notall(ノタル):【ライブレポート】notall 7th ANNIVERSARY LIVE SUPER FORCE HEROES ーもしキミを救えるならー

notall(ノタル):【ライブレポート】notall 7th ANNIVERSARY LIVE SUPER FORCE HEROES ーもしキミを救えるならー

notallは佐藤遥、片瀬成美、田崎礼奈、有村莉彩、広山楓、音井結衣の6人で活動している。「世界のみんなと一緒に育てる、次世代型ソーシャルアイドル」をコンセプトに、グループ名から衣装デザインまでを公募し、みんなでプロデュースしてきたという。

2014年6月にデビューした彼女たちは今年で7周年を迎えた。今回はそんな彼女たちが7月4日に神田明神ホールにて開催した、記念すべき7周年ライブ「notall 7th ANNIVERSARY LIVE SUPER FORCE HEROES ーもしキミを救えるならー」の様子をお伝えしたい。

【notall】

佐藤 遥

片瀬 成美

田崎 礼奈

有村 莉彩

広山 楓

音井 結衣

当日の天候は雨だった。傘を畳んで入場を楽しみに待つファンの姿。そしてその隣には神田明神の二の宮であるえびす様のご尊像がある。海の幸を象徴する神様であるらしく、その周りを大きな波と魚たちが囲んでいる。まるで7周年を祝福してくれているように、空から降る雨にもなんだか神様の気配を感じられる。心なしか、海の匂いが鼻をかすめたような気がした。

開演時間が迫ってくると、メンバーによる影アナウンスが会場に流れた。所々笑いも交えながら注意事項を伝えるメンバー。開演前にも関わらず、ファンを楽しませようという気遣いが見られた。

そしてBGMが止み、開演。と思いきや、寸劇がスタート。notallならぬ、ライブを乗っ取る悪役「ノトル」が登場する。すると「そこまでよ!」という声とともに、メンバーたちも続々とステージ横から登場。タイトルにもある通り、マントを纏いヒーローに扮したメンバーが、必殺技を繰り出して悪役を倒していく。

ここで、メンバーの個性がそれぞれの必殺技に出ていて面白かったので、ひとりずつ紹介していく。ハルカ・デシベル(佐藤遥)はMCで鍛えたトーク力を強みに「仕切りボイス」で相手のペースを奪う。ナルミ・ビークリア(片瀬成美)は相手の考えていることを読み取る「透明ビーム」。タサキング・オブ・コント(田崎礼奈)は一発ギャグ「田崎ショック」で時を止める。リサ・レインボー(有村莉彩)は7カウント目のポーズを真似させる「七色ダンス」。ユイ・バイリンドル(音井結衣)はキュートな笑顔で倒す「微笑み爆弾」。カエデ・グラマラス(広山楓)は「ポーズシールド」で攻撃を跳ね返す。

次々にノトルを倒していくメンバー。だが、ノトルが観客席を指差して「あ、田崎のお父さんだ」と言い、メンバーが気を取られているうちに逃げられてしまう。寸劇とはいえ、真面目に田崎の父を探すメンバーに笑いが起きる。そんなこんなでトドメは刺せなかったものの、一件落着ということでライブがスタートだ。

スモークとともに、1曲目である「DREAMIN’ City」が始まる。爽快感のあるチューンに合わせて、手拍子が会場に響く。光が差すような白い照明の下で、メンバーがターンする度に揺れるマントが映えていた。

続いて「AM6:30」を披露。イントロでは佐藤が「最高の1日にしましょう!」と盛り上げる。拳を突き上げるメンバーと一緒に、ファンもペンライトを振り上げる。元気いっぱいにジャンプするメンバー。途中、端にある配信ライブのカメラに向かって全速力で走って行った田崎がステージから落ちそうになるほどだった。

3曲目にはライブの定番曲である「my baby, my lover」。 可愛らしい歌詞に合わせてステップを踏むメンバー。特に落ちサビで観客席に手を振る片瀬はまさに付き合いたての恋人のようだった。

