アイドルを広告塔に活用しませんか?アイドルによるPRサービス「セカイべ・プロモーション」はこちら!

【ライブレポート】リリバリ復活ライブ 「閃光突破」|22.05.01開催:Lily of the valley

【ライブレポート】リリバリ復活ライブ 「閃光突破」|22.05.01開催:Lily of the valley

西村の成長、夏目の舞、尾野寺の表情。

4曲目は「自分の答え」。今までの雰囲気とは一転しロック調かつクールな印象の曲調の一曲だ。ここでは沢村と西村に注目。この楽曲では沢村と西村が主にセンターでパフォーマンスを披露する。沢村はノスタルジックな曲調の楽曲で特に輝く印象だったが、クール系の楽曲にも哀愁と力強さが入り混じる沢村の歌声が非常にマッチしていた。

また西村も歌唱力が高く、パワーある歌声がこの楽曲にぴったりなのは言わずもがなだ。そして以前にも増して西村の歌声には、”表情”が乗っている印象を受けた。高校生となり人としての幅が広がったことも影響してか、歌の技術に加え表現力の深みが増していた。この楽曲に限ったことではないが、楽しそうに歌うパート、真剣な表情で歌うパート、哀愁をまとい歌うパートなど様々なシーンにおいて、絶妙に西村は歌声を使い分けており、西村の”大人”な部分がより成長しているように感じられた。

5曲目には「誕生前夜」を披露。アップテンポな楽曲で疾走感が心地よい一曲だ。勢いがある楽曲なので、当然ダンスも激しく息がきつい場面もあるはずだが、しっかり伸ばすべき箇所を伸ばして歌い、時にはビブラートを使うなど技巧を凝らす。その結果、それぞれの歌唱パートの繋ぎが以前にも増して滑らかになっていた印象で、疾走感に負けないハイクオリティなパフォーマンスが確立されていた。

そして「誕生前夜」では特に夏目に注目。以前からダンスで一際輝く才能を魅せていた夏目だが、充電期間に更に磨きをかけ、独特の”柔らかさ”が光るパフォーマンスを披露する。特に「誕生前夜」のような疾走感のある楽曲では体に力が入ってしまいがちだが、そのような楽曲でも夏目は力まずに柔らかく表現することができる。激しい楽曲こそ、夏目のスキルの高さと繊細な技術がより輝くのだ。指先までしっかりと伸びている美しさはもちろんのこと、力みがなく体全体が連動した流れるようなダンスは、見ている者を魅了する。まさに”蝶のように舞う”という表現が、夏目にはぴったりなのではないだろうか。

ここでオルゴールでカノンが流れ、激しい雰囲気から一呼吸ついて6曲目「9月の風」へと続く。

「9月の風」は沢村のノスタルジックな歌声がぴったりの楽曲で、哀愁ある曲調に乗せてスッと歌詞と感情が心に入ってくる。特に落ちサビのソロパートでは柔らかい歌声に包まれるようで、エモさが最大級に高まり涙が流れそうになったほどだ。また尾野寺の物憂げな表情や、真剣な表情からふと目線を下げて微笑む見せ方など、圧倒的な表現力がこの楽曲に華を添えていた。この楽曲ではメンバーでセリフを回し読みする箇所があるが、特に尾野寺のセリフはまるで朗読のように感情がこもっており、多彩な表情も相まって、たった一言のセリフで楽曲の情景を一段と色鮮やかに彩ることができる。

尾野寺は歌、ダンス共に一級品で非の打ちどころがなく、体全体でその瞬間瞬間の感情を表現することができる。そんな彼女のパフォーマンスはとても人間的かつ情熱的で、見るものの心を強く揺さぶる。尾野寺の高い表現力が楽曲に息を吹き込み、リリバリのパフォーマンスを有機的かつ感動的なものに昇華させているのだ。

【関連画像 (10枚)】

  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像
  • 関連画像

お問合せ

  • メールでお問合せ

    掲載依頼や記事に関するご意見やご相談はメールにて直接ご連絡ください。

    お問合せページ
  • お電話でお問合せ

    お電話にて直接のお話をご希望の方はこちら。
    ※諸事情によりお電話に出にくい場合がございます。その際はお手数ですがフォームより再度ご連絡ください。

    050-5362-3319