ゑんら:【ライブレポート】2周年記念ワンマンライブ「ゑんら成就」 @ TSUTAYA O-WEST 2年間の中で経験した、険阻な道のりも、全て間違いではなかったーーゑんらの3人が、見つけ出した、ゑんらという自分たちの”生きている場所”

ゑんら:【ライブレポート】2周年記念ワンマンライブ「ゑんら成就」 @ TSUTAYA O-WEST 2年間の中で経験した、険阻な道のりも、全て間違いではなかったーーゑんらの3人が、見つけ出した、ゑんらという自分たちの”生きている場所”

木乃伊みさと、滝口ひかり、滝口きららのセルフプロデュースアイドル「ゑんら」は、2020年2月にデビュー2周年を迎えた。2018年2月に、衝撃のデビューをしてから早2年。その道中は、平坦な道のりではなかった。それでも、3人は尽力をしてここまで作り上げた環境、空間は、今でこそ素晴らしいものになった。それはゑんらの3人にとっても、ファンにとっても。今回の2周年記念のワンマンライブで、それを存分に感じることのできるライブであった。昨年の12月の新宿BLAZEで開催された、ツアーファイナルに引き続き、バンドセットでのライブを展開。ゑんら特有の、独特で魅力的なサウンドが、生音で会場に響き渡り、それに乗ったメンバーが、躍動的なパフォーマンスを魅せてくれた。そして会場を大いに熱くさせていた。
今回は、そんな記念すべき2周年記念のワンマンライブの様子をレポートにてお届けしたい。3人の全身全霊のアクトに、オーディエンスは大きく酔いしれた。

2周年を記念するワンマンライブが始まる前に、フロアには大勢のファンが詰め掛けた。多くのファンが、2周年記念のTシャツを身に纏うことで、このメモリアルなライブを祝していた。
開演時間の12:00になると、会場が暗転。このワンマンライブの始まりを告げた。BGMをバックに、街を巡るムービーが流れる。このムービーでは、出てくるビルや建物の至る所に、ゑんらのロゴや写真が散りばめられていた。このムービーが流れている最中に、ゑんらの3人が登場。そして、メンバー紹介のテロップと共に、一人一人、舞のような華麗なダンスを魅せていく。そしてムービーの最後にこの会場、TSUTAYA O-WESTのロゴが、『ゑんら 2nd』という文字に置き換えられているショットとなった。その後、木乃伊みさとが「ゑんら成就」と囁き、ライブがスタートした。

この2周年記念ワンマンライブの口火を切ったのは、ゑんらが初期から歌い続けており、初めてMVが公開されたナンバー「心中ミッドナイト遊園」。最初期とも言えるこのナンバーを、1曲目に持ってきたゑんら。この楽曲のイントロで、気合を入れるように3人が手を重ねた。その後は、その気合を表すように、躍動的なダンスを魅せる。列を作って3人が華麗に踊り、リズムを刻むようにステップ。途中、それぞれお互いにタッチし、歌唱を交代していく。その交代した先で、美しく艶やかな歌声を会場に響き渡らせる。3人の堂々としたパフォーマンスに反応するように、ファンからは熱いコールが送られた。サビでは、強いバンドセットの生音が響く中、前へと強くステップしつつ、力強く手を大きく回す。3人が、シンクロ率の高いダンスと、美しい歌声のハーモニーを奏でることで、観客をどんどん魅了していった。2番でも、艶やかでありながらパワー漲るパフォーマンスを展開。そして2サビでは拳を存分に振り、ファンもフリコピで拳を振っていく。その後は、幽霊ポーズを、会場全員で行って、早くもみんなが、ゑんらの空間に染まっていった。落ちサビで、きらら→ひかり→みさとへと歌い繋ぎ、ダイナミックな歌唱を披露。最後に<魑魅魍魎>と歌うパートで、会場にいる多くのオーディエンスがジャンプ。3人は再度、幽霊ポーズとなって、スタートの1曲目を終えた。

