ゑんら:【ライブレポート】全国ツアー「ゑんら道中」ファイナル@ 新宿BLAZE『万感の思いを胸に挑んだ新宿BLAZE公演、これまで歩んだ道に間違いなんてなかったーー様々な想いを乗せたゑんらの音楽、パフォーマンスがみんなの心に刻まれていく』

ゑんら:【ライブレポート】全国ツアー「ゑんら道中」ファイナル@ 新宿BLAZE『万感の思いを胸に挑んだ新宿BLAZE公演、これまで歩んだ道に間違いなんてなかったーー様々な想いを乗せたゑんらの音楽、パフォーマンスがみんなの心に刻まれていく』

木乃伊みさと、滝口ひかり、滝口きららのセルフプロデュースアイドル「ゑんら」は4月〜7月までの間でシングル「妖怪ディスコ」を10,000枚を売り上げる「10,000枚チャレンジ」を見事成功させた。その成功によって8月から全国ツアー「ゑんら道中」を全国5都市6公演に渡って開催。各地のゑんらファンを悦ばせるように、ゑんらは全国を周り、ゑんら熱を高めてきた。そのツアーファイナルとして、東京・新宿BLAZEにて12/10、待望のツアーファイナルを実施した。実はこの全国ツアー中、満身創痍な時もあった。滝口きららの声が出ない、木乃伊みさとのノロウィルス感染、滝口ひかりの声の調子が悪い等、この新宿BLAZE公演の前では、100%の力を発揮できなかったこともあった。しかし、その悔しさをバネに新宿BLAZE公演では、全身全霊のアクトを展開。3月の1周年記念ワンマンライブ「-縁-」以来のバンドセットでのライブとなった。生音でゑんらの音楽を愉しむことで、ゑんらの世界に観客はどんどん引き込まれていった。今回はそんな待望の全国ツアーファイナル、新宿BLAZE公演の様子をレポートとしてお届けしたい。

今年3月の1周年記念ワンマンライブ「-縁-」にて発表された『10,000枚チャレンジ』。4/24にリリースしたシングル「妖怪ディスコ」を3ヶ月間で10,000枚販売するというミッションを自身に課し、7/24の結果発表会では10,000枚を大きく超えたことを報告したゑんら。そしてそのチャレンジ成功を機に、主催対バンイベント「百鬼夜行祭」、全国ツアー「ゑんら道中」と2019年を駆け抜けてきた。そして12/10、「ゑんら道中」ファイナルとして、念願の新宿BLAZE公演を開催。

ニュース記事だけを見れば「ゑんらが新宿BLAZEでワンマンライブを開催したんだ」と思うだけかもしれない。スポットで見ればその通りだ。しかしゑんら自身やゑんらファンにとっては2019年、一丸となって駆け抜け、この日をずっと待ち侘びてきた。むしろ2019年はこの日の為に努力を続けてきた、と言っても過言ではない。そんなバックグラウンドを理解してから、この公演のレポートを読んでいただけたら幸いだ。

開場を前に、ポイントカード特典の公開リハーサルが行われた。その後、新宿BLAZEが開場されると多くのゑんらファンが駆けつけた。このワンマンライブへの期待感は非常に高い。

開演を告げると、すぐに観客から大きな声援が。この日はバンドセットによるステージとなった。スタートではバンドが最新リリースアルバム「UKIYO」に収録されている、新曲「厄猫」を演奏し始めた。そんなバンドサウンドに合わせて、メンバー登場の前にOPムービーが流れた。その内容は、木乃伊みさとが書いたイラストによって、これまで歩んで来た全国ツアーを振り返るというもの。途中、メンバーのイラストからメンバー写真となり、2.5次元のムービーとなって、「ゑんら道中」を振り返っていった。

