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【ライブレポート】 天使突抜二読ミ 『沖あすか生誕祭2022』|22.06.10開催:天使突抜二読ミ

【ライブレポート】 天使突抜二読ミ 『沖あすか生誕祭2022』|22.06.10開催:天使突抜二読ミ

これまでセカイべでも多くの記事を掲載してきた “ツキヨミ” こと天使突抜二読ミ。セカイべとツキヨミの接点は筆者が監督した映画作品にツキヨミのメンバーが出演したことから始まるのだが、(正確には昨年1月に開催したライブイベント内の「公開オーディション」企画から)その作品の撮影期間中、ちょうど1年前の6月にツキヨミを卒業した沖あすか。現在は女優業に専念し、『アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院』を始めとした舞台を中心に活動を続けている彼女が、6月3日に25歳の誕生日を迎えた。現在もツキヨミが所属するラディウスエンターテイメントに所属する彼女は、現在もツキヨミのメンバーとも交流があり、私自身映画の現場で会った際も気にかけている様子は伺えたのを記憶している。そんな彼女の新たな1年は、6月10日、1日限定の【ツキヨミ復帰ライブ】という形で慣れ親しんだファンと共に始まった。今後また見られるかわからない貴重なライブの模様を記していく。

【メンバー】

  • 石原 美咲

    石原 美咲

  • 眠 ねむ

    眠 ねむ

  • 柚稀 まい

    柚稀 まい

  • 椿 結女

    椿 結女

  • 楠木 りほ

    楠木 りほ

  • 河合 芽依

    河合 芽依

  • 小春 モカ

    小春 モカ

2022年6月10日。蒸し暑く感じる日もあれば、雨模様の日には気持ち肌寒く感じる日もあるなど、体調管理にも苦慮する時期かもしれない。ちょうど1年前の6月9日に、当時のツキヨミのメンバーである『沖あすか』、『江蓮花』、そして現在もツキヨミに在籍する『眠ねむ』の3名がクランクインを迎えた映画『残念悪魔と厨二病』。当時私は、【監督】というポジションにいながらも、【キャスティング】や【製作業務】など多岐に渡るタスクを請け負っていたため、スケジュールの管理などもしていたのだが、沖は卒業を間近に控えラストスパートをかけるように多くのライブに出演していたことをつい最近のことのように覚えている。日によっては午前中に撮影→その足でライブハウスへ、といったこともあったように思う。そんな彼女はダブル主演の一角を担い、慣れないコメディー作品に苦戦しつつも楽しく演じ、現場も明るく照らしてくれた。その頃から既に【女優、沖あすか】の顔になっていた。

私はこれまで多くのツキヨミのライブを観させていただいているのだが、沖のパフォーマンスに関して実は一度も観たことがなかった。冒頭に記した【公開オーディション】の企画を盛り込んだライブでも、裏で業務を進めていたこともあり、ライブ自体は映像でしか観ていない。4月末に映画のアフレコがあり、その際久々に顔を合わせた彼女に対し、それとなく「まだ踊れるの?」と聞いてみた。沖も「たぶんまだ踊れると思います!」と返したのが非常に印象に残っていた。それは私自身、【今のツキヨミに沖あすかが入ったらどう見えるのか】といった興味があったからだろう。それは思ったよりも早く現実のものとなり、彼女の生誕祭として1日限定での復帰(?)を果たしたのだ。映画の関係者も気になっていたこの日のライブ、その方たちに向けての意味も込めた、普段とはまた違ったライブレポートになるかもしれない。

会場となる秋葉原ZESTには開場の少し前に到着した。既にリハーサルも終え、彼女の誕生日をお祝いするフラワースタンドの前で写真撮影をする沖とツキヨミのメンバー達。沖からは真っ先に「来るって聞いてないです!(笑)」と言われ、サプライズも好きな私からするとその反応も楽しんでしまうので、せっかくならばもっとサプライズで向かえば良かったと後悔した。生誕祭ということもあり、当然彼女のソロも用意されており、「あまり期待しないでください」と彼女からの言葉もあったが、私だけでなくファンの方々も久々の沖のステージを心待ちにしているだろう。

19:00に開場し顔馴染みのファンも多く入場してきたが、きっと沖の1日限定復帰を聞いて久々に駆けつけたファンも少なからずいたのではないだろうか。この日は声出し可能ライブということもあって、フロアは会話の声がいつもより飛び交う賑やかな空間となっていた。