2曲目は、こちらも初期曲の「のっぺらぼう」。バンドアンサンブルによる、キレのあるサウンドが鳴り響く。そんなイントロが鳴り響く中、「待ってました!」と言わんばかりに観客から熱いコール。そしてその期待に応えるように、ゑんらが<幽霊! 呪わないで!>と幽霊ポーズを行ってみんな踊ることで、気持ちを昂らせていく。そのあとは、頭を揺らしたり、くるくると手を回したりと、アクティブなアクションを魅せる。3人は、バンドの音や観客のコールに乗るように、綺麗な動きで魅力的なステージを繰り広げる。そしてサビでは<僕はのっぺらのっぺらのっぺらどうして のっぺらのっぺらのっぺらぼう>と歌いながら、手で顔を隠したり、出したり。その後も、気持ちを込めて歌いつつ、手でリズムを取ったり、更にクラップを煽るように頭上で手を叩いたりして盛り立てていく。曲中では、みさととひかりがポジションを入れ替え、流動的なステージングも見せる場面も。間奏では、ファンのコールが、より際立って会場に響いていた。落ちサビでは、ひかりがキュートに歌唱。その後にみさとの「飛ぶよ!」という掛け声で、全員が強くジャンプ。最後まで幽霊のようなポーズをみんなでどんどん振っていき、最後まで全員が愉しんでいた。

2曲を終えると、バンドメンバーを紹介。そしてすぐさま、3曲目へ。

3曲目は、ゑんらの楽曲史上一番ポップで、可愛らしいナンバーである「ホラーかわいい」を披露。ポップなメロディーに合わせて体を揺らしたり、可愛いの”E”を手で作る特徴的なフリを魅せたりして、ファンを熱狂の渦へと巻き込んでいった。<カオス!カオス!ホラかわ!カオス!>とキャッチーなワードを連呼するのも特徴的。そしてサビでは、キュートに歌いながら、手を前に差し出して、ファンも呼応するようにフリコピをしていく。
この曲を一緒に歌い、踊ることで、会場のボルテージがどんどん上昇していく。そしてフロアが揺れる。それはつまり、ファンが存分に愉しんでいる証拠。ゑんらのステージに、全員が虜になっていっていた。
その後も、横へとパンチしたり、指を上にあげたり、ジャンプしたりと、楽しげなダンスを魅せていくゑんら。このナンバーの激しくて難易度が高いダンスを、キレキレに踊る3人の様に、このステージに懸ける強い思いを見た気がした。それほど、3人は”魅せる”パフォーマンスを展開していたのである。
そして終盤では、ひかりが「あぁ〜私たちももう10年か」とコメントすると、きららがすかさず「違うよ!2年で、3年目だよ!」と突っ込む。するとみさとが、「大丈夫!全て私に任せなさい!」の一言。そしてみさとがひかりの前で手を揺らし、ひかりは揺らしている手を見つめた後、一言言い放った。「もう!うるさい!」。終盤でも、勢いが落ちることない。<負けて悔しいはないちもんめ>と歌うパートでは、実際にはないちもんめのダンスを取り入れている。ラストは、この曲の特徴の一つ、テンポアップ。その速いテンポに付いていくように、3人は勢いよく踊り続けた。こうして、「ホラーかわいい」というアッパーソングによって全員が熱狂していた。

繋ぎで、ファンクにも近い、独特なサウンドのクールな楽曲「厄猫」に展開した。タイトルに『猫』が入っているように、猫の手をして振り、片足でステップしてリズムを刻んでいく。ここまでもそうであるが、特に「厄猫」という良い意味で異質なサウンドな楽曲を、バンドセットで表現することで、より良さが際立ち、メンバーのパフォーマンスも含めて、全てが素晴らしい”作品”となっていた。こんな魅力的な音楽を、存分に体に浴びさせることができて、本当に気持ちが良い。そう、思った。
サビでは、スクリーンに映し出された猫のアニメーションをバックに、猫の手を上へ横へと振っていく。この日のゑんらは、いつにも増して笑顔が見られ、このライブを非常に楽しんでいる様子が散見された。加えてこの空間にいることを誇らしいとも思ってたことだろう。なんとなく、表情から読み取れた。
終盤では、3人がハモリ歌唱をしながら拳を中央に合わせて、三位一体を体現。そして最後まで楽しげにステップを踏んでいって、このライブをエンジョイしていく。<ばいばい>と歌うパートでは、後ろ向きになって手を振って、”ばいばい”をその言葉通り表現していた。キュートなポーズとなって、この魅惑のナンバーを終了した。