そのムービーの最中にゑんらの3人が登場していった。まずは滝口きららが担当カラー、檸檬色の照明を背景に登場。華麗に踊っていく。次は担当カラー天色の照明を背景に滝口ひかりが、そして真紅色の木乃伊みさとが順番に登場していく。登場するごとに、美しい舞に近いダンスを披露。そして3人がポーズを決めて、ついに「ゑんら道中」ファイナルが封切られた。ゑんらは今までの和テイスト、モノトーンカラーを受け継ぎつつ、フリルの付いたキュートな新衣装を身に纏っていた。

1曲目に選んだのは、ゑんら屈指の大盛況キラーチューン「アンバランス」。バンドアンサンブルによるゑんらの魅惑のサウンドが生音で会場に響き渡る。イントロで滝口きららが華麗に歌い、木乃伊みさと、滝口ひかりへと歌い継いでいく。観客はスタートからクラップを開始。そして滝口きららの煽りに応じて大きな声を出していった。そんなファンの声に乗るようにメンバーは軽快なダンスを披露。変わらないこの関係性に心地良さを感じる。その後、力強く拳を振り上げ、時に観客に向かって指を指したり、大きくステップを踏んだりと、このキラーチューンを力強くパフォーマンスしていた。サビでは親指と人差し指を立てた手を大きく振る。そして再度、滝口きららが観客に声援を求め、煽っていく。間奏では3人が拳上げて、会場を高めていく。間奏後は、パワフルに木乃伊みさと→滝口きらら→滝口ひかりと美しい歌声で歌い継いでいった。そして木乃伊みさとの掛け声によって会場にいる全員がジャンプ。1曲目からライブで人気なキラーチューンを披露したことで、熱狂し、ゑんらに心を奪われていく。そして会場全員の心に火を点けた。

2曲目に投下したのは「のっぺらぼう」。こちらもバンドによって少しアレンジされた、激しいサウンドが響き渡った。ファンからは熱いコール。木乃伊みさとから「皆さん一緒に踊ってください。宜しくお願いします」と要望が。その要望通り、<幽霊! 呪わないで>とメンバーのダンスに合わせて、観客も大きく幽霊ダンスを踊っていった。歯切れよく気持ちよく歌い上げる3人。サビでは<のっぺら のっぺら のっぺらどうして>と歌いながらステップを踏みつつ、顔を隠したり出したりという特徴的なダンスを披露。カラフルな照明も相まって、かなり楽しげな雰囲気となっていた。観客も存分に愉しむように大きな声援を飛ばしていた。ゑんらは時にステージを駆けたり、体の角度を変えたりなど、臨機応変なダンスを魅せていく。間奏では一度止まってから、だんだん強いアクションへと変化。終盤では滝口きららが綺麗に歌い上げた後、木乃伊みさとから「飛ぶよ!」という掛け声に合わせて全員がジャンプ。そして観客は振りコピで応える。全員が踊り狂う様子が見られた。ここからどんどん熱狂していく。

2曲を披露すると、木乃伊みさとから「ゑんら道中へようこそ〜!」と開幕を告げるアナウンスがされた。その後、大きな手拍子の中でバンドメンバーを紹介し、大きな歓声が起こった。

そのままの盛り上がりで、クールなナンバー「迷い地縛霊」へと展開。痺れるようにアレンジされたギターサウンドが鳴り響く。そんな心に刺さるサウンドに合わせて、ゑんらの特徴の一つである、妖怪モチーフのダンスを魅せていった。勢いをそのままパフォーマンスへと反映させ、大きくステップを踏み、体を揺らす。それだけでなく、手をくるっと回したり、手を組んだり、拳を上げたり、ターンしたりと躍動感溢れるアクトを展開。サビでは<カランコロン カランコロン>と強く歌い、ステップをしながら、地縛霊を想起させるように手を胸元で振っていく。その後は高く手を上げて、観客と共に振っていった。1サビ最後では木乃伊みさと、滝口ひかりの2人がファルセットを用いた綺麗な歌声を奏で、滝口きららが熱唱。そのエネルギー溢れている姿に見入ってしまう。その後の繰り返させるサビでもパワフルに歌い上げ、綺麗にダンスしていく。ファンも振りコピで応えていき、大きく盛り上がっていった。2サビの最後では今度は滝口ひかりが強く歌唱。この歌声もまた会場に響いていた。最後まで世界観を存分に表現した3人のパフォーマンス、バンドのキレのあるサウンド、ファンの高い盛り上がり、全ての要素が素晴らしいものになっていた。最後は木乃伊みさとが心を込めて歌い上げ、3人は地縛霊のようなポーズを取って終了した。

