アイドルを広告塔に活用しませんか?アイドルによるPRサービス「セカイべ・プロモーション」はこちら!

【ライブレポート】 『天使突抜二読ミ 眠ねむ&柚稀まい生誕祭』|22.04.24開催:天使突抜二読ミ

【ライブレポート】 『天使突抜二読ミ 眠ねむ&柚稀まい生誕祭』|22.04.24開催:天使突抜二読ミ

読書に恋してポエムするアイドルユニット「天使突抜二読ミ(てんしつきぬけによみ)」。2022年2月5日に新メンバーとなる河合 芽依・小春 モカの2名を新メンバーとして迎え入れ、再び8人体制としての活動をスタートさせた。その日に披露した新曲、「七転び二起き」を皮切りに3ヶ月連続となる新曲発表を行っていた。その企画の最後となる4月24日、新宿アルタKey Studioにて眠 ねむ・柚稀 まいの2名の生誕祭も同時に行われた。

これまでも多くのツキヨミのライブを取材してきた筆者にとって、初めてメンバーの生誕祭に立ち会うことが出来た記念すべきライブを、ライブ後の2名のインタビューと共にレポートしていきたい。

【メンバー】

  • 石原 美咲

    石原 美咲

  • 眠 ねむ

    眠 ねむ

  • 柚稀 まい

    柚稀 まい

  • 椿 結女

    椿 結女

  • 楠木 りほ

    楠木 りほ

  • 河合 芽依

    河合 芽依

  • 小春 モカ

    小春 モカ

“アゲ↑↑” な生誕公演が始まる!!ツキヨミだけが見せることが出来る純粋な女心を表した新曲、「春、恋しました」も初披露!!

すっかり春の陽気となるも雨模様の日も多く、この日も昼過ぎから小雨ではあったが降り続いていた。筆者は雨が降った際に転倒し腰を強打して救急搬送された過去があるため、雨の日はいつもの早歩きを半減速して対応している。コロナによる規制も緩和されてきたがこれから梅雨を迎える。気が緩みがちではあるが今一度気を引き締めて、段差などには気をつけてほしい(と自分に言い聞かせる)。

冒頭の謎めいた導入はここまでにして、この日は17:00に会場となるKey Studioに赴いた。前の部では別のグループがワンマンライブを終え特典会をしていたところで、やはり映像も綺麗に映え様々な演出をすることが出来る会場として多くのグループに重宝されているのだろう。

そしてしばらくして楽屋にいるメンバー達とも挨拶を交わし、すっかり顔馴染みにもなったのだが、彼女達の礼儀正しさや純粋そのものの瞳には、私自身心が和やかなものになる。Twitterで見かけた「52歳」のネタを引き合いに出し(2人の年齢を足して「52歳」ということのようだ)、ありとあらゆる物事を笑いに変換してしまう彼女達には、アイドルとして以上に常に期待してしまう何かがあるかもしれない。

18:00にメンバーがステージへと移動し、新曲を一曲通して歌唱した後、柚稀と眠が2人で披露する楽曲のリハーサルを行った。終わった際にぐったりとした姿となり、挨拶を済ませ楽屋へと戻っていく2人。一体彼女達に何が起こったのか、この後の本番で明らかとなる。

開場の刻を迎えると、一斉に多くのファンがキースタへと入場してきた。この日は開演前物販も行われ、眠と柚稀のスタンドフラワーの前でメンバーとチェキ撮影を行うファンが多く、たくさんのお祝いの言葉が飛び交う和やかな空間となっていた。ツキヨミの特典会は私が見てきたアイドルグループの中でも随一の「アットホーム」な空間であり、特別面白い会話が飛び交っているわけではなくても、自然と表情が和らいでいく。開演前だが、私も肩の力を抜いてカメラを回すことが出来ていた。スタンドフラワーを撮影しようとカメラを構えているファン達も、それぞれに譲り合いながら撮影していき、こうした優しさが溢れたファンが多いのもツキヨミの現場の魅力の一つだ。

そしてツキヨミのライブはお馴染みのSEで幕を開け、「眠ねむ&柚稀まい生誕祭」の1曲目は「エントロピーを夢見て」を披露する。イントロからリズミカルな手拍子が起こり、私の気分も高揚していく。

歌い出しは柚稀のパート、「君の手は温かく」と始まるのだが、ここのところ柚稀がとてつもなく大人っぽさを増したように感じた。一人ずつファンに向けて優しく届けていくように歌い、次の石原のパートへバトンを繋ぐ。無邪気な印象も強いツキヨミだが、彼女がもたらす “安心感” は絶大な力があると改めて感じた。

キラリと輝く髪飾りを付けた眠は、いつも以上に上品な大人の女性を感じさせる佇まいを感じさせ(MCでは彼女特有の無邪気さは変わらなかったが(笑))

2月に加入した河合と小春の両名も、この日までに多くのライブを経験したことですっかりグループに馴染み、それでもどことなく初々しさは感じさせるパフォーマンスでツキヨミに更なるエッセンスを加えていく。特に河合は「ライブが心の底から楽しい」のだという想いが十二分に伝わってきて、躍動感もあり目を惹く立派なアイドルとなっていたことが、デビューライブも立ち合った私としては非常に嬉しくも感じた。