ここでMCと自己紹介が入る。今回のライブチケットの完売御礼とともに、メンバーから一言ずつ感謝を述べた。広山は「7年も続くグループに入れて嬉しい。50年も100年もお祝いしたい」と話す。片瀬は「神様のもとで見守られながら、今日は最高のライブにしたい」と述べた。有村は「コロナ禍でも応援の電波を届けてくれたファンのみんながヒーローだった。今日は私たちがヒーローになりたい」と意気込みを伝えた。

「私は皆さんが今見ているその『先』を見れます!皆さんも、『先』見たいですか?」という田崎の曲振りとともに、「その先へ」を披露。ステージに一列になり「叫べばいい、叫べばいい」と力強く歌うメンバー。有村が先ほどのMCでもコロナ禍についても触れていたが、彼女たちを照らすバックライトの中に、未来や希望といった輝くものが見えた気がした。

5曲目にはギターロック「蛍火」。今度は青いライトに包まれ、感情を込めて歌い上げた。じっくりと聴き入ることが出来る一曲だ。「帰り道はいらない 僕だけの可能性信じてる」という歌詞には、アイドルとして走り抜けてきたメンバーの気持ちも込められているのかもしれない。

続いて有村の「ハッピーな1日にしようね!」という言葉とともに始まった「HappyDays」。今度はポップな曲に入っていく。クラップやジャンプなどを交えながら、ペアで楽しそうに踊るメンバーに、会場にも笑顔が溢れる。

そして7曲目には「君にDA-DA-DAN」。アイドルステップやペアでハートを作る振りなど、アイドル全開のかわいい楽曲が続く。手を伸ばして引く振りのサビに、観客席からも手が伸びる。ステージの上にいる彼女たちとの距離が縮まっては離れていくその度に、切なさやときめきを帯びた恋の駆け引きを連想させる一曲だ。アウトロで田崎が「大好きだよー!」と観客席に叫ぶ姿も見られた。

ここで2度目のMCが入る。片瀬の必殺技について再度触れながら、ファンの心を読み、「今から片瀬推しになりたいと思いましたね?」と推し変をさせて笑いをとる一面もあった。すると今度はサイレンが会場に鳴り響き、ノトルが反撃をしにやってきた。観客席に向かって、後で全く関係のない曲を流すから手拍子をするようにと伝え、再び去っていく。

そしてライブへ突入。前曲とは打って変わり、大人な雰囲気の楽曲「2度目のハツコイは存在した」を披露。会場の雰囲気がガラッと変わる。スカートを持つダンスや、「2度目のハツコイ」に合わせてピースサインを上から下ろしていく振りが印象的だった。

続いて初披露の「電光石火ちょうだい」。こちらも大人な雰囲気のディスコ調で、メンバーが軽やかにステップを踏んでいく。ハモリも綺麗で心地よく、ここでも歌唱力の高さを再確認する。サビのダンスは、掌を頭の上で広げて光らせるような振りで、初披露ながらファンも一緒に振りコピをして楽しむ姿が見られた。

ここで再びMCを挟む。メンバーが7周年ライブを行うにあたってのそれぞれの想いを伝えた。片瀬は「同じ時期に始めたアイドルがいなくなっていった中で、その分想いを継いでやっていかないとという想いもあった」と話す。佐藤は「みんなを笑顔にできるヒーローとして、これからも頑張っていきたい」と改めて決意を述べた。

そして、音井の「8周年もそれ以降も、羽ばたいていく私たちを見守ってください!」という曲振りで、「ペンギン人間」へ。「ペンギンだって人間だって飛べない翼を持ってるんだ」とキャッチーなサビが印象的だ。途中、広山が感極まって泣き出すシーンも見られた。「We are notell!」と笑顔で歌う彼女たちに固い絆が見て取れる。

続いて11曲目は「Don’t Give Up!」。イントロで中心から左右に広がるダンスに、彼女たちがこれから進む新しいステージの幕開けを連想させる。一見、前曲の「ペンギン人間」とは脈絡がないように感じるが、この曲にも「今飛び立つよ」という歌詞があるように、グループの飛躍を願ってのこの曲順なのだろう。「あの日見た景色」「約束の場所」という歌詞は、まるで今日のために用意された曲かのように、7周年の重みとここまで続いてきた歴史を感じさせる。