その後は1stシングルとしてリリースされた「さよならを教えて」を披露。サビで力強く手を旗き、アクティブなパフォーマンスと魂の篭った熱唱で観客を魅了。ファンはクラップ、コール、体を横に揺らし、ゑんらの繰り広げる音楽をしっかりと味わっていた。

続いては12/11にリリースされたアルバムより、新曲「レトロ花子」を披露。ピアノのメロディーに合わせて、3人が顔を隠して座ったり、膝をついた状態になったり、立ちすくんだりとそれぞれ違うポージングからスタートした。ドラムの激しい音と和風サウンドが混じり合ったメロディーによって高揚感が生まれていく。テンポの良さが際立つドラムに合わせて、3人がテンポ良く歌唱していく。歌に合わせて華麗にステップを踏みながら手を広げたり、揺らしたり、指を指したりと活発的なアクションを魅せる。サビでは綺麗で聴きやすいメロディーに合わせて<レトロレトロ花子ちゃん>と華麗に歌い上げた。この楽曲に込められた、”昔のことを思い返させる、どことない懐かしさ”という世界観をメンバーは体現するようにパフォーマンス。間奏では篠笛のような音楽が鳴り響く中、3人が手を合わせたり、指を指したりと全体でも個人でも輝くようなアクトを魅せる。そしてラスサビで、3人の美しいユニゾンの歌声が会場に響いた。軽快なゑんらのパフォーマンスを見守りつつ、愉しんでいくファン。お互いの関係値がどんどん高まっていく。最後までこの新曲を楽しみ、ゑんらの魅了されていった。最後は顔を指で指し、キュートなポーズを3人が取って終了した。

これまでアッパーチューンの連続だったが、ここからは少しトーンの落ちた楽曲を連続で披露することに。
まずは美しさ際立つナンバー「キミノセイ」。美麗な、一連の流れるような手の振りに合わせるように奇麗な歌声のハーモニーを3人は奏でていく。サビでは上から下へと手を振っていく。そしてゆっくりとターン。適宜ポジションを変えながら、気持ちの良いパフォーマンスを魅せていく。3人はファルセットを用いながら、持ち前の歌唱ポテンシャルを発揮していた。ファンはそれに酔いしれながら、横ノリをして存分に愉しんでいた。そして間奏の拳を下や横へ勢いよく突き上げる振り。そしてそれを見て、ファンが大きく歓声を飛ばす。間奏後は滝口きららの掛け声『よいよいよい・・・ぐるぐるぐるぐる・・・ぽぽんぽぽん! どんどん・・・・』に合わせて、ファンが踊り始める。こうしてゑんらとファンが更に一つになっていった。最後まで美しく歌い上げ、「キミノセイ」を終えた。

そして次はゑんら初のバラードナンバー「君がいない」を披露。”君”と”僕”の曖昧な関係性を描いた、繊細なナンバーを3人が叙情的に歌い上げる。その佇まいは非常に美しかった。3人はハモリを入れながら、ここでも歌唱力の高さを存分に見せ付けていた。3人の歌声で更にファンは虜に。ゑんらへの想いがどんどん募っていく。

そんなメリハリのあるナンバーの連続から再度MCヘ。
ここでのMCでは改めてメンバーから挨拶、自己紹介がされた。またこれまでの盛況ぶりに大きな拍手が巻き起こった。話題は新衣装について。今までの衣装とは違い、フリフリの衣装となったが、今までのゑんらを世界観を崩さない衣装となっている。またクールなアー写も公開されたので、併せてチェックいただきたい。

