2022.02.05

• ライブレポート

一旦メンバーがはけ、dela卒業生や本日参加することができなかった若松沙奈から、ゆめゆえへ向けたビデオレターが流れた。その後メンバーが再登場。

村田の歌唱から「薔薇薔薇’n Girl」がスタートする。村田の歌唱力の高さと、楽曲によって表現を変えることができる歌声に圧倒された。その後「SHANDY」「KISSと誘惑のラビリンス」とアップテンポでクールな楽曲が続き、ダンスを得意とする山吹を筆頭に、スピード感と緩急の完成度が求められる難易度の高いダンスが繰り広げられる。一人一人のクオリティの高さに驚かされ、相当な練習量をこなしステージに臨んでいることがパフォーマンスからひしひしと伝わってきた。

そしてここで本日のゲストである卒業生の沢井里奈からのビデオメッセージが届き、沢井がステージに登場。自身のソロシングルから「あした、雨があがったら」と「風が運んできたInvitation」を披露。両曲とも爽やかなポップス調の楽曲で、沢井の放つ透明感にぴったりの楽曲だ。長きにわたりdelaを引っ張ってきた沢井のパフォーマンスは流石の一言で、ファン一人一人へ優しい笑顔を振りまきながら、可愛らしさを持ち合わせた透き通る歌声で両曲を歌い上げた。楽曲の間では、ゆめゆえにとっての卒業前のラスト、そしてdelaにとっても年内最後というメモリアルな単独ライブに参加できたことへの感謝を述べた。

そしてVTRのあと再びdelaメンバーが登場し、「dela SWEET」を披露。当楽曲は2021年11月12日に発売された最新楽曲だ。各メンバーが口を揃えて言うように、今までのdelaの系統とは異なる印象のポップな楽曲で、新しいdelaの一面を堪能することができる。テンポよく耳に残るリズムが印象的で、歌詞も明るく可愛らしい。また他楽曲に比べるとダンスはやや控えめで、フリコピがしやすい印象もある。楽しそうに歌う姿や、アイドルらしい軽快かつキュートなダンスは、見る側も明るい気持ちにさせてくれる。今後delaのキラーチューンとして成長していく楽曲の一つだろう。

その後「君行きExpress」「ためらいRetweet」「抱いてファンタジア」「バレないようにキスをして」とdelaらしい激しいダンスを伴うクールな楽曲を続けて披露し、クライマックスへ向けてどんどん会場のボルテージが上がっていく。

筆者のプロフィール

森部 竜也