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2022.06.11
【ライブレポート】pamplepop『1st ANNIVERSARY ワンマンライブ』|22.06.05開催:pamplepop
先日ライブレポートを公開した『瞬きもせず』(記事URL)や『Leap Plane+。』『そあとあめーむ。』と数多くのグループを手掛け、アットホームで温かみのある芸能事務所ONE5。そして昨年の6月5日にデビューを迎えた『pamplepop』は “pampleはフランス語でグレープフルーツ”、 “花言葉は「無邪気な乙女」”というユニット名の由来の元、等身大のメンバー達がアイドルシーンで躍動している。
2022年6月5日、この日pamplepopにとってデビューからちょうど1年を迎える記念の日に開催した、『1st ANNIVERSARY ワンマンライブ』の模様を記していく。
2022年も早いことで5ヶ月が経ち、すっかり折り返し地点を迎えようとしている。まだ昨年の同時期と比較しても幾らか過ごしやすい気候が続いているような気もするが、今年明らかに異なる点を挙げるならば、ライブ会場での感染対策の “制限が緩和” されてきている点だろう。筆者にとってもコロナ前から撮影等でアイドルのライブ会場に足を運ぶ機会は何度かあったが、ほとんどがコロナ禍に突入してからだ。制作として現場に入っていたときも、”マスクの着用の徹底” や “ソーシャルディスタンス” 、”ジャンプの禁止” など、ファンをある意味で【縛り付ける】ように細かなルールが制定されてきた。しかしその制限も数ヶ月前より徐々に緩和されていく方向へと向かい、ついにこの日は、筆者にとってはコロナ前ぶりの【声出し有り】のライブとなった(会場での開演前アナウンスにて知った)。これまではマスクも着用必須のため、ステージに立つアイドル側からファンの反応を受け取る手段がかなり限定されてきていたが、そこに “声” という圧倒的な援護がなされたときに、メンバー達へどのような影響を与えているのか注目して観てみたいと思った。恐らくpamplepopにとっては何度か既に経験している環境ではあると思うが、コロナ禍にデビューしたグループの楽曲で、どのくらい盛り上がりを見せるのか。人生で一番の5月病にかかっていた私も、一気に活力を取り戻した。
会場となったCOSMICLABも、私がアイドルのライブを初めて観に行ったときの会場で、特徴的な縦長の構造を懐かしくも感じていた。その会場内に大きなバルーンスタンドが設置され、既に彼女達やファンを大いに盛り上げた。
この1周年を記念したTシャツも制作され、多くのファンが開演前にそのTシャツに身を包む姿が見られ、この日行う新曲のお披露目のタイミングで一斉に照らすためのサイリウムを配るファンがいるなど、既に会場内は熱気に包まれていた。
11:00にポップな勢いを感じさせるSEが流れ始めると、森元→下司→恋未→片見→澤村と1人ずつステージへと登場し、ファンへライブの始まりを告げていく。
文字通り1曲目はpamplepopのワンマンライブに相応しい『トップバッター』で一気にライブに勢いをもたらす。コロナ禍に誕生したグループではあるが、ファンは序盤から大きなコールでメンバーを力強く後押しする。その声に表情も崩れていく澤村が印象的で、きっと彼女の大きな支えとなり、力へとなっていくのだろう。
“カッコよく見せよう” や、”上手く歌おう” という表現ではなく1年の集大成、今出来ることを精一杯披露しようとするひたむきさが真っすぐに伝わってくる。どこか曲が終わった時には爽快な気持ちにさせられた、彼女達の魅力が良く伝わってくる一曲となった。
曲が終わると早速1回目のMCへ。澤村が「ついにやってきましたー!!」と叫び、ファンと喜びを分かち合っている中、森元の新衣装のリボンが取れてしまうハプニングがあり、片見と話し込む姿が。自己紹介を終えると森元は袖へと一度捌けていき手直しをしてもらうという、ライブならではのハプニングがあったが、大事には至らなかったようだ。そして今回の新衣装についてのトークでは、メンバー全員の腰の辺りに大きなリボンが付いていることもアピールし、その後、下司の担当カラーが青色に変わったことにも触れていく。担当カラーが変更することはグループにとっても、メンバーにとってもかなり大きな変化となるだろうと私は思う。この後のライブや今後も続いていくpamplepopの活動の中で、どのような “色” を描いていくのか、是非注目していきたい。
