ゑんら:【インタビュー】「妖怪ディスコ」について解説、1万枚チャレンジについて言及&今後の展望『今回、必要最低限の数字をクリアし、アニメタイアップなどの目標を掴み取るという、綺麗なストーリーを作り上げて行きます。』

ゑんら:【インタビュー】「妖怪ディスコ」について解説、1万枚チャレンジについて言及&今後の展望『今回、必要最低限の数字をクリアし、アニメタイアップなどの目標を掴み取るという、綺麗なストーリーを作り上げて行きます。』

木乃伊みさと、滝口ひかり、滝口きららの3人組、完全セルフプロデュースグループの『ゑんら』。この3人は4/24にニューシングル「妖怪ディスコ」を、グループ初の全国流通盤としてリリースする。3/2の渋谷WWW Xのワンマンライブにて発表された、シングル「妖怪ディスコ」を3ヶ月で10,000枚販売できればツアーファイナルを新宿BLAZEにて開催、できなければ解散という『1万枚チャレンジ』と題した、驚愕のミッションを自身に課した。これだけを聞くと、捨て身のような挑戦に思えるかもしれない。そしてどうしても今のアイドル業界のことを考えると”解散”という文字に敏感になってしまい、フォーカスが向いてしまっている現状だ。しかし彼女たちにとってこれは単なる数字でしかなく、本来の目的とは全く異なるものだった。彼女たちはもっと遠くのビジョンを見ており、改めて3人の凄みを感じることができた。ぜひこの記事を読んで、そんな勘違いや誤解を解き、彼女たちの考え、ビジョンに触れて頂きたい。また今回リリースする、「妖怪ディスコ」「つぼみ」はそれぞれが非常に盛り上がる素晴らしい楽曲であり、対比しても面白いほど、ジャンルも、世界観も違うものになっている。このインタビューではシングル楽曲の解説もしてもらった。このシングルから、ゑんらの楽曲の魅力を知って頂きたい。このインタビューでは更に今後の展望やおまけの「ゑんらから見る今のアイドル業界について」を存分に語ってもらった。
この記事を読んで頂ければ、きっと、”煙の様に変幻自在で枠に囚われないアイドル”という彼女たちの真価を理解して頂けるだろう。少しでも気になってもらえたら幸いだ。

取材・文:石山喜将(@rayiris_yi) / 写真:菊島明梨(@voulpiw)

木乃伊みさと

滝口ひかり

滝口きらら

「『10,000枚チャレンジ』、周年ライブがきっかけで一つ一つのライブを大事にしようという意識が更に増して、最近、特にライブがすごく良くなったと実感しています。」

ーー初めに自己紹介と、日常生活で何かイラっとしたことについて小話があれば教えて下さい。

滝口ひかり(以下、ひかり):滝口ひかりです。最近、イラっとしたことは返事をしないタクシーの運転手についてです。「領収書下さい」と言っても無言で渡してきたりとか「〇〇までお願いします。」と言っても何も言わず走り出すとかありましたね。会話のキャッチボールできないのかなと思っちゃいました。

ーーひかりさんを見て、緊張したんじゃないですか?

ひかり:いや絶対、絶対ないです。おじさんでしたし、目も見て来なかったので。めっちゃイライラしてました。そういうタクシー運転手結構いるんですよね〜。

滝口きらら(以下、きらら):滝口きららです。すごいくだらないことなんですけど、この前、ライブの会場が新宿だったんです。でも自分自身でなぜか勝手に渋谷だと思い込んでしまったんです。電車を乗り換えてから気づいてしまって。戻ろうとした時にはもうドアが閉まっていました。それで自分自身に「ふざけんなよ!!」と思いました(笑)。朝早くから行うイベントで定番の会場が渋谷にあって、その新宿のライブの時も朝早かったので、なぜか体が勝手に渋谷方向に行ってしまったんです。最悪だと思いましたね(笑)

木乃伊みさと(以下、みさと):木乃伊(みいら)みさとです。イラっとしたこと・・・思い付かないな。

ーーそんなにイラっとしないですか?