その後は、バンドセットによってより鋭いサウンドに変化した、1stシングルのキラーチューン「さよならを教えて」。3人の魂の篭った歌唱と手を払いのける、勢いがあるアクトを行ってみせた。
次は、会場を一気にダンスフロアに変えてしまう、思い入れの強い2ndシングル「妖怪ディスコ」へ。シングルリリースした楽曲を連続で披露したのだ。
「妖怪ディスコ」のスタートで、赤い照明が点灯し、クールな雰囲気に。そして全員がクラップを開始。その後、ひかり→きらら→みさとへと歌い繋ぐ。曲中、ずっと気持ちよく歌い、踊る。サビでは、全員が手を上げて、会場が揺れるように踊っていく姿が見られた。この曲は、今まで何度も聴いてきたし、何度も見てきたが、いつ見ても武者震いするように、気持ちが昂ぶる。それほど、パワーのある、魅力的なナンバーだ。それは、ファンが全員抱いている思いだと思っている。心に響くリズムに合わせて、どんどんみんなで踊って愉しんでいった。間奏で、大きな声のコールが響いた。3人の美麗の歌声が響いた後、きららの「飛ぶよ!」という掛け声に合わせて、全員でジャンプ。もっとフロアが揺れていく。この曲を通して、メンバーとファンの一体感がより強くなっていた。熱くなっていく空間。この空間にいることだけでも、本当に気持ちが高まった。

ここまで、ほぼノンストップで6曲を終えると、最初のMCとなった。

自己紹介とこのライブに来てくれたことに対し、感謝の意を述べた。また新衣装になったことも告げた。今回の衣装は、ポンチョ型でありながら、ゑんららしさの残る衣装となっている。そしてファンから、2周年を祝したプレゼントが贈呈。中身はグラスである。
ここのMCで、2周年を迎えてのコメントを残した。

滝口きらら「もう2年が経ちました。私の誕生日が、ゑんらのデビュー記念日なんですよ。今思い返してみると、『ふざけんじゃねーよ』と思うことも沢山ありました。多分最初の頃はグダグダだったし。それでも3人でやっていて。今よりもっとできないこと、できてなかったことが多かったと思うので、嫌気がさした時もあったかもしれないですけど、本当にここまで応援してくれて、皆さん本当にありがとうございます。ゑんらは、Zeppを目指して活動しているんですけど、そこにみんなを連れていくことが、私たちの(皆さんへの)恩返しだと思います。このTSUTAYA O-WESTでできたことも、素晴らしいことだけれども、もっと大きいステージに立てるように、今年から色々始まる予定なので、皆さん、楽しみにしてもらえればと思います。これからも宜しくお願いします」

滝口ひかり「皆さん本当に今日はお集まりいただき、ありがとうございます。いつもふざけているから真面目に話をしようかな。私がゑんらを始めた時は、3人で役割分担をしていたんですね。みさとがプロデューサーみたいな感じだったのかな。そして私が運営を担当していて、きらがおにぎり買ってくるみたいな感じでした(笑)。まぁ(きららは)手の回らないところはやってくれていたんですけど。1年目は、それでやっていこうと決めていたんですね。その中で、自分は運営だから、「頑張らなきゃ」みたいな。責任みたいな物を感じていて。自分一人でゑんらを引っ張っていかなきゃみたいに思っていて、しっかりしないといけないと思っていたんです。そして活動していくうちに、どんどん切羽詰まっていったし、心に余裕がなかったせいで、うち、多分めちゃトゲトゲしてたの(きららから『してた!』の声)。してたよね。今もしているけど、1年目は今よりしていたのよ。でも、1周年記念ワンマンライブが終わり、その後、『10,000枚チャレンジ』などあったじゃないですか。それが終わったくらいかな? 私、一回爆発したんですよ。本当に申し訳なかったんだけど、二人と一切、口を利かなかったの! 一緒にいるのに。本当に態度が悪かったね。ごめんね(みさとから『次はやめてね』の声)。そして、みさとからも『何かあったら言ってね』みたいな内容のLINEを送ってくれて。きらもずっと一緒にいるから『ひかりちゃん大丈夫?』とか言ってくれて。でも無視してたのね。でもね、私も大人なんだから、二人と向き合わなきゃと思ったんです。だから二人をカフェに呼び出して、話合ったの。『私、一人でこんな悩んできつい』と2人に言ったの。そしたら思いの外、二人が受け入れてくれたのね。まぁ当たり前と言えば当たり前なんだけど。うちの中では、本当に悩んでたことだったから。『もう無理』と思っていたの。2人が『今後、ひかりちゃんが何か思ったら、言ってくれたらなんとかする。一緒に頑張っていこう』と言ってくれて。それですごく救われて、そこからゑんらの活動が結構、気楽にできるようになったんです。自分一人で抱え込まなくて良いんだと思って。Twitterの更新とかずっと1人でやっていたけど、2人にも助けられて、今はやってくれているし。例えば、うちが寝ている間に全部、仕事をやってくれているんですよ。それがあることで今、すごく楽しい気持ちなんです。1年目より全然、楽しい気持ちでゑんらをできているから、本当に嬉しいです。これからも宜しくね。今日はありがとう。これからも宜しくね」

