10月21(土)に毎月恒例となっている、SHIBUYA SPARKLE BOX! supported by CHEERZ #7が開催された。多くの個性的なアイドルグループが出演し、会場は大きな盛り上がりを見せた。
今回は特に印象的であったグループをピックアップし、紹介する。是非とも当ライブレポートを読み、参考にして頂きたい。

なめんなよ!原宿

セットリスト
SE
1.走り出したら
MC
2.ウォーターハイライト
3.ざけんなよ

ミステリアスで壮大なメロディーから激しい電子音が流れるSEと共に「なめんなよいくぞー!」とメンバーの掛け声と共にメンバーが一人ずつ登場。曲名の「走り出したら」にかけてクラウチングスタートのポーズを取り、そこから盛大にジャンプし、彼女たち3人のステージは始まった。
ポップで元気になれるような曲調からパラパラのようなリズムカルで踊りたくなるような楽曲が特徴的で、3人のテンポの良いダンスもリズミカルな楽曲に非常にマッチしていた。熱量のある歌唱と一人一人の個性溢れるダンスは非常に迫力があり、楽曲の表現力が長けている印象だった。非常に注目度の高いグループだ。

TJ(トーンジュエル)

セットリスト
OPSE
1.ブリリアント・ワールド
MC
2.ネバーランド
3.曖昧コントラスト
MC

爽やかでキラキラと音が鳴るSEとカラフルな照明が相まって宝石のような煌めきを放ちながら、登場したTJ(トーンジュエル)。青一色の光沢があるドレスと左手に指輪型ライトをつけていたのが印象的だった。王道のコード感と程よく電子音が混じり合った楽曲は非常に聴きやすく、3人の歌声のハーモニーにぴったりとマッチしていた。3人の息の合ったダンスも輝きを見せ、楽曲に華を添えていた。この日は珍しくハンドマイクでのパフォーマンスで合ったが、不慣れさを感じさせない質の高いしないパフォーマンスだった。一人一人のスキルの高さはもちろんのこと、3人の個性が混じり合ったグループとしてのパフォーマンスの高さにも注目したい。ポテンシャルの高さは今後、より広く世間に伝わっていくことは間違いないだろう。

追憶のモノクローム

セットリスト
1.仮面舞踏会
2.感傷Vortex
3.白昼夢
4.ノンフィクションアイドル

白のセーラー服に黒と白のギンガムチェックのスカートを身に纏った4人。ミステリアスな雰囲気で転調を繰り返すメロディーは非常に聞き応えがあった。1曲目の「仮面舞踏会」ではタイトルの通り、ダークな雰囲気で踊り明かす様子が見事に表現されていた。間奏では客席に降り、社交ダンスのように観客と踊り楽曲の表現を高めていた。変拍子や転調を繰り返すメロディーの中にシャウトや激しいギターソロが折り込まれた楽曲はまさにラウド系ロックだった。縦横無尽にステージを駆け巡り力強く踊る様子と前述の楽曲雰囲気と混ざり合い、クールで臨場感の溢れるパフォーマンスを作り上げていた。本格的なロック楽曲と彼女たちの持つ表現力の高さにグッと来る方も多いだろう。

ピイシーズ

セットリスト
1.マタントラベラー
2.全開ドリーマー
MC
4.super duper girl~生涯アイドル宣言~

カラフルな衣装を纏ったピイシーズは、宮城県仙台市発の3人グループだ。色とりどりのスカートにレースが部分的にあしらわれた衣装は、インパクトが大きかった。そして3人の高い歌唱力とアイドル楽曲王道のコード進行、そして聴く人を元気付ける前向きな歌詞は、見た目のインパクトに負けないほどの完成度があり衝撃的だった。特に歌声に関しては、全員がビブラート、ファルセットを綺麗に使いこなし、聞き応えのあるライブ感を演出していた。ダンスに関しても、際立ってキレがあることはもちろん、3人が流動的にポジションチェンジする様子は見応えがある。4曲目「super duper girl~生涯アイドル宣言~」ではファンがコールを打てるポイントもあり、ライブで盛り上がりは必至の一曲だ。実力が詰まった彼女たちのパフォーマンスは今後、各所で反響を呼ぶに違いない。

Electric Girl

セットリスト
SE
1.夏恋Sequence
2.∞Diver
MC
3.キボウノウタ

激しいロック調のSEにラップとダンスを挟みつつクールに登場。1曲目「夏恋Sequence」では存分に”夏らしさ”を感じさせてくれる爽やかなメロディーでありつつも、随所でラップを挟み、彼女たちらしさを存分に発揮する工夫が凝らされていた。またタオルを振り回す様子は楽曲の盛り上がりを助長し、野外フェスで聞きたくなるようなダイナミックで熱量のある楽曲だった。3人とも歌唱力が高く、会場全体に響き渡る歌声は迫力があった。この日披露された楽曲はクールな曲が多く、彼女たちの雰囲気に非常にマッチしていた。「Electric Girl」ではその名に恥じない、”電気が走る”ような格好良さと痺れるパフォーマンスが披露された。この感覚を感じたい方は是非とも一度ライブに足を運んで頂きたい。

桜花爛漫

セットリスト
1.WEEKEND
2.WAKANNAI
3.桜花の物語
4.ソラノイロ
MC

桜花爛漫のステージはノリの良いイントロから始まる「WEEKEND」でスタートした。週末を楽しみに待つ人達に向けた歌詞が印象的な一曲だ。日常生活に疲れを感じている方には、是非聞いてみて頂きたい。ステージでは弾けた様子を見せつつ、随所で一体感と抑揚のあるパフォーマンスを行なっていた。「WEEKEND」はソロパートが多く、メンバー3人の個性が際立ち、桜花爛漫らしさを存分に楽しめる1曲である。