みさと:イラっとすることはあるんですけど、なんか忘れちゃうんですよね。

ーー良いことじゃないですか。

みさと:でも疲れてるとイラっとしちゃうことが多いんですよね。2人に結構、愚痴っちゃいます。その時は「ごめん。愚痴っちゃった。」と言って、もう忘れちゃうことが多いです。・・・イラっとすることの例なんですけど、悪口とか噂話をしている場がすごく嫌なんです。年齢を重ねる毎にすごく嫌になってきています。いい歳して何言ってるんだろうって思っちゃうんですよね。そのように悪口や噂話をすることによって良いことはないじゃないですか。楽しい話だけすれば良いのに、と思いますけどね。悩みなら信用している人にだけに、しっかりとした場で話すべきだと思うんですよね。色んな人がいるところで愚痴として大きな声で話すというのは違うなと思うんです。こういう大人にはならないようにしようと思って見ています。

ーー確かにカフェなどで大声で愚痴るのは周りを不快にさせる可能性がありますからね。反面教師ですね。

みさと:そう。「〇〇が本当に嫌で、本当に△△なんだよね〜!!」と言うのを大衆の面前で、大きく聞こえる声で話しているのが本当に嫌です。

ーー小話頂き、ありがとうございます。またこの記事を読んで頂いた方は特典会などでの話題にしていただけると嬉しいです。
それでは3/2に開催されました、ワンマンライブについての振り返りをして頂きたいです。率直な感想を教えて頂けますか?

みさと:盛り沢山な内容のライブだったので、充実感がありました。ゑんらの楽曲を全曲やりましたし。

きらら:バンドセットでの生演奏のライブが非常に良かったです。以前からファンの人にも「バンドセットでやって欲しい」という要望が多かったので、今回それができたのがすごく良く、好評でした。アコースティックver.でも楽曲をやったんですけど、これもすごく良かったと言ってくれる人が多くて、すごく嬉しかったですね。ただ、アコースティックver.でも合いの手入れている人がいたのは面白かったですね(笑)

ーーあんなにしっとりしてたのに。

みさと:我慢できなかった(笑)

ひかり:ふふふ。我慢しろ(笑)

きらら:でもやはり一番は『10,000枚チャレンジ』のことが印象的ですよね。

みさと:まぁびっくりする内容ではありましたから。

きらら:「えぇ〜!!」という声がステージ上でもすごく聞こえました。

みさと:「まじか!」と言ってる声も聞こえましたね。

きらら:『解散』というのが結構なパワーワードなので衝撃的だったんですよね。『10,000枚チャレンジ』以外では、あのワンマンライブで初めて『妖怪ディスコ』のMVを流しました。このMVもすごく好評で、今でもリピートしているという方が多いと聞きます。それってすごく嬉しいことです。本当に良かったなと思いますね。

ーーそうなんですね。ワンマンライブでのハプニングは何かありましたか?

きらら:私の声が途中、出なくなった時がありました。

ーーえっ?そんな時ありました?

きらら:分かんなかったですかね。ファンの方の何人かは分かってたみたいなんですけど、2曲目くらいから声が出なくなっちゃったんです。

ひかり:割と序盤。

きらら:かなり焦りました。どうしようと思って、とりあえず、かなり水を飲んだんです。その後、アコースティックver.の時に雰囲気が落ち着いたら、だんだん治って声が出るようになってきました。

ーーもうほぼ終盤じゃないですか(笑)

きらら:そうなんですけど(笑)。それまで本当にめっちゃきつかったんです。

ひかり:舞台上で、きららから「ひかりちゃん、歌って欲しい。」って言われたんですよね。

ーーそんな時あったんですか!?

ひかり:でもきらってそういうことがたまにあるんです。そのような時はボソッと私に向かって、「カバーして欲しい」と言ってくるんです。今回のワンマンライブも「全然いいよ、大丈夫」と思ったんですけど、ただ、2曲の新曲があり、新曲なので、自分のパートだけしか覚えてなかったので・・・。他のメンバーの歌詞までは覚えてなかったので「きらのところどうしよう・・・」と思った記憶はあります。

みさと:確かどうにかしたんだよね。あんまり覚えてないけど・・・。

ひかり:みさとも(きららの)声が出ないことに気が付いて、2人でカバーしてなんとか難を逃れることができました。でも実際のところは(きららの声は)中盤くらいから出るようになってたよね。

きらら:そう。途中から喉が巻き返してくれたんです。

ーー喉が巻き返す(笑)。喉が頑張ってくれたんですね。

きらら:そうなんです、頑張ってくれたんです(笑)。だから良かったんですけど、途中までは本当にやばいと思いました。あと3/2のワンマンライブの本番前はすごくバタバタしていましたね。

