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2025.10.28

【鼎談】新曲「青春リフレイン」をもっと聴きたくなる記事:テラテラ

【鼎談】新曲「青春リフレイン」をもっと聴きたくなる記事:テラテラ

太陽の様に明るく照らす正統派王道系アイドル「テラテラ」が、2025年10月6日に新曲「青春リフレイン」をリリースした。2025年7月から行われていた「センター争奪!テラテラ総選挙」で見事センターを勝ち抜いた藤田梨々花が、楽曲の制作段階から携わったことでも話題を呼んでいる。

今回はメンバーの藤田梨々花と池本しおり、そして作曲を担当した村田祐一氏による鼎談形式のインタビューを実施。

「青春リフレイン」の制作秘話から、パフォーマンスの注目ポイントまで、新曲の魅力を余すことなく語っていただきました。


村田氏の楽曲と、テラテラの歩み

— 村田さんと、テラテラのみなさんは出会ってどれくらいの仲になるんですか?

村田 テラテラがデビューして2年目のときから、曲を書かせていただいてます。出会って3年目に突入するくらいの関係性ですね。作曲家を探している段階でお声がけをしていただいて。なにせ当時のグループ名がテラス×テラスですから、底抜けに明るい楽曲をということで最初に提供した「キラメキストーリー」がメンバーのみなさんに気に入ってもらったと伺っています。

藤田 「キラメキストーリー」はテラテラを代表する曲と言っても過言じゃないですね。1回聴いただけで「テラテラの曲だ!」ってしっくりきた明るい楽曲です。初めて銀テープをパーンって発射する機会をいただいたときに、メンバーが満場一致で「キラメキストーリー」を挙げたくらい。

池本 うん。

村田 嬉しいお言葉をありがとうございます。ライブの盛り上がるタイミングで楽曲を使用していただいているみたいで。それから何度か楽曲を提供させていただくようになって、毎回レコーディングにも立ち会っています。デビュー当時はコロナ禍だったんですが、コロナ禍が明けて有観客のライブが増えていく時期に、たくさん楽曲を提案させていただきました。

— お2人は特にお気に入りの村田さん楽曲はありますか?

藤田 まずは「アカネイロソラ」です。これはユニット曲で、初めて聴いたときに「超好き!」と思って。メンバーの誰よりも先にこの曲を覚えたんですよ。参加する気満々で、歌いたいパートを妄想してたんですけど、ユニットに入ってなくて。カバーする機会があったら、自分も参加したいです! ツアーファイナルでは舞台演出も相まって、観てて泣いちゃいました。

村田 この楽曲は夕焼けをテーマにした楽曲で。僕のイメージだと、藤田さんの声は昼間の太陽寄りなんです。もっと湿り気のある夕方の太陽を表現するのに向いているメンバーをこのときは選抜しました。藤田さん、ごめんなさい!

藤田 いえいえいえ。昼間の太陽みたいな声、「確かに!」って思いました。

— ほかにもお気に入りの楽曲があるそうですね。

藤田 はい。「サンライズ」も大好きです。この曲は頭サビを歌ってからイントロに入るんですけど、そこがバッチバチのブチあがりで。ファンの方はみんなイントロでジャンプしてるんですよ。アウトロでも歌ってキメ終わったら、みんなバーッてジャンプしてて。そこを見ると「気持ちいい~」って感じます。振付にも音ハメがあってパフォーマンスしてても気持ちいいんですよね。歌もちょうどいい音域で気持ちよくて。

村田 この楽曲はテラテラっぽくないカッコいい曲なんですよ。姉妹グループのツキアトさんがカッコいい曲調が得意なので、一緒にライブをしたときにテラテラはカッコいい路線でも戦えるぞっていうのを表現したくて。攻めた楽曲なので、いま藤田さんに挙げていただいてホッとしました。

— それでは池本さんのお気に入りも教えてください。

池本 私が好きなのは「恋してシンデレラ」です。イントロを聴いた瞬間から「この曲、好きだ!」と思って。歌詞のヒロインが恋しちゃってる感じが可愛いなって思います。可愛い系が好きなファンの方にめっちゃ刺さってて、「この曲が1番好き」って言ってくれる方もたくさんいます。コンセプトの太陽にちなんだ曲が多いので、お姫様系の可愛い曲はあまりなくて。きゅるるんのプリプリです。

— ほかにもありますか?

