2022.04.11

• ライブレポート

▼ブルーなままで　ライブレポート目次

1. 1. ブルーなままで、「ブルまま」で覚えてください!!ようやく開催出来た記念の “１周年記念ワンマンライブ”
   2. 2022年流行必至!!お腹の脂肪がちょっと・・・という方には「#さきザップ」
      
   3. 新曲「君のままで」、あなたが感じる「見どころ」は?!
   4. 夏を先取り!!ブルままと最高の夏へ!!右手にマイク、左手に〇〇〇棒?!
   5. 「地上へいく」強い信念を胸に、２年目も突き進む!!
   6. 溢れる “涙” この先もこの「５人のままで」

新曲「君のままで」、あなたが感じる「見どころ」は?!

そして新曲、「君のままで」が初披露される。

キャッチーなメロディーで始まっていくイントロから、歌い出しは蒼野と早乙女の語り台詞となる。この日も彼女たちらしさが十分に伝わる語りを披露していたが、ある意味メロディーに乗せることが出来ないためとても難易度の高いものだ。今後のライブでも披露していくであろう際に、台詞のバックボーンが徐々に見えてくるようになったら凄いことだと思う。冒頭部分のこの箇所を聴けば曲の全貌を認識出来るようになり、観客の視点も大きく変わるかもしれない。蒼野と早乙女には、きっとそれが出来るだろう。そして、こうした楽曲の構成としたプロデューサーには、改めて「凄いな」と感銘を受けた。

サビ前に、「好きな人がいるの　ある日突然言われた　静かにその言葉を飲み込んだ」という歌詞があった。この新曲も歌詞を見ていたら切ない描写をイメージするような内容で、パフォーマンスにおいても、その要素を盛り込んでいくことが想像出来る。だが、この後のサビではメンバー全員、どこか清々しい表情で歌唱する。ある意味サビに入る前、一度「吹っ切れた」ようにも見ることが出来、私自身はそういった視点でもこの楽曲を楽しむことが出来た。

２番での語り台詞は真白と安在が割り振られ、真白は「あの日君がいなくなってからほんの少しだけ考えてみたんだ」というフレーズを力強く語っており、率直に「凄く良いな」と感じた。１番と２番とで、一旦リセットして切り分ける楽曲もあるかもしれないが、サビで一度盛り上がった熱を引き継いで、彼女なりの真っすぐな気持ちの伝わる台詞だった。ファンのテンションも下がることなく惹きつけられていっただろう。

２番からは客席からも手拍子が起こるなど、ファンからも人気が出そうな楽曲であり、私の中で「ブルままといえば？」という代表曲の認識になりそうな一曲だ。

個人的には蒼野のポニーテールが彼女の躍動感も相まって非常に元気に跳ね回っているところが好きで、ファンからも好感度の高いポイントなのかなと感じている。

続けて７曲目となる「ネオン」。神秘的な照明に照らされ、メンバー達のパフォーマンスもギアが一気に変わる。振付も緩急をつけながら一つ一つの動きをきちんと止めることを意識しているように見え、キレもある見応えのあるダンスを見せる。安在も小さな身体を目いっぱい使ってのパフォーマンスはひと際輝いて見え、先ほどの「#さきザップ」ではないが、こうした何事も全力で取り組んでいくような姿勢は、大きな感動を生んでいくだろう。

紅空も改めて、MCのときのふんわりした雰囲気からは想像がつかないような【カッコよさ】を感じた。２年目以降は更に堂々と、リーダーらしいリーダーへと成長していってくれると思う。

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筆者のプロフィール

山本 智貴