そして次の曲を披露することになったが、その前にゑんらからコールを指南。観客と練習してから次の楽曲となった。

次は、12/11にリリースされたアルバム『UKIYO』より、ゑんら史上一番ポップなナンバー「ホラーかわいい」。スタートからポップなメロディーに合わせて激しく体を揺らしていく。<ホラーかわいい>と歌いつつ、”E”を体で作る特徴的な振りを魅せる。そして勢いよく、元気にアクトをするゑんらの3人。<カオス!カオス!ホラかわ!カオス!>とサビに向けてキャッチーな歌詞を絶妙なリズム感で歌い上げていく。
サビでもキュートに手を前へ下げて、活発にダンスしていく。それに呼応するように振りコピをしていく観客。全員がこの曲を通して楽しそうに踊っている姿が見られ、ピースフルな雰囲気が会場を包んでいた。それまでの3人の歌とは見違えるほどキュートな歌声。全力少女Rの舞花が振り付けした、勢いのあるダンス。そしてポップでありながらゑんらの世界観であるホラーテイストへと昇華したサウンド。全てが魅力的で、ゑんらの新しい扉を開けたナンバーとなっている。キュートに歌いつつ、思い切りの良いダンスを魅せていく。間奏では、セリフを述べ、木乃伊みさとが「私に任せなさい!」と言うと、『催眠中』と書かれたフリップを掲げ、睡眠術で使うリングを滝口ひかりの目の前で振り、睡眠へ入るフリを行った。そして<もう うるさい!>と滝口ひかりが述べ、木乃伊みさとを突き飛ばした。このようなコントに近い演出もこの曲の面白さの一つだろう。最後までこの魅惑なナンバーによってフロアが揺れていた。観客はコール、振りコピでゑんらをアシストしていった。<ホラかわいい>と歌いながらアウトロではリズムアップ。どんどん激しい振りとなり、観客を圧倒していく。最後も”E”の文字を作り、終了した。

ライブは中盤に差し掛かったが、更にゑんらはたたみかけていく。

このライブでの9曲目は、ゑんらの楽曲の中で一番ポジティブなナンバー、滝口きらら作詞の「つぼみ」を拳を振りながら、ストレートに感情を表現し、パフォーマンスに反映させていく。10曲目の”青春パンク”のようなアッパーチューン「だいたらぼっち」では、メンバー、ファンとの絆を再確認するように、肩を組んで左右に揺れたり、一緒に大きくジャンプしたりなど、どんどん心を一つにしていた。気持ちの良いサウンドに合わせて、指で星を描く、大きく体を揺らすなど、気持ちの入ったアクトを展開。終盤のリズムダウンするパートでは、バンドによる演奏が止まり、木乃伊みさと、滝口きららがアカペラで強く華麗に歌い上げる。そしてラスサビで勢いが爆発。全員がジャンプしてハートを一つに。3人が中央で手を合わせるなど、ここでも絆を改めて確認していた。このアッパーソングでも大きな盛り上がりを見せていた。

11曲目、12曲目は初期から歌い継いでいるナンバー「心中ミッドナイト遊園」 「リンネ転生」を披露した。「心中ミッドナイト遊園」では三位一体のシンクロ率の高いパフォーマンスを魅せていく。オタ芸集団「下克上」が登場し、オタ芸も合わさって美しいステージングを行って更にファンのハートを掴んでいた。「リンネ転生」では座礼から歌舞伎モチーフの振りを行う。そしてサビで<リンネ リンネ リンネ転生>と歌い、手をくるくる回しながら、会場全員が踊り、愉しんでいく。そして彼女たちはちょっぴり挑発的な表情を浮かべながらサムズダウンを行った。曲中、「下克上」がゑんらと共に縦一列のフォーメーションを形成し、手を広げることで立体感のあるアクトを魅せていた。この特別な演出によって、いつも以上に、ゑんらのステージから目が離せない状態になった。メンバーの気合いの入り方、全身全霊のパフォーマンスは迫真であったし、特別なアクトによって楽しさが更に増幅された印象だった。会場にいる全員が熱狂し、どんどんゑんらへ思いを募らせていった。