池本 もう1つ好きなのは「シグナル!」です。今までテラテラはシンセを使った楽曲がなかったから、初めて聴いたときに「いつもと違う!」と思って。初披露が夏の大きいアイドルフェスだったんですけど、その日のファンの人たちも「うおお!」って反応がよかったんです。私の「いいよな」って最初に思った感覚と一致したようで、嬉しかったですね。

村田 メンバーのみなさんから、感想を直接聞く機会はあまりないので照れますね(笑)。

— お話を聞いていると、ファンの方にも愛されている楽曲が多そうですね。

藤田 村田さんの曲が好きな方は、たまたま好きになった曲の村田さん率が高いみたいです。ちなみに、私のお兄ちゃんは「太陽ダーリン」が1番好きです。「太陽ダーリン」が好きな人って、「太陽ダーリン」が極端に好きなんですよ。ライブでイントロが流れると「うぉぉぉぉぉぉ!」って。「ためらいガール」にも熱烈なファンがいますね。

池本 村田さんが作ってくださった楽曲のなかでもジャンルのバリエーションがたくさんあって。「この曲も村田さんが作ったよ」ってファンの方に教えてあげると、「え、この曲も!?」って驚いています。

村田 例えば「こういうタイプのロックしか作りません!」というようなこだわりは僕にはなくて。それぞれ1曲ごとにテーマを持たせるなかで、自分らしさが滲みでてるんじゃないかなと思います。「シグナル!」はアガる曲として書いてるし、「太陽ダーリン」は1回聴いてサビを覚えられるキャッチーな曲として書いている。そういう想いがひとつひとつファンの方に伝わっていれば、嬉しいです。

— ちなみに、村田さんはほかのクリエイターさんのアイドルソングで影響を受けているものってあるんでしょうか。

村田 自分の話で恐縮ですが、僕はギャップに惹かれるところがあって。すごいと思うアイドルソングを聞かれたら、日向坂46さんの「キュン」をまず挙げますね。可愛いタイトルなのに、一発目の「♪キュンキュンキュンキュンどうして」がマイナーコードから始まるんですよ。聴いていただくとわかると思うんですけど、可愛さと暗いコードのギャップで切なさを表現している。例えば、そういうことをやっている楽曲にグッとくるんです。あとは、可愛いのにメタルをやっているBABYMETALとか、そういう意外な組み合わせの化学反応で感動が生まれると思っている節がありますね。そういうものに人は惹かれるんじゃないかと。

— その信念はテラテラの楽曲制作にも反映されているのでしょうか。

村田 テラテラだと「恋してシンデレラ」は昼のイメージのテラテラが夜の物語であるシンデレラを歌ったら面白いというギャップの着想で、歌詞から書いているんです。「サンライズ」のカッコよさも、まさに普段のテラテラとのギャップですよね。新曲が出るたびに驚きを与えたいという気持ちで書いています。


「青春リフレイン」制作裏話

— 今回リリースする最新曲「青春リフレイン」も村田さんの楽曲ということですが、どのような作品になっていますか? 作詞には藤田さん自身も参加されているそうですね。

藤田 今回の楽曲は私の初めてのセンター曲で、青春をぎゅっと詰め込んだ作品に仕上がっています。普通の学生の女の子目線ではなくて、アイドルの目線での作詞を意識しました。