SEが流れ、初めにツキヨミの衣装に身を包んだ沖がステージに登場すると、大きな歓声が沸き起こる。1曲目は『サウンドスケープ』を披露する。舞台などのステージに立っていることもあって久々のステージというのも感じられず、自然とツキヨミの7人に馴染んでいた印象だ。それよりも既存のメンバー以上に一つ一つの動きにキレも感じられ、”大人” な余裕すらも漂わせていた。私は映画での愛くるしい姿なども含めて、彼女を未成年の女の子として接しているのだが、女性のふり幅にはやはり驚かされる。

2曲目は『ソノ心、群青二ツキ。』。最近はあまり披露していない(?)ツキヨミファンにとっても懐かしの1曲だったのではないだろうか。レトロな雰囲気を感じさせるメロディーが聴き心地も良く、特徴的な振りも含めて、普段の元気なツキヨミとは違った顔を見せてくれた。ファンも沖のメンバーカラーであった紫色中心にフロアを照らし、力強いコールにもいつも通りの優しさが込められており、きっと沖も懐かしさと共に安心感すら感じていただろう。

曲が終わりMCへと移る。最初に沖が挨拶をし、「すごくすごく嬉しいのですが、ツキヨミのメンバーが一緒にステージに立ってくれましたー!」とメンバーへの感謝も込めた挨拶となった。

その後ツキヨミのメンバーも自己紹介をした後、改めて石原から「お誕生日おめでとうございます」と祝福の言葉をかけられると、大きな拍手でファンも彼女をお祝いした。

「久しぶりのライブなので皆さんに会うのも凄く楽しみにしてたんですけど、来てくれるかなって凄く不安だったんですけど、出た瞬間にたくさんの顔が見えて本当に本当に嬉しいです!最後まで是非楽しんでいってください!」と不安な気持ちも抱えていたことを素直に話した沖は、着替えのため一度袖へと捌けていく。

眠が「あすかさんが隣に来たときの結女の変わりよう(笑)」と、普段から沖と交流があり彼女を慕う椿に対してツッコみ、柚稀も「私たちにそんな顔見せてくれたことないじゃん!」と話すと、椿は「あすかさんだけ特別だからごめん」と真顔で突っぱねる姿には会場中、そして私も声を出して笑ってしまった。

MCを終えると、沖の卒業後久しぶりにツキヨミのライブを観るという人に向けて、【新生ツキヨミ】を見せるということで、ここ半年以内にリリースした新曲から、『春、恋しました』『七転び二起き』『月下セレナーデ』の3曲を続けて披露した。それぞれコール有で観るのも初めてで新鮮だったが、やはりメンバー達がその熱量に負けないパワーでパフォーマンスしていた。中でもデビュー時から観ている河合と小春の両名は、毎回成長している姿が見られることに嬉しさも感じているのだが、この日のパフォーマンスは更に細かな表現力にも磨きがかかっており、河合の “無邪気な笑顔” 小春の “純真さ” がグループに新たな色を加えることが出来ていた。

旧衣装に身を包んだメンバー達は、単独公演ということで言わば【ホーム】と言えるステージで自由に舞っていく。ファンとメンバーが皆家族のような雰囲気があるツキヨミらしく、椿は前方にいるファンと多くレスを交わし、楽しさを共有する姿が目立っていた。この3曲の新曲たちのクオリティーも取材を重ねるごとに成熟されてきて、私自身もセトリに入っていることを確認するとテンションが上がる曲たちだ。

曲が終わると翌日に控えた『セカイべフェス』の告知をするとファンからも歓声が上がる。毎回温かなリプライや、拡散の協力をしてくれるファンやメンバーには感謝しかない。この『セカイべフェス』でのライブレポートも私ではないがもちろん記載するので是非そちらも合わせてご覧いただきたい。初めてツキヨミのライブレポートを書くライターがどのようにツキヨミのライブを観たのか、私も非常に興味深い。

そして着物に着替えて登場した沖は、CHiCOの『アイのシナリオ』を披露する。紫一色に染まった会場で、曲に合わせて激しく演出された照明で、幼い顔立ちからは想像出来ないような胸に突き刺さってくるような力強い歌声でファンを魅了する。ソロのステージも恐らくかなり久しぶりだったかと思うが、それでも堂々とした姿や、上手や下手のファンにもレスを届ける姿に、彼女に染みついているアイドルとしてのパフォーマンス力を観ることが出来た。