そして本編最後のMCへ。

本編最後のMCでは告知がされた。

発表についてはこちらの記事に詳細を記載されているが、

https://second-innovation.com/wyenra-31/

要点を書くと、

■ゑんら2周年記念ライブ
2020年2月24日(月祝)
@渋谷TSUTAYA O-WEST
※詳細は後日発表

■ゑんら12ヶ月連続定期公演
2020年3月29日(日)~12ヶ月連続開催
@AKIBAカルチャーズ劇場
※詳細は後日発表

である。

2周年記念ライブを行うことに対して、時間の経過の早さを実感するゑんらの3人だった。

そしてこのMC後、本編最後の楽曲を行うことになった。その楽曲披露を前に滝口きららが代表してこのライブについて改めて感謝の意を述べた。

滝口きらら「3/2から『10,000枚チャレンジ』を7/24までやってきて、『10,000枚チャレンジ』を成功させて、この新宿BLAZEワンマンをやることができて、本当にファイナルを無事迎えることができて、本当に嬉しいです」

と、2019年にゑんらが続けてきた道中を支援してくれたみんなへ感謝を述べた。

そして本編最後に披露した楽曲は、『10,000枚チャレンジ』の対象曲となった、「妖怪ディスコ」。

滝口きららから「みなさん、踊り狂ってください、妖怪ディスコ」とタイトルコール。

イントロのドラム音と鈴の音がなったサウンドに合わせて、ゑんらの3人が、観客が、大きく手拍子を開始。3人各々の熱い歌唱から「妖怪ディスコ」はスタートした。そして3人はゆっくり歩いたり、ぴょんぴょんと跳ねたりする、緩急のついたパフォーマンスを披露していく。そしてサビでは”妖怪”をイメージさせるポーズを取りながら全員がジャンプ。「妖怪ディスコ」というダンスミュージックとゑんらのダンスに反応するように、ファンも大きく飛び跳ねていた。またサビでは会場に設置されているミラーボールが点灯し、正に会場はダンスホールへと変身。この思いが非常に込められた「妖怪ディスコ」によって全員がヒートアップし、狂騒空間が広がっていた。最後までコール、声援は止まらない。ゑんらの3人も会場のそんな様子を見て、笑顔を浮かべながら楽しそうにアクトを行っていた。最後に妖怪のポーズをし、感謝を述べて、余韻を残しながら本編は終了した。

そして3人がステージを去ると、すぐさまアンコールが発動。そして3人はツアーTシャツに着替え再登場した。

写真撮影を行った後、アンコールに答え、本編でも行った、これからゑんらのライブを引っ張っていくだろう楽曲「ホラーかわいい」と、今までずっとライブを引っ張ってきたキラーチューン「アンバランス」を再度披露。最後までゑんらは全身全霊ながら、全員に感謝の気持ちを込めつつパフォーマンスを行っていた。最後の最後まで観客は大きく熱狂。ゑんらが作り出す空間を存分に愉しんでいた。最後に滝口きららから「これからもゑんらと一緒に歩んでいってください!」と叫んだ。