木乃伊みさと「ゑんら、2周年ですね。早いですね。始まってから、すごく色んなことがありすぎて・・・この2年で。正直に言うと、2年もできると思ってなかった。なんだろう・・・。いつも不安定な感じじゃん、私たち。目標はあるんだけど、常に決めることとか、ずーっとあるのね。当たり前なんだけど。でもそれを一人が止めてしまったら、私たちは終わるのよ。だから誰かが爆発しちゃったら・・・まぁしたけど(笑)(会場に笑い)。したこともあるけど、喧嘩? みたいなことも全然あると思うし、そうやってみんなで作り上げていけること、そしてこうやって会いに来てくれているみんながいることは、とても素敵なことだと思うからね。本当、辞められないんですね。だからいつも皆さんには、感謝しています。もちろん、メンバーにもね。木乃伊みさと、こう見えて全然何もできないですけど・・・。本当に何もできなくて、バカだし、色々投げ出したいと思うこともあるんですけど、でもみんなのために、これからも頑張って夢を叶えていきたいと思います。本日は、来てくれてありがとうございます」

全員が今までの振り返りと、メンバー、ファンに向けて感謝の言葉を述べていた。

このMCの後は、再びライブを展開することに。

このライブでの7曲目は、キラキラとしたテイストのサウンドと、3人のファルセットを用いた美しい歌声、そして”3”を作った指を上にあげて華麗にステップする、端麗なパフォーマンスが特徴の初期曲「呪いの飴」を披露。バンドによって音に厚みが出て、美しいサウンドが、より美しくなっていた。この楽曲でもハートビートさせられる。変わらず、熱いコールを響かせながら、会場の全員が体を揺らしていく。

繋ぎで8曲目は、ゑんらの唯一のバラード曲「君がいない」を披露。しっとりと、3人は美しく歌い上げていく。叙情的に、そして世界観を表現するように、思いを歌に乗せてハモリを入れながら見事に歌い上げる。スクリーンに映った昔の街の映像演出も、ノスタルジーさを感じさせ、雰囲気を醸し出していった。この演出、パフォーマンスで会場にいる人々を魅了。更にゑんらの世界へと引き込む。そしてラストでは、演奏が一度止まり、アカペラ歌唱を行った。この演出でも観る者を圧巻させると共に改めてこの3人の力量の高さ感じさせた。この日の特別な「君がいない」は、非常に素晴らしくて、感銘を受けるほど。非常に素晴らしかった。最後は、ゆっくりとステージを歩いて、この曲を終えた。

9曲目は、そんなしっとりとした空気から一変。ギターの音色が響くサウンドへと展開し、<カランコロン カランコロン>とエネルギッシュに歌いながら大きなステップと手を振り上げることで、熱量を増幅させたパワフルなナンバー「迷い地縛霊」へ展開。3人とも表現力豊かにかつ全身全霊の熱唱・パフォーマンスを届けてくれた。ライブも後半戦に入っていたが、勢いは落ちることはない。むしろ、ダンスのキレや、歌唱力はどんどん強くなっていく。それに応じて、会場もヒートアップしていった。

3曲を連続で披露したところで、再度MCへ。このMCでは、ゑんらから発表があった。

・4/29(水・祝) ニューシングル「アバンギャルドおばけ」リリース決定!
・リリースツアーを東名阪で開催!
5/9 名古屋 RAD HALL
5/10 大阪 2nd LINE
6/28 渋谷クロール

そしてライブも終盤戦となった。

次の曲は、久々の披露となった「ONORE」。
スタートから<あーぽんぽん>と軽快に歌い、<それそれ>と更に観客を煽っていく。ステップしながら手をパタパタと振って、快活なアクトを披露。そしてサビでは、タオルを持って、メンバー、ファンがそれぞれタオルを思いっきり振り回していく。<回れ回れ回れ回れ>と歌いながら煽りまくり、オーディエンスと楽しさを共有していった。こぶしを入れた歌声やアクティブなダンスは、心に響くし、目に焼きつく。そして会場を心地良い熱量にさせていた。その後のきららの「声出すよ!」という呼びかけで、ファンは更なる熱いコールをゑんらに送っていた。ラスサビでも存分にタオルを振りながらステージを移動。ジャンプもして、大熱狂な雰囲気はまだまだ続いていく。

