2022.02.24

• ライブレポート

先日あげさせていただいた記事から1週間後。ツキヨミは改めて2名の新メンバーを迎え、リスタートを切った。

12月18日に公式Twitterより「発表！」と題されたツイートにて新メンバーとしての加入が発表された河合と小春。設定したリツイート数に達成することで顔出しとなる企画を催したが、すぐにそのノルマは達成され、新メンバーの加入をファンやメンバー皆が心待ちにしているのが伝わった。

新メンバーのアカウントも同時に開設され、ファンとの交流も始まり私自身パフォーマンスを見るのを非常に楽しみしていたため、早速お披露目ライブに足を運ぶこととなった。

 

2月5日、横浜1000club。この日は特に気温も冷え込み川沿いに位置し、繁華街のど真ん中とも言える場所に構える会場付近は浜風も吹く影響で足早に歩く人の姿も多く見られた。

この日も多くのアイドルグループが出演していく対バンイベントであったが、この日もツキヨミの出番の時間が迫ってくると、多くのツキヨミファンが足を運んでいたのが、出番の前から会場内を見渡していて見受けることが出来た。

出番を間近に控える中、新メンバーの二人に今の心境などを伺うことが出来た。（詳しくは公式YouTube「セカイべチャンネル」にて）。

私自身二人と顔を揃えることもこの日が初めてで、これからステージに立つという緊張感やファンの方々の反応への不安なども抱えている中、初めて会うレポーターにコメントを求められ、しかもカメラを回されるという緊張を増幅させるような状況を作ってしまった。だが、両名とも緊張感はカメラ越しにも伝わりながらも自分の言葉できちんとコメントをくれた。ほんの１分弱の時間だが彼女たちの個性や魅力が少しでも伝われば幸いである。

 

そしてイベントも終盤に差し掛かったところでツキヨミの出番となりSEと共に順にメンバーがステージに現れてくる。眠・小田・椿・楠木・石原と先輩メンバーが先にステージに立っていき、その後リーダーの柚稀に挟まれるように小春・河合の姿も。

一曲目披露したのは今ではツキヨミの代表曲の一つとなった「月下セレナーデ」。この日はとにかく二人を中心にカメラで追っていこうと回していたのだが、パフォーマンスに全く違和感などなく途中何度も見失いかけた。確かに両者とも表情の硬さなどは随所に見られたが、それでもようやくステージに立てた喜びを噛みしめるようにパフォーマンスをしていたのだろうと私は感じた。

「月下セレナーデ」のパフォーマンスではお決まりになってきたのであろう、曲中２箇所ある【君だけ】のソロパートの歌割はもちろん河合・小春へと渡された。恥じらいももちろんあったと思うが、それぞれに可愛らしさの感じられる素敵な笑顔で歌い上げた。今後も先輩メンバーと色んな記念のライブでも披露していくであろうこの楽曲を、
更にメンバーやファンの想いの詰まった「名曲」にしていってくれるだろうと期待したい。

 

そしてこの曲終わりにMCに入り、二人は下手へと移動する。上手の先輩メンバーから順に自己紹介をしていき、河合は少し間を空けたのち「ピンク色担当の河合芽依です！・・・とても緊張していますが頑張ります。よろしくお願いします！」と初々しいコメントも添えてファンへ初めての自己紹介をする。「高校２年生、紫担当、小春モカです。よろしくお願いします！」と小春は一言一言を丁寧にハキハキと自己紹介していた。

その後柚稀から「二人ともとても緊張していますがみんなでね、一生懸命レッスン頑張ってきたから大丈夫だよね？と振られ、その受け答えが一番緊張していたかのように「はい」とだけ笑顔で返した二人。確かにパフォーマンスは練習を重ねていくことで自然とステージ上では緊張しなくなることもあるが、恐らく初めてのMCは全く緊張しないという人の方が稀なのではないかとふと思った。そんな彼女達が今後のライブで緊張が解け、どんなMCを見せてくれるのかにも注目して今後も追っていきたい。

 

「この後はなんと新曲を発表でーす！」と柚稀からコメントが入り、続けて「ツキヨミに無かったような強いメッセージ性のソングになっていますので、是非歌詞にも注目して聴いていただけたらなって思います」と楠木が見どころを語る。

新曲「七転び二起き」。タイトルの通り何度も苦難を繰り返していくということをAメロ・Bメロで歌い、サビではそんな状況でも「前を向いていこう」といったメッセージが込められた楽曲だ。特に印象的だったのがサビでの「もうちょっと　もうちょっと」や「もう一回　もう一回」といった歌詞で、人それぞれが持っているペースで決して急がず、けれど少しずつ背中をそっと押してあげるようなそんな彼女らしさも感じる楽曲となっているなと私は感じた。