— 「青春リフレイン」のリリースまでの経緯を教えてください。

藤田 7月から「センター争奪!テラテラ総選挙」っていう企画をやっていて。普段の対バン、夏フェス会場やファンクラブのオンラインで投票していただいた結果、私が1位になってセンターを勝ち取り、村田さんと一緒に楽曲を制作させていただきました。すごい貴重な体験でした。最初の打ち合わせでどういう曲がいいかお伝えする機会があって、失恋ソングにしたいって言ったんです。でもその後「やっぱりこういうのがいい」って何回もコロコロ意見を変えてしまって、村田さんにご迷惑をおかけしました。結果的にこんな素晴らしい楽曲を作っていただいて、頭があがりません。

— 作詞には藤田さんと村田さんのお2人が名前を連ねていますが、どの部分をどちらが作ったとかはあるんでしょうか。

村田 藤田さんの作りたい歌詞のイメージをポエムのように送っていただいて、僕がそれを吸い上げて広げました。

藤田 その過程で「恋愛観を教えてほしい」って言われたんです。でも、私は中学のときから芸能活動をしていて、高1からアイドルをやっているので、恋愛をしたことがなくて。自分の恋愛観がわからなかったんですけど、やっぱり今回は恋愛ソングにしたかったんですよ。だから普段はあまり手をつけない恋愛マンガを読み漁ってみて。「世の中の人はこういう恋愛をしているのか」って勉強するところから始まりました。でも自分の体験じゃないから歌うときに想いが乗らない気がしたんです。そして結局、アイドル目線の叶わない恋をテーマにした楽曲にしていただきました。

村田 そこがリアリティある作品づくりにつながったと思います。自分の気持ちをさらけ出して伝えるのって恥ずかしいんですけど、歌ってそういうものなんじゃないですかね。藤田さんにとって、大きな一歩だったのではないでしょうか。

藤田 めっちゃ恥ずかしかったです!

— 藤田さんの考えたフレーズがそのまま使われているところはありますか?

藤田 1番のBメロ部分「♪もしも一緒に夏祭り コンビニまで歩く距離感とか そんな妄想ばかり」の辺りがそうです。世の中の男女は普通に夏祭りに行くじゃないですか。中高生のころから憧れだったんですよ。でもやっぱりアイドルをしている以上、叶わない夢で。あと夜に駅から歩いてる途中にコンビニを見ると、腕を組んでるカップルがいたりするんですよ。それを見て「素敵だなぁ」って思ってる自分がいて。そういう気持ちをまとめて、恥ずかしながらも村田さんに送りました。

— 私が最初に歌詞を拝見したとき、片想いソングというのはわかったんですけど、恐縮ながらアイドル目線の世界観だとは気付けませんでした。

村田 アイドル目線とはいえスポットライトとかステージといった直接的なワードを出しちゃうと、アイドルアニメのような歌になっちゃうんですよ。そうではなくて、いろんな人が自由に歌詞の世界観を受け止められる範囲で、アイドルを想像させるモチーフをほんのり散りばめるようにしました。”リボンの結び目”は衣装、”あの手の温もり”は握手会を意識していますね。

藤田 そうなんです! 言われないとわからないラインで、あえて表現してるんですよね。

村田 この楽曲を鑑賞する人のイメージの受け取り方を、狭めることのないように気をつけてました。聞き手には自由に受け取ってもらえればいいなと思いつつ、歌っている本人は想いが込めやすいようにというのを心掛けました。

— リフレインという単語にはどのような意味が込められていますか?

村田 藤田さんがセンターの楽曲と伺ったので、彼女のプロフィールを見てみたんですね。そしたら趣味がバイオリン、太鼓の達人って書いてあったんですよ。なので音楽系のワードを吸い上げられたらいいなと考えまして。例えばバイオリンにちなんで「恋してピチカート」とかも思いついたんですけど、それだとあまりにもソロ曲すぎるなと。そんななかで藤田さんからあがってきた詞を見ていると、隠そうとすればするほど消したいはずの気持ちが募っていく様子が綴られていて、音楽用語の”リフレイン”と結びつきました。好きな音楽が頭のなかで繰り返し流れるリフレインと、好きな人を想う気持ちが自然と湧いて出てくる様子が重なってみえて、「これにしよう」って思いましたね。

藤田 そうだったんですね! 初めて知りました。


ライブではここを見て!聴いて!

