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2023.05.14

アイドルがビラ配りの成功率を上げる方法 5選

アイドルがビラ配りの成功率を上げる方法 5選

ライブハウスの多いエリアの駅前や、特典会の空き時間などで、自身のPRをするためにアイドルがビラ配りをしている光景がよく見られます。マスメディアを主戦場としないライブアイドルにとって、ビラ配りは新規ファンにリーチするための有効な手段のひとつです。ところが、アイドル本人にとっては肉体的にも精神的にもタフさが求められ、苦手意識のあるメンバーも多い。そこで本稿では元営業マンで現役アイドルオタク、最近はお仕事としてアイドルさんにオファーをかけることも多い筆者が、上手だと感じるビラ配りの特徴を5つお伝えします。
 

①聞き手に徹する

人間は「営業されている」「モノを売りつけられる」と感じてしまうと、心の窓を閉ざしてしまいます。これでは自分たちの話を聞いてもらえずに断られてしまいます。そこで大事なのが、相手の話をとことん聞いて、しゃべりたいことをしゃべり尽くしてもらうことです。例えば既に推しがいるお客さんであれば、推しの魅力を存分に語ってもらいます。そして、相手がひと通り話したいことを話し終えると、「で、あなたは何をしてる人なの?」と自分のターンが回ってきます。一見、効率が悪いようにみえますが、急がば回れです。

 

②雑談のなかで相手の好みをリサーチする

聞き手に徹しているときも、ただ話を聞いているだけでは二流です。話を聞きながら、相手の好みや自分たちとの共通点を探ります。お客さんの「北海道出身」「ボブヘアの子が好き」「元気系の曲が好き」といった情報が手に入ると、「うちにも北海道出身の子がいて…」といった具合に自分たちのグループを提案するキッカケを作ることができます。この方が初対面からガツガツ来られるよりも、圧倒的に印象がいいです。営業の匂いをできるだけ消して、相手の好みや共通点を自然に探りましょう。
 

③少しずついい関係性を築いていく

あなたは家に訪問販売が突然きて、その場でモノを買うでしょうか。多くの人は玄関先で即決することはないと思います。これはビラ配りでも全く同じです。急に声を掛けて、話を聞いてもらうことは非常にハードルが高いのです。そのためにはお客さんを長期的に育てていく必要があります。例えば、いつも同じ場所でビラ配りを続けていれば顔見知りは増えていくでしょう。あるいは配信アプリに誘導して関係性を築き、そちらで想いをじっくり伝えることでやっと熱意が伝わるかもしれません。小さいステップの積み重ねがあって初めて、お客さんは付いてきてくれます。

 

④自信がなくても自信満々を演じる

ビラ配りのライバルが同じエリアに複数いるとき、自信のある子と不安そうな子では大きく差がつきます。目が合っているのに、こちらから手を伸ばすまでビラを渡してくれない子はチャンスを逃しています。心では不安でいっぱいでも、表向きは笑顔で元気なスーパーアイドルになりきること。これができるアイドルはオーラを放ちます。多少荒削りでもオーラがあればカバーできる部分はたくさんあります。自分に自信がない人に、魅力をプレゼンされても信頼することはできません。

 

⑤断られても絶対にいい雰囲気で終わる

たまに「チケット買ってくれないと帰さないよ!」という勢いで、強引に囲い込んでくる子がいます。しかし、お客さん側にも予定が合わなくてどうしても行けない場合もあるでしょう。そのようなときに、強引な雰囲気で来られると、お客さんは断るためにエネルギーを多く使います。そして、気まずい空気のままお別れしてしまうと、その子の悪い印象だけがあとに残ってしまいます。その場でチケットを買ってくれなくてもいい雰囲気で終われれば、次は行動を起こしてくれるかもしれません。目の前のノルマや結果にばかり囚われず、長期的に愛されるアイドルを目指しましょう。
 

以上が、ビラ配りを成功につなげるための5つのアドバイスです。
アイドルのみなさんの魅力が1人でも多くの人に伝わることを願っております!

筆者のプロフィール

ガブリエールまっすー

プロアイドルオタクのガブリエールまっすーです。AKB・ももクロブームに影響を受けて以来、東京ドームからローカルアイドルの小劇場まで幅広く現場に足を運び、アイドル現象の考察をライフワークにしてきました。
アイドル文化の魅力を、熱く、誠実に発信していきます!

Twitter:@massu_idlb

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