次の曲にいこうとするがなかなか曲が始まらず、「このフォーメーションは・・・?」と笑いを誘い、彼女が大好きだという水樹奈々の『7月7日』へ。しっとりとした一曲を丁寧に丁寧に歌い上げる。彼女が持つ透き通るような美しい声がフロア中に響き渡り、紫一色のペンライトも気持ちよさそうにゆらゆらと揺れる。曲が終わり大きな拍手が沸き起こると、照れたように笑みをこぼした彼女の人間性も、アイドル時代に多くのファンを惹きつけてきた一つの要因だろう。

最後はsupercellの『君の知らない物語』。化物語を見ていなかった人も大抵の人は知っている一曲で、名曲中の名曲をファンの熱気をもう一度再燃させながら歌った。かなり高音もきつい一曲ではあると思うが、パワフルに力強く歌った沖。きっとそのパワーは舞台などに活動の場を移しても大いに活きている能力だろう。私自身が同じ活動をしていたので物凄く感じたことだが、俳優の、特に舞台俳優と呼ばれるような役者たちはこぞって声量が物凄く歌が上手い人が多い。発声練習などを常日頃から行い、滑舌を良くする訓練もし、【言葉を届ける】といったことが仕事の一部となる役者は、歌っても同様に歌詞にある程度想いを乗せて歌うことが出来る人が多いのだ。そうした面も踏まえて、このときは “アイドル 沖あすか” ではなく、”女優 沖あすか” を観たような気分になれた。

「緊張した!(笑)」と話す沖に、「カワイイ」などの言葉をかけながらツキヨミのメンバーが青のツキヨミTシャツに身を包んで現れる。今回の衣装も好きな漫画や好きなキャラクターによる影響でチョイスしたことを語り、そう語っているときが今日一番饒舌だったかもしれない。(もちろん映画の撮影時よりも)
「ドレスじゃなくてすみませんね(笑)」と語った沖に、「あすちゃんだったら何着てもカワイイよー」と野太い声でファンの想いを代弁した柚稀。そして恒例のお手紙は彼女のことが大好きな椿が代表して読み上げた。ここからは全文届けよう。

椿: あすかさんへ。お誕生日おめでとうございます!ツキヨミを卒業して約1年、またこうして同じステージに立つことが出来て、一緒にお誕生日をお祝いすることが出来てとても嬉しいです。幸せです。1年前も私が手紙を読んだ気がするので多分同じことを言っているかもしれません

(フロアから笑いが起こる)

沖:嬉しいよ!(笑)

椿:またあすかさんへの愛を語ってしまいそうです。あすかさんは私にとってずっと憧れの女性で、顔も性格もかわいくて完璧です。真顔も笑顔もキョトンとした顔もかわいくて、しっかりしているときもあってカッコイイのに、涙脆くて天然で抜けているかわいさもあって・・・要するに完璧です。天使です。あすかさんと会ったら必ずと言って良いほどハグしてしまうのですが、いつも細すぎて「え、食べてる?!」ってなってます。健康で長生きしてほしいのでたくさん食べて元気でいてください

(会場にいる全ての人が爆笑する)

沖:いっぱい食べるね(笑)

椿:こんなに人にカワイイって言ったことは今までないですし、あすかさんを前にするとデレデレになってしまいます。それくらい大好きです。卒業してから会う回数も減って、私は干からびてしまいそうだったのですが、私の誕生日には「おめでとう」の連絡をくださったり、プライベートでご飯に行ったり、プリクラを撮っていただいたりたくさん仲良くしてくださって本当にありがとうございます。ちなみにあすかさんとお出かけするときがこの世で一番気合い入れてます。

(爆笑が起こる)

椿:アイドルとしてのあすかさんも大好きだったのですが、女優として輝いてるあすかさんは凄く綺麗で大人でカッコイイ女性になっていて、会うたびに感動しています。もちろん今も大好きです。ずっと “カワイイ” と “好き” を言ってくる、ちょっと怖いレベルの私を、いつも笑顔で受け入れてくださって優しさで、いつも涙が出そうになります。ありがとうございます。あすかさんの『君の知らない物語』を聴いてとても感動しました。素敵でした。私の人生で初めての生誕祭で『君の知らない物語』を歌ったとき、間奏のところガチ恋口上をしてくださったのを今でも覚えています。そのとき緊張がなくなったのも嬉しくて泣きそうになったのも覚えています。その優しさに当時の私は救われました。ありがとうございました。
本当に出会ったときから理想の女性です。これからもあすかさんを大好きな私と仲良くしてください。あすかさんが選んだ道をずっとずっと応援してます。そしてこの先も指ハートめっちゃします。大好きです!椿結女より