みさと:そうなんです〜。

ーー確かにリハも15分くらい押してましたもんね。

みさと:そうなんです。あれで更にバタバタになってしまって・・・本当にギリギリでしたね。

ひかり:私、開演前にめちゃめちゃ泣いちゃいましたし。しかもSチケットのTシャツが届いてないというハプニングも重なりました。最初、みさとが発注ミスしたのかなと思ったんですけど、発注業者のミスでした。

みさと:そのことを聞いて、本当に顔が青冷めました。「私がやってしまった・・・」と思い、携帯で見直してみたら、ちゃんとデータは送っていたんです。

ひかり:そう。だから業者が確認不足だったみたいなんです。

みさと:本当にびっくりでした。そのようなことって実は前にもあって、「さよならを教えて」のCD作った時に、中身の音源が違うことがあったんです。例えば、ひかりちゃんver.のCDの中に私の音源が入っているみたいな。これも「私のミスだ!」と思っていたんですけど、これも確認してみたら、やってくださったエンジニアの方が間違えてたんですよね。なんか私が発注しない方が良いのかなと思っちゃうくらいでした。”なんか”持っているのかなと思うほどです。

ひかり:めっちゃ怖いですよね。そういうことはこちら側でもどうにもできないことなので。

みさと:本当、何回も確認するしかないよね。

ひかり:そう、何回も何回もやるしかない。あと契約書作ること。

ーー以前、インタビュー(https://second-innovation.com/wyenra-3/)でお話させて頂いた時も、記事には載せなかったですけど、「さよならを教えて」のMV発注でもそのようなエピソードを聞きました。

一同:そうだー。

ひかり:なぜか分からないんですけど、そういうこと、めちゃめちゃ多いんですよね。

きらら:これも最初のイライラ話になってしまうですけど、女の子3人でやっているからって舐められがちなんですよね。後回しにされてるのかな?ダメなことですよね。

ーーなんでですかね。男女間でそこまで差があるとは思えない。

ひかり:普通の会社だったらそんなことないよな〜。。。

ーーいやありえないですよ。

きらら:ただ、個人でやっている人にも発注することが多いので、そういうことになってしまったのかもしれないです。

ひかり:そうだね。個人同士のやりとりになるので。

ーー個人だからこそキッチリやってもらいたいという気持ちもありますよね。

ひかり:そうですよね。信頼関係が大事ですから。

みさと:会社だったら”責任”というのがあると思うんですけどね。

ひかり:個人だと、発注された側も今では責任が取れないような金額になってしまっているので・・・。こちら側が最終的に背負うという形になってしまうパターンが多いんですよね。そのことは最近、特にきつかったです。

ーーそうですよね、これはキツいですよね。先ほど、ひかりさんが仰ったように契約書など書面のやり取りをしなくちゃいけないことになってしまいますよね。

みさと:本当はそのような硬いやり取りというのはしたくないんですけどね。

ひかり:そうだよね。したくないよね。

ーーそうですよね。少し話をワンマンライブのことに戻しますが、ワンマンライブで掴んだものは何かありますか?

ひかり:この日のライブは新規が無料だったんですけど、新規の人って周りから見ただけでは分からないじゃないですか。だから私たち、実はDMとかで全然知らない人に招待を送りまくったんです。

ーーゑんらのファンとかではなく?

ひかり:ではなく、全く知らない人です。

きらら:誰でも良いから手当たり次第、送りまくっていました。

みさと:そうなんです。全く知らないであろう人に送っていたんです。

ひかり:それによって来てくれた方は結構いたんですよね。「DMもらって来ました。すごく良かったです。」と感想を言ってくれたんです。その後、特典会などにも遊びに来てくれるようになりました。今まではそういうことをやったことなかったんですけど、やってみて本当に良かったなと思いますね。

ーーそのような取り組みを行うアイドルグループは聞いたことがないですね。

ひかり:ないと思いますね。急に演者からDMが来たらびっくりしますよね。

みさと:普通は禁止されているでしょうし、事務所が許可出さないと思います。でも私たちは個人で、完全セルフプロデュースだから、「行けー!」と思って送ってみました。

ひかり:これがきっかけとなり、今のリリイベにも来てくれるようになりました。それってすごく嬉しいことなんです。

ーー確かにこれは完全セルフプロデュースグループの大きな強みですね。この取り組み、これからも続けて欲しいと思います。以前のインタビュー(https://second-innovation.com/wyenra-3/)で「SNSを活用していきたい」とお話されていましたが、これもその案の一つだったんですか?