— 「青春リフレイン」のパフォーマンスで、注目してほしいポイントはありますか?

藤田 Dメロの「♪涙あふれる夜 声を飲み込んで」のところは最初から最後まで4人のメンバーで歌いつなぐんですけど、今までテラテラの楽曲にはなかった切なさが詰まりに詰まっています。実際に映像で見ると胸がギュってなるんです。ここから典型的な落ちサビに続き、ラスサビに向かっていくんですが、「落ちサビで泣いた」という方が何人もいるんです。この部分は私自身もっと上手く表現できるようになって、感情を伝えられるようになりたいですね。頑張りたいです。

池本 私も「どう歌うのが1番いいんだろう」っていうのは考え中です。

村田 これまでの楽曲もライブを通じてどんどん成長していきました。レコーディングのときのベストテイクを超えるベストテイクを更新していってくれているなといつも感じています。「そういう歌い方にしたんだ」って驚かされることもよくありますね。自分たちなりに考えて楽曲に向き合ってくれているのが伝わってくると、作家としてとても嬉しいです。成長していく様子をぜひみなさんにも見ていただきたいですね。

— ダンスに関して、注目してほしいところはありますか?

池本 今までにはなかった目を惹くような振りに注目していただきたいです。

藤田 池本が歌ってるときに周りのメンバーが羽ばたいているところがあるんです。「池本が主役!」っていうシーンがあります。自分はこのとき落ちサビの準備中で後ろを向いて座ってて実際には見えてないんですけど、映像で見たときに本当にすごいんです。池本以外のメンバーも、どうやって表現したらカッコよくなるか、気合が入っています。試行錯誤しましたね。

— 今回、作詞以外にメロディなどの細かい部分にもアイディアを出したそうですね。

村田 ちょっとした歌い方も藤田さんから指示をもらいました。例えば「♪歌を歌い続けるの」の池本さんパートは、語尾が上がる歌い方を僕は想定していたんです。でも、藤田さんから「♪歌を歌い続けるの↘」って下ろしてくれって注文があって。鼻歌のボイスメモが送られてきました。それは藤田さんのなかで「このメンバーならこう歌う」っていうイメージがすでに出来上がっていて。こういうのもメンバーとのやりとりの中で作り上げていった部分ですね。

藤田 一緒にいただいた楽曲を聴きながら、しおりが横で歌ってたんですよ。そのときに「♪歌を歌い続けるの」を下げて歌ったんですね。「あ、コレだ!」って思って。そのときからここのパートはしおりに歌ってほしいって感じてました。池本の声と、曲の雰囲気がマッチしていて気持ちがいいです。

— 音についてもこだわったところはあるんでしょうか。

村田 イントロで印象的なメロディが聴きたいと、藤田さんからリクエストがありました。歌詞以外のところでも心をつかむ、強いイントロがほしいということで。

藤田 めっちゃワガママを言わせていただきました。イントロもそうですし、「頭サビがほしい」とか「Bメロもほしい」とか「最後の”リフレイン”は2回言いたい」とか。でも自分だけでは決められない部分も多くて、いろんなジャンルの音楽を聴く池本にアドバイスをもらいました。そしたら最後の”リフレイン”はハモりにしたらいいんじゃないかって言ってくれて。超いいアイディアですよね。実際に池本が上ハモで、私が下ハモをすることになったんですけど、それがファンの方に大好評で。

池本 今までテラテラの楽曲ではライブ中に生歌でハモることがなかったんですよ。

村田 自分が感動する音楽のアイディアを積極的に出してくれたので、僕も大変助かりました。やりとりを通してどんどん世界観が深まって、すごく思い入れのある曲になりました。せひたくさん聴いてもらえると嬉しいです!


インタビューのご協力ありがとうございました!

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