次は、絆を描いた青春パンク調の、3人が作詞した楽曲「だいだらぼっち」へ。スタートからパワフルに拳を振り上げ、オーディエンスと共に思いを共有。全体が一つになっていった。リズムを刻みながらクールに歌い上げるゑんらの3人。サビでは、ステップを踏みながら勢いよく手を下へ振るのに加えて、気持ちの篭った歌を届けていく。そしてサビの最後では、この曲の定番、メンバーも観客も肩を組んで左右に揺れるフリを行った。この満員のO-WESTで、全員が肩を組んで揺れる様子は、非常に素晴らしい光景だった。この光景にも、胸を熱くした。
その後は、手で道標の矢印を書くなど、楽しみながらダイナミックなダンスを魅せ付けていく。この空間を通して、ゑんらとファンが、思いを一つにさせていく。それは、全員の絆を再確認するように。
終盤では、本来リズムダウンするのだが、この日は演奏が止まり、アカペラでみさと→ひかり→きららと歌い繋いだ。そしてステージ中央で3人が手を重ねて、改めて3人の絆を見させてもらった。そしてラスサビで、更に勢いが爆発。どんどん熱狂していき、狂騒的な空間となっていた。最後は、全員でジャンプ。ボルテージは最高潮となっていた。

本編最後は、この2年間で何度も歌い、ファンをヒートアップさせてきたキラーチューン「アンバランス」を投下。スタートで、きららがパワフルな歌声を響かせる。そしてみさと、ひかりへと交代。どんどん勢いが加速していく。きららの「ゑんら、行くぞー!」という煽りで、オーディエンスに盛り上がりを要求。もちろん、それに応えて、大きな声を出していた。今まで何度も歌ってきたこの「アンバランス」だが、この日は特に気持ちが入り、魂、気合が入った歌声を奏でていた。そんな素晴らしいパフォーマンスは、センセーショナルで胸を熱くさせる。それだけじゃなく、ファンもそんなゑんらの姿にしっかりと付いていくように、熱い声援を送り届けていた。メンバーもファンも力強く握り拳を振っていく。そんな関係性は、変わらず非常に素晴らしい。間奏でも、ゑんらはどんどん煽るし、ファンもガンガン声を出していく。ラスサビでは、この日一番の盛り上がりを見せていた。3人はクールにかつパワフルに歌い、アクションしていった。最後まで素晴らしい光景が広がっていた。こうして本編は終了。3人は、お辞儀をして、一度ステージを後にした。

するとすぐさまアンコールが起こった。数分後、メンバーが再登場。この2周年記念ワンマンライブの記念Tシャツを着用していた。写真撮影を行った後、アンコールに答えて楽曲を再度披露することに。

このライブ最後の1曲は、ゑんらにとって始まりの曲とも言える「リンネ転生」。3人が座礼のポーズを取ってからこの曲がスタート。力強いメロディーへと展開すると、3人は歌舞伎をモチーフにしたダンスを魅せていく。それに合わせて、大きな声援が飛び交う。ジャンプしたり、手をゆらゆらしたりと緩急のあるアクト。サビでは、<リンネ リンネ リンネ>と歌いながら、拳をパワフルに回して、躍動的に踊っていく。アクティブなターンや会場を盛り立てるように手を上げる。このライブのラストでも、ゑんらへ凄まじい声量のコールが送られていた。曲中では、ゑんら独自コールが入り、非常に盛り上がった。最後は、少し挑発的な表情からサムズダウン。そして歌舞伎をモチーフにしたダンス→座礼と、最初のアクションへ戻り、この曲を終えた。最後は、きららが「3年目のゑんらも末長くお願いします!」と叫び、バンド演奏に合わせて、全員でジャンプ。大熱狂の空間となって、この2周年記念ワンマンライブは幕を閉じた。

ゑんらがマイクを通さずに感謝を述べてステージを後にすると、最後にインタビュー映像が流れた。

Q1.ゑんらは楽しい?

A.全員が「楽しい」と回答

Q2.ゑんらの良いところは?

A.家族みたいな関係で良いところ

Q3.ゑんらでのポジションは?