ツキヨミのメンバー達は、彼女達の個性や人間性がパフォーマンスの中にも色濃く表れるグループで、例えば柚稀は責任感もある優しいリーダーとしての姿がステージ上でよく現れる。だが、眠はまだ私の中で掴み切れていないところがあり、奥行きのある表現で、毎回ワクワクさせてくれる。確かに私の監督作品の映画でも、こちらがイメージしていたものとは違った角度で表現してくれることがいくつかあり、彼女自身、表現の引き出しもきっと多く持ち合わせているのだろう。全体のことも含めて様々な感情に揺れ動かされた1曲目となった。

早速MCへと移り、この日は石原が主導となり進行していく。自己紹介を終え石原から「今日はどんな日にしたいですか?」と問われた眠は、「みんなと結婚する日」と答え会場をより一層和やかな雰囲気へと変える。柚稀からは「とにかくハッピーでアゲ↑↑で大騒ぎした生誕にしたいと思いまーす!!!」と二人のこの日最大のテーマでもある、「アゲ↑↑」でとにかく盛り上がる公演にすることをファンへと誓った。

石原から続けて、次の曲が3ヶ月連続新曲リリースの最後となる、新曲を初披露することが語られ、楠木へと見どころを尋ねる。「『春、恋しました』って曲なんですけど、サビとか真似できるところがあるんじゃないかなって曲なので、初見でも一緒に腕を動かしてくれたらなって思います!」とフリコピしやすく、一緒に盛り上がれる曲だということを伝えた楠木。2月のライブでも新曲の見どころを語っていた楠木だが、【物事を簡潔にわかりやすく伝える】能力に長けている。情報がスッと入ってくる心地の良いテンポと、ハキハキと聞き取りやすく語ってくれる為、MCの中での情報発信において彼女が果たす役割は非常に大きい。

続いて河合も、「題名の通り明るい曲なんですけど、恋した女の子が『恋しても辛いよ』という歌詞も入っていたりするので、是非歌詞にも注目していただけたらと思います!」と見どころを語った。その間隣にいた柚稀と眠はすっかり乙女モードに入り、曲のイメージを一緒に伝えていっていた。

そして立ち位置に移動するまでのちょっとした “間” も「イエーイ!」とテンションを落とさせないように柚稀が盛り上げ、石原の曲振りで始まった2曲目「春、恋しました」。冒頭から何度も「♡」を形作り、可愛らしさのある振付で「女の子らしさ」を感じさせる始まりとなった。

河合の話したように歌詞だけ切り取ると、成就してない恋の話で切ない物語を連想させるものだったが、一途で真っすぐな女の子を彼女達は表現し、春の淡い恋を感じさせる。また、「恋」に対してもメンバー毎、それぞれの人生観によって微妙に違った表現が見られ、純粋で真っすぐなメンバーが揃うツキヨミならではの見どころの一つかもしれない。メロディーも耳に残りやすい “エモさ” も感じさせるものとなっており、季節を取り入れた曲となっているが、今後も長く披露され、ツキヨミの代表曲の一つになっていく予感がした。

眠と椿の落ちサビでは先ほどの河合の見どころ説明でもあった、「好きすぎて辛いほどに」という歌詞があり、二人の表現に注目したい。そっとしていたら泣いてしまうんじゃないかと感じさせる表現を見せた椿と、辛い気持ちを胸の奥にしまい込んで、周囲には明るく振舞おうとする眠といった表現にこの日は見ることが出来た。こうした「女心」は時を重ねるごとに変化していくものでもあると思うが、ストレートに見せてくれるこのパートは、是非今後のライブでも注目して見よう。

続いて「月下セレナーデ」を披露。年末の初披露からすっかりツキヨミの代表曲となった一曲は、力強さも増し更にパワーアップした印象を持った。この曲も会えない人を想った切ない曲だが、こうした表現もこれまで以上に随所に垣間見え、その中でも眠は、ソロパートである「君だけ」を愛らしい真っすぐな瞳で歌唱した。ステージ上でも華やかさが際立ち、時より悪戯っぽさも感じさせる彼女のパフォーマンスには、ふいにキュンとさせられるファンも多いのではないだろうか。

落ちサビはもちろん柚稀と眠が担当し、息の合ったコンビで見どころの一つを彩った。特に手を上にかざす振りのときは、微塵のズレもなくピッタリと綺麗に見せてくれ、ドラゴンボールで言うとフュージョンが成功したことを感じさせるほど美しく見せてくれた。(最近動画で見直しているため差し込みたくなりました)会場は黄色と青の2色のペンライトで埋め尽くされ、幻想的に彼女達のステージを更に演出していく。

最後の「君だけ」のソロパートは柚稀が優しく歌い上げ、みんなに優しく接することが出来る彼女の魅力が十分に伝わった。その後、曲が終わるまでは再び、「アゲ↑↑」な公演にすることを改めて伝えるかのように、大きく大胆にパフォーマンスしていった。

お問合せ

  • メールでお問合せ

    掲載依頼や記事に関するご意見やご相談はメールにて直接ご連絡ください。

    お問合せページ
  • お電話でお問合せ

    お電話にて直接のお話をご希望の方はこちら。
    ※諸事情によりお電話に出にくい場合がございます。その際はお手数ですがフォームより再度ご連絡ください。

    050-5362-3319