椿らしい真っすぐな想いが乗った手紙だった。そして石原が「あすちゃん、お誕生日おめでとう!」と彼女に花束を届ける。楠木からは【ファンからの色紙】が手渡され、眠はケーキを両手で大事そうに持ってくる。確かにメンバー内で一番持たせたら危なそうなメンバーかもしれない(笑)そして沖もファンに感謝の想いを伝えた。

沖:こんなにたくさん来ていただいただけでも本当に。私のために時間を作ってくださったりそれだけで私は嬉しいんですけど、プレゼントとか色紙とかケーキとかスタンドフラワーとか・・・本当に色々ありがとうございます!卒業生誕のときに頂いたものとかメッセージとか・・・ずっとね、ツキヨミとしてアイドル人生も長かったので、急に一人になって孤独になったなと凄く感じていたんですけど、みんなからもらったメッセージを見て、自分で選んだ道なんですけど背中を押してもらえてるので、またこれを見てもっともっと頑張っていけるように25歳も頑張りますので是非これからも宜しくお願いします!

そして椿の手作りの色紙には沖の似顔絵も描かれ、沖もこの日は椿の担当カラーである赤色の髪飾りでライブに臨んだこともあり、二人の絆が更に見られた瞬間にもなった。

10秒間の写真撮影タイムも石原が言っていたように【記者会見】のような光景となっていたが、多くのツキヨミファンがSNSへと記念の1枚をアップしてくれただろう。

最後は「ツキヨミと言えば」の一曲、『君といたユニバース』。会場中の全員が彼女にエールを送るような、改めてツキヨミには人の心を動かし、背中をそっと押してくれる力があると感じた。ファンのコールにも温かさが感じられ、ステージにいるメンバー達を優しく包み込む。落ちサビももちろん沖が担当し、彼女のためのステージを全員で演出した。

最後に沖から改めてお礼の挨拶があり、

沖:今日は平日にも関わらず来ていただいて本当にありがとうございます!ツキヨミを卒業してから舞台を中心に映画だったり出演させていただいてるんですけど、やっぱりライブをしていない分皆さんに直接会う機会が減ってしまって。みんなも寂しいって言ってくれるんですけど、私も凄く寂しいんです!寂しいんですけど、皆さんのツイートだったりリプだったりを見たり、もらった色紙とかアルバムを見返して、たくさん支えてもらってます。これからも精一杯自分の目指した道に向かって、少しずつですが一歩一歩進んでいきますので是非これからも応援宜しくお願いします!そしてこうやって頑張ってくれてる天使突抜二読ミをお願いします!

そして出演映画の公開日が決まったことも合わせてファンに発表した。

アイドルはいつかは卒業するときが来るだろうし、沖のようにその後もエンタメの世界で活動する者も多くはないように思う。だが、卒業後もこうしてまたツキヨミのステージに戻ってきて、ファンに元気な姿を見せることが出来ているということだけでも素敵なことだと実感した。

【女優 沖あすか】として今後色んな役を演じていき、更にアイドルのときには出来なかった経験を重ねていくだろう。彼女が言うように “孤独” と戦うような職業でもあると私は思うので、きっと辛い時期もやってくると思う。だがそんなときに彼女には、この日集まったファンを始めとして、支えてくれる人々がたくさんいる。この先躓いたり挫けそうになるときがやってきても、彼女にはこの記事も見て思い出してほしい、そんな想いも込めて書かせてもらった。私も少し恥ずかしくなってきたので今回のレポートはここまでにしたい。映画についての記事はまた別で上げさせていただくので是非チェックしてほしい。

 

 

文:山本 智貴

 


 

天使突抜二読ミ 『沖あすか生誕祭2022』
2022.06.10(Fri). at 秋葉原ZEST

【セットリスト】
01.サウンドスケープ
02.ソノ心、群青二ツキ。
03.春、恋しました
04.七転び二起き
05.月下セレナーデ
06.アイのシナリオ (沖あすかソロ)
07.7月7日 (沖あすかソロ)
08.君の知らない物語 (沖あすかソロ)
09.君といたユニバース

 

■天使突抜ニ読ミ オフィシャルHP
https://www.tenshitsukinukeniyomi.com/

■天使突抜ニ読ミ Twittter
@tsukinukeniyomi

■沖あすか Twitter
@oki_asuka

■メンバーSNS
石原 美咲
Twitter:@IshiharaMisakit

眠 ねむ
Twitter:@nemu_nemu_t

柚稀 まい
Twitter:@yuzuki_mai04

椿 結女
Twitter:@tsubakiyume_t

楠木 りほ
Twitter:@kusunokiriho

河合 芽依
Twitter:@kawaimei_t

小春 モカ
Twitter:@koharumoka_t

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