そして「the Present」。アップテンポで爽やかな一曲を披露。走り出すように力強く脚を上げるダンスが印象的だった。ここでも一歩一歩踏みしめてきた7年を思わせる。

勢いはそのまま、メンバーがクラップと煽りを交えながら次の楽曲へ。「#ハッシュタグはつけられない」。ギターリフから始まり、軽快でスピード感のあるサウンドが会場に響き渡る。サビで大きくジャンプをするメンバーの笑顔が輝いていた。佐藤が「最高ー!」と叫ぶ。眩いスポットライトのその何倍も強い、メンバーからの熱量が伝わってくる一曲だった。

ここでラストスパートに突入。「Oh! She know it all」とタイトルコールをした瞬間、なんと流れてきたのは「We Will Rock You」。ノトルの反撃だ。しかし、ヒーローnotallたちがそれぞれの必殺技を合わせて闘う。ノトルの弱点である光を集めようと、観客席のファンたちが一斉にペンライトを光らせる場面もあった。(ここで倒されたノトルだったが、始終完璧な寸劇を見せてくれた役者たちの演技力に拍手を送りたい。)

こうしてライブを取り戻した彼女たち。衣装チェンジをしようとした瞬間、今度はファンから花束のサプライズが。会場は暖かい拍手に包まれた。台本に無い展開に、メンバーは驚きながらも喜んで花束を受け取った。

そして「これからも、私たちは歌い続ける!」と全員でのタイトルコールで、今度こそ「Oh! She know it all」へ。アップテンポな一曲を披露した。全編英詞の歌詞だが、なんとなく日本語に聞こえてくる空耳ソングだ。ここで待ってましたとばかりに英語が堪能な音井がセンターで輝く。途中メンバーが歌いながら笑い声が漏れる場面も見られ、会場は盛り上がりに包まれた。

続いて15曲目には「白黒つけてよ恋の天下一舞踏会 あーだこーだ言われてもそーだそーだというのがパンダ」。間奏での左右に大移動するダンスは、今後スタンディングでのライブに戻った時に更に盛り上がること間違いなしだ。今回は着席でのライブであったが、楽しそうに踊るメンバーに、観客席にも笑顔が溢れた。間奏では音井がバズーカで観客席にサインボールを打ち込むシーンもあり、お祭りのような楽しさが会場に広がる。

そして、いよいよ残すところ最後の一曲となった。すると、ここで「水平線」をアカペラでの披露。会場に響き渡るメンバーの感情のこもった歌声に、思わず涙ぐむファンも。会場はクライマックスに達する。手を伸ばして水平線を描く振り。その指先は真っ直ぐ観客席を指す。その瞬間、銀テープが会場に降り注いだ。視界いっぱいに広がるキラキラの景色は、アイドルnotallにとって間違いなく大切な1ページだ。心の中でシャッターを切った。

7年間、どんな時もポジティブな楽曲とともに光を見せ続けてきた彼女たち。これまでの歴史を胸に抱き、これからもファンとともに進んでいく。6人のヒーローたちは今後どんな壁にぶつかったとしても心配ない。きっと乗り越えて、その先に素敵な景色を見せてくれるだろう。

文:あすか

notall 7th ANNIVERSARY LIVE SUPER FORCE HEROES ーもしキミを救えるならー
2021.7.4(Sun). at 神田明神ホール

【セットリスト】
01. DREAMIN’ City
02. AM6:30
03. my baby, my lover
04. その先へ
05. 蛍火
06. HappyDays
07. 君にDA-DA-DAN
08. 2度目のハツコイは存在した
09. 電光石火ちょうだい
10. ペンギン人間
11. Don’t Give Up!
12. the Present
13. #ハッシュタグはつけられない
14. Oh! She know it all
15. 白黒つけてよ恋の天下一舞踏会 あーだこーだ言われてもそーだそーだというのがパンダ
16. 水平線

■notall オフィシャルHP
https://www.notall.jp/

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■メンバー
佐藤 遥
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片瀬 成美
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田崎 礼奈
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有村 莉彩
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広山 楓
Twitter:@KaedeHiroyama
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音井 結衣
Twitter:@otoi_yui_19
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2021-07-06T12:19:52+09:002021年 7月 6日|Categories: notall, ライブレポート|