ひかり:これは3人で考えてからやったということではなく、実はみさとさんが既にDMを送っているみたいなことを私たちに話してくれたんだよね?

みさと:そう。リプライとかで送ってしまうと人に見られてしまうじゃないですか。あとはツイートすることで通知が行ってしまうと迷惑だなと思い、DMを送ることにしました。DMを解禁している個人アカウント宛にどんどん告知すれば、来てくれる可能性って上がると思ったのがきっかけで送り始めました。

ーーそうのように実際に、メンバーから送られてくると、受け取った方には『義務感』みたいな物が出てきそうですもんね。

みさと:そうですね。だから「できたらやった方がいいかもね」ということを2人には話しました。

ーー新しいというより、やりそうでやらなそうなことですよね。これを実行できてしまうことはすごいことだと思います。

みさと:これってお客さんが一番来てもらえる方法かもしれないですよね。自分がその立場だったら「折角だし行ってみようかな」と思いますもんね。

ーー確かにその通りだと思います。また、ワンマンライブなどでパフォーマンス面の向上のような、何か掴んだ物はありますか?

ひかり:『10,000枚チャレンジ』の発表により、賛否両論があったため、それが表立ってしまって、最初はあまり考えられてなかったんですけど、私たち自身にとっても『10,000枚チャレンジ』を発表したことによって、地道に努力していこうと考えるようになりました。それこそ、ビラ配りをやったり、パフォーマンスの一つ一つについて考えたりするようになりました。実際、パフォーマンスに関しては変えた部分もありますし。
『10,000枚チャレンジ』や周年ライブがきっかけとなり、一つ一つのライブを大事にしようという意識が更に増えました。だから最近、ライブがすごく良くなったと感じますね。

みさと:ファンの方の気持ち自体も変わってきていていると実感しています。『10,000枚チャレンジ』という題材に対し、「大変だけど頑張ろう」という人と「ありえない」という人がいるとすると、後者のアンチと呼ばれるような人がいることによって、「更に頑張ろう」のような気持ちが強くなる。そのような心理ってあると思うんですよね。だから「俺たちが頑張らなきゃ」という気持ちが大きくなって、そこから気持ちが変わってきているんじゃないかと見ています。

ひかり:ファンの方、めちゃめちゃ頑張ってくれているんです。

みさと:だからこそ私たち自身も成功させたいという気持ちがすごく強くなってきています。多分、ファンの方の中で、目標が一個に絞られ、みんなでその目標に向かって行っているのだと思います。みんなが一つになって頑張ってくれている感じがすごくしていますね。

きらら:ファンがファンを増やそうとする活動をしてくれていることによって、どんどん増えていっていると思っています。(みさとが話した)気持ちがみんなにも伝わり、ファンを更に増やしてくれているのだと思いますね。正直、私たちよりTwitterとか頑張ってくれています。まぁ私たちもやらなきゃダメなんですけどそれ自体は本当にありがたいことですね。

ひかり:うん。「こっちも負けないぞ」みたいな気持ちに今、なっています(笑)

ーーファンと競るみたい感じですね(笑)。

『10,000枚売れなかったら解散しちゃうんだからね。』のような脅し文句でなければ、商法でもない。最低限の、簡単に超えなきゃいけない数字に過ぎない。

ーーこれからの話題は、今まで触れてきて頂いていた『10,000枚チャレンジ』について改めて聞かせて頂ければと思います。まずなぜ10,000枚なのかをご説明頂けますか?