そして手直しを済ませた森元がステージへと無事に戻ってきた森元を先頭に1列に並びスタンバイして始まった次の曲は、『みるみる夢みる』。続いても彼女達らしい、ポップで愛くるしさの詰まった一曲で、ファンのペンライトも陽気に揺れ動いていく。私がいた位置も影響するのか、中でも森元が歌い出した際の『あやの』コールは凄みがあり、熱狂的なファンの声援もあり森元も自信を持ってステージ上で輝きを放っていく。まだ加入して1ヶ月という恋未も、力と気持ちの籠った指差しなどで、真っすぐ全力投球するように想いをぶつけていく。今の彼女の大きな武器となっていると私は感じ、是非今後もファンにぶつけ続けていってほしい。
澤村はこの空間を目に焼き付けるように多くのファンへレスを送っていく。先ほどのMCでも「盛り上がってる?みんな?」と聞いていたように、真面目で心配性な一面もあるのかもしれないし、それ故に一人一人のマスク越しの表情を確認していたのだろう。ファンが盛り上がれば盛り上がった分、彼女のパフォーマンスは更に生き生きと自信に満ち溢れたパフォーマンスへと変わっていく。それはこの日のライブでも随所に感じられ、ある意味無限大の可能性を秘めたアイドルかもしれないと、私は感じた。
続いては『フツーに奇跡』を披露。客観的に見るとグループの中では落ち着いたメンバーに見える下司。彼女の笑顔はこの楽曲の中で非常に際立って見られ、安らぎとトキメキを同時に与えてくれるようだった。ダンスにも繊細さと大胆さが合わさって見られ、気付けば彼女を目で追ってしまっているような魅力を解き放っていた。
若い女の子の恋心を描いた楽曲で、メンバーも自身と重なる部分が多く存在するのではないだろうか。「私だけを見てほしい」といった箇所など、きっと女性なら誰しも感じるであろう想いが笑顔で歌う彼女たちからストレートに伝わってきた。
続いては森元が「新しいpamplepop、目に焼き付けてください!」と語り始まったのが、この日お披露目した新曲、『ドラマチックにしちゃおっかな』。これまでのpamplepopとは一転して可愛らしい彼女達ではなく、2年目を迎えて何段も大人の階段を登ったかのように凛とした彼女たちを観ることが出来た。難易度も高そうな印象を受けたが、今後もこの楽曲を携えてどんどん成長していく彼女たちがイメージ出来る。パフォーマンスの幅が広がっていき更なる魅力が引き出されることに注目したい。
曲が終わり【プレゼント企画】のコーナーが始まる。入場の際に来場者一人一人に手渡された紙に番号が記されており、これからメンバーが袋に詰められた紙を1枚ずつ引いていき、同じ番号を所持しているファンにプレゼントが贈られるという企画。プレゼント内容も異なるようで、恋未と下司からのプレゼントは、【メンバー5人からの動画】、澤村・片見・森元からは【チェキとミニお手紙】という内容で計5名のファンが当選した。澤村は自身が引いた番号を一度は「18番」と言うも、向きが逆で実は「81番」だったという大爆笑が起きるハプニングも。彼女たちらしくアットホームな雰囲気で和やかに進んだ企画だった。
ライブの後半戦は、Leap Plane+。の『未熟なプリンセス』、瞬きもせずの『まわせ!まわせんせーしょん』と2曲続けて姉妹グループのカバー曲で始まった。どちらも人気の高い楽曲で会場の熱気が更に高まっていくのがわかった。『未熟なプリンセス』が終わると「ありがとう!」という歓声が聞こえたのが印象的で、改めてファンとメンバーが一緒に創り上げるライブだなと感じた瞬間でもあった。
続いて、最後の曲として始まった『絶対独占主義』。撮影有のライブであることもあって、カメラを構えるファンもチラホラと見られ、記念の彼女たちを収めようとしていた。一見クールに見える片見も随所に気持ちが乗ったパフォーマンスが見られ、彼女の担当カラーでもあるピンクのペンライトを振っているファンに多くレスを送っているようだった。
挨拶をしてメンバー達は捌けていき、フロアのファンはもしかしたら数年ぶりの声出し可のアンコールだったのかもしれない。ややアンコールの段取りに手間取っていたようにも見られたが、やはり声出し可のアンコールは迫力もあり何より気持ち良い。楽屋にいるであろうメンバーにもその声は必ず届いているし、またギアを上げてステージに戻ってくることが出来るだろう。
そしてオリジナルTシャツに身を包んだメンバーがステージに現れ、この日2度目の『フツーに奇跡』でアンコールに応える。きっとメンバーも好きな楽曲であるだろう、それぞれにとにかく楽しそうにパフォーマンスしているのが伝わってきて、私も気持ちが高揚していくのがわかった。
曲が終わり、森元からファンに改めてアンコールの感謝を伝えると、一人ずつ今日の感想を語っていく。
恋未:今日はお集まりいただき本当にありがとうございます!私はデビューしてまだ1ヶ月ちょっとしか経ってないのですが、デビューのときよりも成長した姿を見せることが出来たと思うのですがどうですか?
(拍手と笑いが入り混じった反応が聞こえる)
これからも成長していけるように頑張るので応援宜しくお願いします!
下司:本日はお忙しい中私たちにお時間くださり本当にありがとうございます!そして光彩ちゃん、かりんちゃん、彩乃ちゃん1周年おめでとう!