確かにMCでの楠木のコメントのようにこれまでとはテイストの異なる新しい楽曲で、メロディーとしてもライブ時にコールなどで盛大に盛り上がる曲というわけではないかもしれない。だがツキヨミのメンバー達が日常から持っている”優しさ”や”思いやり”がライブ時の表情にも随所に感じられ、心温まるようなツキヨミにピッタリな素敵な楽曲であったと私は感じた。是非今後もツキヨミには色んなテイストの楽曲にチャレンジしていってほしい。

そして次は「恋人はAIでいい」を披露。再び新メンバー、河合と小春の二人にフォーカスを置いて観た。小春は元々の声質もあるとは思うが、非常に優しい歌声で自身の歌割を歌い上げており、また新たな音色が加わったなと感じた。よりテンションが最高潮に達したときの歌声も是非聴いてみたい。

河合はこの曲から緊張が画面越しには感じられなくなっており非常に舞台度胸のあるステージに立てば尚輝くタイプになっていくのではないかと思うし、それは出番前のインタビューでも垣間見えていた。もうすっかり【きゅあきゅあピンク担当】になっていたと私は思う。（こう書いたがどういうことなのか私には説明出来ないが・・・笑）

最後は「幾千億のストレイライト」。個人的にツキヨミの中で一番好きな楽曲なのだが（理由は割愛）、改めて聴いて、観る人によっても捉え方が変わるような曲だなと私は感じた。。それはメンバーの歌い方や表現を観ていても、それぞれに微妙に異なっていたりしていてそこも見どころの一つだった。特にサビ部分は日によっても受け取り方も変化するように私は思っていて、この日は河合と椿のパフォーマンスを観て少し感傷的になるようなそんな一曲だった。（あくまで私個人の主観で上述したようにファンによってはもちろんそれぞれ違うが）

共通して【目線の切り方】や、【切なげな表情の系統】がどこか似ているようにも感じ、今後のツキヨミのライブを観る際の新たな楽しみが出来た気がした。
後述するがこの二人はカメラを向けた際の反応も少し似ている（笑）

そしてこの曲の所々で河合と小春の二人でセンターを割って歌唱する場面もあり、今後更にこの素敵な楽曲で魅力あるパフォーマンスを見せていってほしい。

そして締めの挨拶を終え二人の初ステージは幕を閉じた。私自身も８年前に初舞台に立ったときのことを今でも覚えているように、初ステージはきっと彼女たちにとってもかけがえのない、一生忘れることのないものになったのではないか。その後の特典会の模様も追わせていただいたのだが、多くのファンがこの二人と初めての会話を交わそうとチェキを撮影していく。

 

河合はカメラを向けると人懐っこい可愛い一面を見せつつ、チェキにサインするペンを忘れてしまう初々しい一面も。小春はまだ緊張した面持ちで撮影時の立ち位置をファンから教わる一幕もあり、今後メンバーだけでなく、この温かいツキヨミファンからもたくさんの愛情を注がれて成長していくであろう。

先輩メンバー達も手の空いているメンバーが販売のお手伝いをしていたり、カメラに必死にアピールする愛らしさのある子たちが揃っている。

ツキヨミは何より、【運営・メンバー・ファン】皆がとても仲が良く温かな気持ちを抱いて帰路につくことが出来るのが一番の特徴でもあると私は思う。
私自身も取材を楽しくさせていただき、日々新たな発見や学びも得ることが出来るので次回の取材も心待ちにしている自分がいる。
そんな空間をいつまでも作り続けていってほしい。

最後に改めて、河合 芽依・小春 モカのお二人に”デビューおめでとう！！”

 

文：山本 智貴

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「河合 芽依・小春モカお披露目ライブ」
2022.02.05(Sat). at 横浜1000club

【セットリスト】
01.月下セレナーデ
02.七転び二起き
03.恋人はAIでいい
04.幾千億のストレイライト

 

■天使突抜ニ読ミ　オフィシャルHP
https://www.tenshitsukinukeniyomi.com/

■天使突抜ニ読ミ Twittter
@tsukinukeniyomi

■メンバーSNS
石原 美咲
Twitter：@IshiharaMisakit

眠 ねむ
Twitter：@nemu_nemu_t

柚稀 まい
Twitter：@yuzuki_mai04

椿 結女
Twitter：@tsubakiyume_t

小田 唯歌
Twitter：@odayuika_t

楠木 りほ
Twitter：@kusunokiriho

河合 芽依
Twitter：@kawaimei_t

小春 モカ
Twitter：@koharumoka_t

筆者のプロフィール

山本 智貴