ひかり:世話焼かせ。世話焼きではない
みさと:めちゃめちゃテンションが高いタイプじゃないけど、めっちゃテンション上がっているやつ
きらら:子分?いや妹みたいな存在。

Q4.2年間で一番ヤバイと思った出来事は?

A.ひかりときららが、同時にインフルエンザにかかり、みさと一人で大阪まで行き、一人でライブを行ったこと。ファンのみんなが助けてくれた。

Q5.ファンの皆さんへ一言

A.「3年目のゑんらも、もっともっと大きくなるよ! みんな大好き!」
→きららが「みんな大好き!」と行ってないため、もう一度
→被ってしまったため、再度撮り直し

Take3で、しっかりと言い切れた。

こうして、ゑんらの2周年記念ワンマンライブは終了した。

2周年を祝すのにふさわしい最高のライブだった。バンドセットによって、ゑんらの唯一無二の世界観・音楽性が際立ち、心に響いたし、ゑんらの魂が入った、気合のパフォーマンスは、この時間を有意義にさせた。この時間、瞬間は、これからもずっと頭に焼きつくだろう。それほど、最高のライブだった。

この2年間、ゑんらには様々な出来事があった。悲しいこともあれば、楽しいこともあった。悔しいこともあれば、嬉しいこともあった。どんな場面を切り取っても、それはゑんらにとって必要な出来事だった。今のゑんらの環境は、外から見ていても、本当に良い。
木乃伊みさとは、クリエイティブな部分を持ちつつも、みんなの思いを汲み取る優しさがある。滝口ひかりは、責任感を持ちつつも、純粋な部分があり、みんなの気持ちを代弁できる表現力がある。滝口きららは、妹キャラの、愛されキャラであるが、しっかりと現実を見て、客観的な意見を出す。そんな3人がいるからこそゑんらが成り立つ。昔からのレポートを読んでくれている方なら分かるが、『ゑんらはこの3人でなきゃ考えられない』とずっと書いてきた。それは、以前から実際にこの3人も取材やMCなどでずっと話してきたことだ。今、ゑんらの取り巻く環境は、本当に楽しげで素晴らしい。それは、メンバー、ファンを含めて。この3人の人間性と、3人が努力をして積み上げた結果、そしてここまで温かく支えてくれたファンのおかげに違いない。繰り返しになるが、これまでの険阻な道のりは、みんなにとって必要なことだった。そしてそれがあるから、ゑんらにとってもファンにとっても、ゑんらという”生きていく場所”ができあがった。だから、この3人とファンで前に進むことに意味があると思っている。この先、どんな未来が待っているが分からないが、ゑんらならきっと乗り越えられる。明るい未来が待っているはず。<真っ黒な明日でも 飛び込んで足跡を残して いつまでも君の ミチシルベになりますように>。私たちにとってのミチシルベは、ゑんらだ。どんな真っ暗な道でも、輝かしい場所に向かって一緒に歩んでいこう。そう、みんなで誓おう。

Text:石山喜将
Photo:名和洋助

【セットリスト】

1.心中ミッドナイト遊園
2.のっぺらぼう
MC(バンドメンバー紹介)
3.ホラーかわいい
4.厄猫
5.さよならを教えて
6.妖怪ディスコ
MC
7.呪いの飴
8.君がいない
9.迷い地縛霊
MC
10.ONORE
11.だいだらぼっち
12.アンバランス

アンコール
13.リンネ転生

【Music Video】
■【ゑんら】アンバランス MV
https://youtu.be/ZGgHWwSdiEM

【Profile】
2018年に結成された女性アイドルグループ。
元dropの滝口ひかりと木乃伊みさと、元KAGUYAのメンバーでソロアイドルとしても活動していた、滝口ひかりの妹、滝口きららの3人でセルフプロデュースによるアイドルユニット。
ユニット名は煙の妖怪である「煙々羅(えんら)」に由来し、煙の様に変幻自在で枠に囚われないアイドルになる様にとの思いが込められている。
2018年は結成約半年で、「TIF」「@JAM」「アイドル横丁」など数多くの大型アイドルフェスに出演。
2019年3月2日には1周年を記念したワンマンライブをWWW Xにて開催。
2019年4月24日に初全国流通盤のリリースが決定した。
2020年2月24日にゑんら2周年記念ライブを開催。
2020年3月29日に12ヶ月連続定期公演を開催予定。

【Official Site】

■オフィシャルサイト
https://wyenra.jp/

■オフィシャルTwitter
@wyenra