(ファンも大きな拍手を送る)
1周年というと区切りって感じがするんですけど、pamplepopはまだまだ前を向いてひたむきに走っていくのでこれからも応援宜しくお願いします!
片見:私は今日でちょうどアイドルとして1年が経ちました。つい最近のことに感じる反面、凄い成長したなって思うこととどっちもあって、けどまだ至らないことばっかなのでこれからも頑張っていきたいと思います。これからも皆さんついてきてください!今日は本当にありがとうございました!
森元:今日はお忙しい中、1stワンマンライブにお越し下さり本当にありがとうございます!今日でちょうどこの3人(澤村・片見・森元)はデビューしてちょうど今日が1年で、1年は長いようであっという間で。色んな楽しいことも経験出来て、今こうやってたくさんのファンの前でワンマンライブを出来ることが本当に今は幸せです。これからもpamplepopは頑張っていくので応援してもらえると嬉しいです!はい・・・えーっと・・・ありがとうございます!
澤村:1年が経ちました。ちょっと待ってくださいね、今日考えてきたんですよ。・・・あっそうそうそう(笑)最初入ったときは手売り5枚とか売れるかなって話をずっとしてて、まさか私たちがこんなにたくさんの人を呼べると思ってなかったです。やっぱりアイドルは楽しいんですけど、メンバーの卒業だったり新体制の不安だったり、あとは自分自身の自己評価とか周りの人からの評価とか色々悩むことも多くて。でも悩んできた答えが “ここ” にあるんだなって思って、悩んできたことが無駄じゃなかったんだなっていうことを凄く感じました。本当にありがとうございます!これからもpamplepopの応援宜しくお願いします!今日は本当に来てくれてありがとうございました!
そして集合写真を撮り、最後の曲に行く前にスタッフからメンバーへ渡された2枚の紙。彼女たちも全く知らなかったというその紙には
・8/17(水) 『トップバッター』『絶対独占主義』が楽曲配信決定
・8/18(木) 新宿アルタ KeyStudioにて2ndワンマンライブ開催決定
澤村はずっと念願だった楽曲配信の決定に涙し、ファンと共に今回の発表を喜んだ。「歌えるかな」と少しの不安もこぼしながら始まった最後の曲、『君に恋をしてしまった』。先ほどの澤村のコメントからもわかるように、この日集まったファンへの感謝、「これからもずっと一緒にいてほしい」、そんなメッセージが存分に込められた一曲となった。澤村のように責任感も強いタイプのメンバーもいれば、それぞれ微妙に異なる想いでステージに立っていたようにも思う。だが、その上で今出来る最高のパフォーマンスに想いを乗せて、ラストスパートをかけるように歌っていた。ファンも温かな拍手と「ありがとう!」という歓声で彼女たちの1周年を祝福した。
こうして1周年という節目の日に開催された、ワンマンライブの幕が下りた。まだまだ粗削りな部分もある彼女たちだが、きっと2カ月後、すぐにやってくる2ndワンマンライブでも、更に広くなった会場に立つ彼女たちは必ず成長した姿を見せてくれるだろう。そんな彼女たちの最大の武器は、メンバーをファンが温かく見守り支えていることなのかもしれない。今後も多くの悩みは苦悩が待ち構えているであろう。だが、この日会場に詰め掛けたファンからは温かさを感じ、きっと全てを受け入れてくれるだろう。こうした現場は私のような外様の人間も「また行きたい」と心から思う一番の要因でもあり、1年間かけて築き上げてきた素敵な “強み” であると私は思う。
2年目以降、様々なチャレンジをしていくと思うが、今持っている魅力を失うことなく、見失いかけたときこそファンを見て、常に地に足を付けて一歩一歩、歩んでいってほしいと願う。そんなpamplepopの成長を、私はこれからも見届けていきたい。
文:山本 智貴
pamplepop『1st ANNIVERSARY ワンマンライブ』
2022.06.05(Sun). at 秋葉原COSMICLAB
【セットリスト】
01.トップバッター
02.みるみる夢みる
03.フツーに奇跡
04.ドラマチックにしちゃおっかな
05.未熟なプリンセス
06.まわせ!まわせんせーしょん
07.絶対独占主義
En01.フツーに奇跡
En02.君に恋をしてしまった
■ONE5 オフィシャルHP
https://one5.co.jp/
■pamplepop
Twitter:https://twitter.com/pp__info
ライブ情報:timetr.ee/pc/pamplepop
オンラインショップ: pamplepop.thebase.in
【メンバーSNS】
澤村 光彩
Twitter:@7gare44
Instagram:@7gare44
恋未 のどか
Twitter:@konomi_nodoka
Instagram :@konomi_nodoka
片見 かりん
Twitter:@pp_karin_1126
Instagram:@_karin_1126
森元 彩乃
Twitter:@ayatun0410
Instagram:@ayano__0410
下司 萌
Twitter:@moeee_e06
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