アップテンポな曲が続くなか、「桜花の物語」ではファンを煽り、ファンも一層大きなコールで応え、会場はさらに大きな盛り上がりをみせた。熱い声援に呼応するように、彼女たちも力強い歌声とパワフルなダンスで応えた。質の高いパフォーマンスは彼女たちが今まで多くのステージを重ねてきた経験の賜物だろう。

一曲一曲、歌詞が表現する意味の深さを丁寧に歌い上げ、楽曲の世界観を的確に表現した3人の姿は、桜花爛漫が歩んでゆくであろう「正統派アイドル」としての明るい未来が垣間見えた。

CHERRY GIRL PROJECT

セットリスト
SE
1.TIME
2.baby 灼熱の太陽
3.LOVEドッきゅん
MC

手拍子で迎えられたCHERRY GIRL PROJECTは赤と黒を基調としたクールな印象の衣装を身に纏い登場した。1曲目の「TIME」では、ミステリアスなメロディーラインに合わせメンバー5人が幾重にも重なるハーモニーを披露し、観客を瞬く間に虜にした。5人のシンクロ率の高いダンスも特徴的で楽曲のミステリアスな雰囲気に非常にマッチしていた。2曲目の「baby 灼熱の太陽」も非常にクールなナンバーで歌詞にもあるように「情熱」を感じられたステージだった。3曲目の「LOVE ドッきゅん」はクールさがありつつも、ライブで盛り上がる要素が盛り込まれており、会場もコールなどで熱狂に包まれていた。ステージを通して、様々な手法を見せる彼女たちの器用さが随所で際立っており、終始彼女たちのライブは見応えがあった。

ブルートリップ.

セットリスト
1.どうにも止まらない
2.あのコは高画質
MC
3.フレンズ
4.アンタの友達じゃない

ブルートリップ.はノスタルジックサウンドを届ける3人組ガールズユニットだ。1曲目はカバーとなる「どうにも止まらない」。彼女たちの歌唱力を存分に活かしたパフォーマンスはカバー楽曲でも違和感なくしっかりと完成形として成立していた。彼女たちの歌声はノスタルジックサウンドを届けるには抜群で、会場に大きく響き渡り迫力があった。また3曲目カバーの「フレンズ」でマイクを使わず歌いあげる部分は圧巻で、声量と歌声の綺麗さがなければできないことだろう。全体を通し彼女たちのパフォーマンスは非常に魅力的で、全曲ノスタルジックサウンドにマッチしていた。
今後もその歌唱力を武器にノスタルジックサウンドを広く届けていくことだろう。

ユイガドクソン

セットリスト
1.TRY
MC
2.キミイロ帰り道
3.Never End
4.夢幻泡影

大きな手拍子とドラム音が目立つSEに合わせメンバーが歌いながら登場。この日はハロウィンに近いこともあり、赤のメイド服を身にまとい、いつものクールなイメージの「ユイガドクソン」とは違うキュートな印象の衣装だった。
1曲目「TRY」からキュートで表情豊かな様子が際立っており、観客もコールとクラップで会場を盛り上げていた。終始心に響く高い歌唱力とポテンシャルの高いダンスで観客を魅了し、「キミイロ帰り道」ではミドルテンポに乗せて少しの切なさと恋心をうまく表現していた。シンクロ率の高いダンスは非常に見応えがあった。
「夢幻泡影」では前曲のメロディーとは違い、電子音が混ざった中国民族音楽のような部分や、リズムが奇抜なパートがあるなど、他の楽曲とはまた一味違った印象を受けた。メッセージ性の強いナンバーがある一方で、クールさが際立つ楽曲などもあり、幅広い楽曲表現を持ち、器用にこなす彼女たちの実力は本物だ。3周年を迎える「ユイガドクソン」がこれから更にどのように発展していくか、注視していきたい。

異国のパルピダンテ

セットリスト
SE
1.エルドラド
2.胸騒ぎ
3.革命
4.シンパシー
MC

オルゴール音を基調としたミステリアスなSEが流れ、観客の歓声と共にメンバーが登場した。ボーダーのスカートに様々な柄が入った制服姿の衣装を着たメンバーは、1曲目に「エルドラド」を披露した。こちらも少しミステリアスさを感じるメロディーに乗せ、魅惑的な歌声を披露した。5人の重なり合うハーモニーが非常に綺麗で、流動的なダンスは迫力があった。途中で転調やシャウトがあるなど、1曲の中にも面白さが詰まっていた。手拍子やコールをするポイントもあり、会場は盛り上がりを見せた。どの曲もメロディーラインに面白さがあり、良いグルーヴを感じさせてくれた。人形のように踊るダンスや楽曲の良さは随一で、非常に見応えのあるステージだった。最後に見せた「シンパシー」は王道のメロディーでポップな楽曲だった。キュートに踊る姿も見せ、パフォーマンスの幅広さを感じさせた。多種多様の楽曲と彼女たちの個性がありつつも全体で見てもまとまっているダンスや歌唱力は高い実力を持ち合わせているからだ。是非とも楽曲も聞いて、実際に足を運んでステージを見て頂きたい。満足度の高いパフォーマンスを見ることができるだろう。

文:セカイベ編集部 石山 喜将 / 平田 桂樹
写真:平田 桂樹