ひかり:そもそも私たちが目指しているところはアニメのタイアップを取ることです。活動のリミットを決めてやっていて、今でもだらだらとやる気はないので、そのリミットから逆算して考え、ここまでにこれをやって・・・というのを考えた結果、今の段階でも10,000枚という数字をクリアできないんだったら、この先は違うことをやった方が良いのかもしれないということをメンバーと話していたんです。今を頑張れないんだったら、これからも頑張れないし、厳しいよね、みたいな話になりました。だから10,000枚という最低限の数字を今クリアしようというのが、この3ヶ月で10,000枚売るという『10,000枚チャレンジ』になった訳です。

ーー本当に最低限、クリアしないといけない壁なんですね。めっちゃ頑張っての10,000枚ではない。これくらい軽く超えてもらわないと困るし、これからの活動もきっとうまくいかないだろうということですね。

みさと:本当はそういうことなんです。だから『10,000枚売れなかったら解散しちゃうんだからね。』のような脅し文句ではない。

ひかり:そうそう。そして商法でもない。

みさと:「この数字を達成できないんだったら解散になっちゃうよね」という必然性ですね。

ひかり:この前、この件について考えたんですけど、この『10,000枚チャレンジ』に関しては後に言うか、先に言うかの問題だと思うんです。ファンの方の立場になって考えた時、後から言われたら嫌だと思ったんですよね。だったら先に言った方が良いかなと。本当、それくらいの単純な理由なんです。だからこのチャレンジを売りにして枚数稼ごうとか全く思っていないんです。そこは本当に勘違いしないで欲しい。

ーー本当、このことは大々的に言っていきたいですね。皆さんに知って頂きたい。先ほどの賛否両論があるとお話していた通り、発表した時、一部では批判みたいな声を目にしました・・・。一つ言うと、『早く解散したいんじゃね?』というのはありましたね。

ひかり:あぁ〜、それね〜。本当に分かってないです。

きらら:でも確かに言われた。

ひかり:そう。これに関しては言われましたね。

ーー僕から見ても、それは分かっていないなと思いました。そうではないでしょ、みたいな。おそらく無理だという前提でネットなどに書いているんでしょうね。

きらら:そうですね。解散の口実でそれを言っているという意見はありましたね。

みさと:でも色んな捉え方がありますよね。逆に面白い。例えば『お金儲けのため』とかあったんですけど、裏のこと言うと、全国流通盤って全然お金にはならないんですよ。だから商法として、お金儲けとしては成立しないんです。

ーーそうなんですね。それなら尚更、勘違いしている方がいるんでしょうね。ただ実際のところ、”解散”というのは今のアイドル業界にとって、敏感な言葉ではあると思うんです。

みさと:確かにそれもあるのかなぁ。今、解散してしまったグループ、多いですもんね。

ーーそうなんです。非常に多い。だからこそ、そこを利用して、ビジネスにしようとしていると勘違いしてしまっているアンチにとっては、すごく気に食わないことなんじゃないですかね。実際は全然違うんですけどね。

ひかり:なるほど。そして私たちにはこんな思いもあります。実際、私たちもそれなりの年齢で、この先の人生があるから、今行かなかったらもうグループは終わるしかないと思うんです。私はそう思っちゃうんですよね。私にも人生があるから、早い段階で決断はしないといけないなと思います。

ーー確かに自分を律するじゃないですけど、その課題をクリアできなかったら、もしかしたら向いてないという根拠になってしまうかもしれないですからね。

ひかり:確かに、そういうことでもあると思います。

「ゑんらがツアーをして、もっと盛り上げて行こうというのが本来の狙いで、本編です。」

ーーただ、仮にですけど、”解散”以外の選択肢も考えられたと思うんです。例えば”休止”とか。それはきっぱりと解散としたんですか?

ひかり:あぁ〜。そこはきっぱりですね。休止は保険かけている気がしたんですよね。

みさと:なんか休止という中途半端な状態ほどリアルじゃないですか。多分、休止などってそれこそ解散の一歩手前であって、「解散したいんだ」のような見方もされてしまうと思うです。または単純に休みたいのかな?みたいに思われそう。

きらら:3人の話し合いの中で、『休止』という選択肢は出てこなかったよね。

みさと:そうね。活動休止自体もほぼほぼ解散に近い意味合いの場合もありますしね。

ーー確かにそのような見方もできますね。

ひかり:その休止こそ”商法”な気がするんですよね。保険かけて、休んだ後、また出てくるつもりだろみたいな。それはすごく中途半端で嫌ですね。

ーーなるほど。休止じゃなくとも、ファンの方からなど「解散じゃなくてもいいのではないか?」のような意見はなかったんですか?