こうしてゑんらの新宿BLAZEワンマンライブおよび全国ツアー「ゑんら道中」は大盛況、大成功で幕を閉じた。

最高のツアーファイナルだった。前述の通り、ゑんらの全国ツアーは満身創痍な時もあった。成功を収めた初日の東京公演から、このライブまでに悔しい思いをした時もあった。名古屋、大阪、連日の「ゑんら道中」では滝口きららの声が出なくなり、木乃伊みさと、滝口ひかりがカバー。かと思えば、11月の仙台公演では、木乃伊みさとがノロウィルスにより出演ができない状態に。加えて滝口ひかりが喉を痛め、歌える状態ではなくなった。その分、滝口きららがカバーしていた。また11月に起こった盗難事件。ただそんな不幸が起こる中でも、ファンのことを思いながら、ゑんらの3人は取り乱すことなく、お互いをカバーしてこの事態を切り抜けてきた。これはゑんらの精神力の強さが要因として挙げられるが、それだけでなくファンの温かい支援もあって乗り越えられたに違いない。ゑんらの3人は以前に比べて、精神的に非常に逞しくなった。過去には大人に騙されたり、舐められたりなど、セルフプロデュースならではの悩みがあった。しかし今ではそんなことが起こるとは考えられないほど、貫禄さえ感じられれるようになった。また多くの関係者からも愛されるようになった。これまで歩んできた”道中”で、間違いなく成長を感じているはず。自信も、振る舞いも、ステージでもその強さを見せているゑんら。これまで歩んできた道に間違いなんてなかった。

「ゑんら道中」というタイトルの全国ツアーは終了してしまうが、ゑんらの道はまだまだ続いていく。今後、ゑんらの歩む道には荊棘があるかもしれない。すぐに輝かしい光が見えるかもしれない。この先の未来のことは分からないが、きっとどんな道でも、ゑんらの3人は強くなっていく。まだまだゑんらと共に、夢に向かって道を歩み続けたい。きっとこの先に見える景色は最高のものになるから。

取材・文:石山喜将(@rayiris_yi) / 写真:菊島明梨(@voulpiw)

【セットリスト】

OP映像
1.アンバランス
2.のっぺらぼう
MC
3.迷い地縛霊
4.さよならを教えて
5.レトロ花子
6.キミノセイ
7.君がいない
MC
8.ホラーかわいい
9.つぼみ
10.だいだらぼっち
11.心中ミッドナイト遊園
12.リンネ転生
MC
告知ムービー
MC
14.妖怪ディスコ
MC

[アンコール]

15.ホラーかわいい
16.アンバランス

【Live】
■ゑんら2周年記念ライブ
2020年2月24日(月祝)
@渋谷TSUTAYA O-WEST
※詳細は後日発表

■ゑんら12ヶ月連続定期公演
2020年3月29日(日)~12ヶ月連続開催
@AKIBAカルチャーズ劇場
※詳細は後日発表

12月11日「UKIYO」
全タイプ¥3000(税込)

Aタイプ(WYENRA2002)

Bタイプ(WYENRA2003)

<収録曲>
1.さよなら教えて
2.のっぺらぼう
3.迷い地縛霊
4.妖怪ディスコ
5.つぼみ
6.君がいない
7.だいたらぼっち
8.アンバランス
9.レトロ花子
10.ホラーかわいい
11.厄猫

【Music Video】
■【ゑんら】アンバランス MV
https://youtu.be/ZGgHWwSdiEM

【Profile】
2018年に結成された女性アイドルグループ。
元dropの滝口ひかりと木乃伊みさと、元KAGUYAのメンバーでソロアイドルとしても活動していた、滝口ひかりの妹、滝口きららの3人でセルフプロデュースによるアイドルユニット。
ユニット名は煙の妖怪である「煙々羅(えんら)」に由来し、煙の様に変幻自在で枠に囚われないアイドルになる様にとの思いが込められている。
2018年は結成約半年で、「TIF」「@JAM」「アイドル横丁」など数多くの大型アイドルフェスに出演。
2019年3月2日には1周年を記念したワンマンライブをWWW Xにて開催。
2019年4月24日に初全国流通盤のリリースが決定した。
2020年2月24日にゑんら2周年記念ライブを開催予定。
2020年3月29日に12ヶ月連続定期公演を開催予定。

【Official Site】

■オフィシャルサイト
https://wyenra.jp/

■オフィシャルTwitter
@wyenra