のメンバー、スタッフ、そして舁夫の大切さを改めて確認した。この経験は非常に重要であり、今後に大きく繋がるはずだ。

~はじめまして!神宿です。~
このツアータイトルは全国に挨拶するという意味であることは間違いないが、その他にも成長し生まれ変わった、神宿のリスタートという意味合いも含まれているのかもしれない。彼女たちはこの経験を持って更に上のステージを目指す。更に躍進し続ける。全員にとって神宿と言う唯一無二の素晴らしい場所をつくってくれると信じている。”私たちの居場所は神宿だ” その言葉が多くの人の口から発せられるまでにはそんなに時間はかからないかもしれない。そんな日を心より楽しみにしている。

(取材・文:セカイベ編集部 石山 喜将 / 写真:藤巻祐介)

【セットリスト】

1.HAPPY PARTY NIGHT
2.Ultra Cheer
3.ビ・ビ・ビ♡
4.Life is やっぱBeautiful!
MC
5.好きといわせてもらってもいいですか?
6.あの娘にばれるような・・・
7.僕らは愛を信じている
8.憎しみという名の贈りものはあげない
MC
9.カムチャッカ・アドベンチャー
10.限界突破フィロソフィ
11.ぱらしゅ〜と☆らぶ
MC
12.原宿戦隊!神宿レンジャー
13.はじまりの鐘を鳴らせ
14.Action!
15.必殺!超神宿旋風
16.全開!神宿ワールド
17.Summer Dream
MC
18.星空帰り道

-EC-
19.ミライノウタ
20.KMYD

【フォトギャラリー(全51枚)】

『<』、『>』ボタンで写真の切り替えを行うことができます

2018-05-07T14:41:07+00:002018年 5月 7日|グループ情報, ライブ・イベント情報, 神宿|