みさと:・・・・多分あったと思います。ちょくちょくあったかな。

きらら:ただ、先ほどお話させて頂いた通り、ファンの方もマイナス意見というよりか『10,000枚、頑張ろうね』という方が今では現場に来てくれています。今来てくれている方はその意見の方が多い現状です。だからそういう感じではあまり言われないです。

ひかり:最近はなんかこのテーマ過ぎ去ったのかな・・・。なんだろう、過ぎ去ったというより、”怒る”という感情はないというのが正しいかもしれないです。

みさと:結局のところ、もう発表してしまっているので、それに向けてやるだけのことをやるのみです。『10,000枚チャレンジ』を今から辞めるとか言う訳にもいかないですし。

ひかり:最初発表した時、私たちがしっかり説明しなかったので、それは良くなかったかなと思いました。だから記事や私のブログにも補足をしました。それを見てくれた方からは『あぁ、納得』という声や、最初は怒っていたけどそれを見て『なんか言っちゃってごめんね。』みたいに謝るみたいな人はいました。

▼滝口ひかりによる説明:滝口ひかり(ゑんら)オフィシャルブログ『1万枚チャレンジ』

https://ameblo.jp/takiguchi-hikari/entry-12443977050.html

ーー発表の時はライブだったので時間も限られて思います。だから当初の説明不足の部分は仕方ないとは思いますけどね。この3ヶ月で『10,000枚チャレンジ』はどれくらいの期間かけて考えたものなのですか?

みさと:発表ギリギリまで考えましたね。

ひかり:そう。一人一人、ギリギリまで考えて、みんなで相談して、そしてまた考えて。ただ、やはり期間を取り過ぎても良くないと思ったんです。長い期間を取れば、そりゃ絶対行くだろっていう話ですし。

ーー確かに1年とか期間取ったら、普通に行っちゃいますからね。

ひかり:そうなんです。だから3ヶ月で1クール。これがちょうど良いのかなと思いました。これなら夏フェスも挟めるので、新規の方にCDを手に取って頂ける機会が増えるのかなと思い、この期間にしました。

ーーただ変な疑問かもしれないですけど、夏のアイドル3大フェスの中には、期間がギリギリ被らない物もありますよね。・・・例えばTIFは8月最初じゃないですか。こんなことは言いたくないですけど・・・。

ひかり:TIFを迎える前に最悪解散みたいなことになりますよね。

ーーまぁある意味、伝説に残るアイドルになるかもしれないですね。

ひかり:(笑)

ーー今までの『10,000枚チャレンジ』についてお話頂いた内容をまとめると、今はどうしても『10,000枚チャレンジ』や『解散するかどうか』に目がいってしまいますけど、これをクリアすることにより一人一人の手にCDが届く。単純計算でいうと1万人に届く訳ですね。それを持ち、夏フェスのステージやツアーをさらに盛り上げるという、プロモーションに近いんですね。

ひかり:そうなんです。

みさと:正直、そっちが本編なんですよね。ゑんらがツアーをして、もっと盛り上げて行こうというのが本来の狙いです。

ーーそうですよね。今回話を聞かせて頂いて思ったのが、『解散』というパワーワードがすごく1人歩きしてしまっていますよね。

みさと:そうなんですよね。ツアーをしたいというのが一番なので。別に”解散したくないこと”が一番ではないんです。

きらら:そして前提として、『解散したい』というのもまずないです。

ーーどちらかと言えばツアーをしたい、盛り上げたいというのが一番なんですよね。ほんと今までのお話を聞いて、そこまでしっかり考えられてるのは本当に凄いと思います。

ページ②:「1万チャレンジの先」、「『妖怪ディスコ』、『つぼみ』の解説」、「今後について」

【ゑんら Profile】

2018年に結成された女性アイドルグループ。
元dropの滝口ひかりと木乃伊みさと、元KAGUYAのメンバーでソロアイドルとしても活動していた、滝口ひかりの妹、滝口きららの3人でセルフプロデュースによるアイドルユニット。
ユニット名は煙の妖怪である「煙々羅(えんら)」に由来し、煙の様に変幻自在で枠に囚われないアイドルになる様にとの思いが込められている。
2018年は結成約半年で、「TIF」「@JAM」「アイドル横丁」など数多くの大型アイドルフェスに出演。
2019年3月2日には1周年を記念したワンマンライブをWWW Xにて開催。
2019年4月24日に初全国流通盤のリリースが決定した。

【Official Site】
◆オフィシャルサイト
https://wyenra.jp/

◆オフィシャルTwitter
@wyenra

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