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2019.03.16

【インタビュー】notall全国ツアー 「今一番遊べるアイドル ~CD売らなくてごめんなツアーい~THE FINAL」に向けて&現体制ラストインタビュー『私にとってnotallとは・・・』:notall

【インタビュー】notall全国ツアー 「今一番遊べるアイドル ~CD売らなくてごめんなツアーい~THE FINAL」に向けて&現体制ラストインタビュー『私にとってnotallとは・・・』:notall

佐藤遥、渡邊ちこ、片瀬成美、田崎礼奈の4人組、ソーシャルアイドルグループの「notall」は3/21にnotall全国ツアー 「今一番遊べるアイドル ~CD売らなくてごめんなツアーい~」のツアーファイナルを品川インターシティホールで開催する。そして先月の2/4に発表した通り、メンバーの渡邊ちこがこのツアーファイナルをもってnotallを脱退する。そんなツアーファイナルを前にセカイべではnotallにインタビューを敢行した。

そしてこのインタビューが現体制のラストインタビューとなる。渡邊本人による、脱退の経緯やツアーファイナルへの意気込みを話してもらった。それだけではなく、この4人でのnotallの思い出も存分に語ってもらった。インタビュー中、彼女たちは一切暗い様子はなく、いつも通り、明るく語ってくれた。ぜひ彼女たちが話していることを想像しながら読んで頂きたい。そしてこの4人での最後のステージに実際に足を運んでその姿を頂きたいと思う。本当に最後だから。この記事は渡邊ちこが脱退した後にnotallを知った方に向けて、参考文献のようにしても活用して頂けるとありがたい。この4人のnotallをぜひ記憶に残して頂きたい。

取材・文:石山喜将

渡邊ちこのnotall脱退の経緯とnotallメンバーの思い、発表の裏側

ーーまずは2/4に発表した脱退について、渡邊さんから改めて経緯をご説明頂けますか?

渡邊ちこ(以下、渡邊):将来について考え始めたのは26歳の誕生日を迎えた時です。自分がアイドルとしてやりたかったことや夢が叶って、「次のステップに行こうかな」と迷い始めたのはその時期でした。ただ考え始めた矢先の年末に足を怪我してしまい・・・あの怪我は自分にとって大きい出来事で「まだステージに立ちたい」と強く思わせてくれたんです。そうして怪我も回復し、2018年では主催させてもらった「ノタフェス」の開催や、個人ではディスクユニオンさんや声優のお仕事などもさせて頂いたりと、懸命になって続けていればできることは沢山あるし、夢が叶えられるということを学んだんです。今まで4人でずっとやっていきたいと言っていたのは私自身ですし、ファンの皆さんはこの4人が好きと言ってくれる方も多く、嬉しい気持ちもあります。ただ、将来についての考えも、自分の中で少しづつ決まってきて、このタイミングでも良いかもしれないと思うようになりました。

ーーその「夢を叶えられるアイドル活動」と「自身の今後の人生においての活動」の両方を考えた時に生じたギャップ、それに対しての葛藤を抱えたということはありますか?

渡邊:ありますね。さっきもお話したんですけど、4人でやっていこうと率先して言っていたのは自分なんですけど、悩みながらグループにいるのは違うなと思ったんです。悩み続けながらずっと続けていくのもダメだと思いますし、そのように自分が悩んでしまっているのはメンバー、ファンの方、スタッフさんにも伝わっちゃうと思うから。それだったら私が脱退して、それをきっかけに5年目、6年目のnotallの活動に大きく繋がるようになれば良いと思ったんです。絶対に『ピンチをチャンスに変えることができる』のがnotallだと思ってますから。

ーーどっち付かずになってしまうのが嫌だったし、それが出てしまうと思った訳ですね。

渡邊:みんなが個人個人のすることを応援していますし、自分にとって今までやりたいことは歌とダンスしかなかったので・・・ずっとそうだったから。それは5年くらいやってずっと変わらなかった。・・・歌とダンスが好き。それもすごく楽しい。だけど違うことも学びたい。そうやって思ったのは自分だから。notallのことをたくさんの方が応援して下さっている中で、「notallはずっと4人」と言ってきたことを覆すようなことをしたことに関しては本当に申し訳ないなと思います。

ーーなるほど。話は少し戻りますが、怪我をして休止した約50日間の期間で、渡邊さん以外のメンバー3人で十分活動できていたというのも、notallを離れても大丈夫かなと思ったきっかけだったんですか?

渡邊:確かにそれもあると思います。例えばデビューした頃に怪我をしていたら、多分怪我したままステージに出ていたと思います。歌とかだけでも出ることはできたと思いますし。でも無理をせずに3人に任せて休ませてもらいました。多分、そこには何年もの活動を通じて、お互いが成長してきたこその信頼というか、確かなものが私たちの中にあったからなんだろうなって今になって思いますね。もちろん1日でも早くステージに立ちたいという気持ちはありましたけど。そうして復活したステージに立ちながら、おかえり〜待ってたよって、たくさんのファンの方の温かい言葉にどれだけ助けられたか。でも、そうやって前を向きながらも、将来のこともぼんやり考えている自分がいたり・・・

ーー色々な出来事、現実などを考えた結果、脱退を決めたということですね。

渡邊:そうですね。1年目にもなんとなく辞めたいと思うことはあったんですけど、それって自分の気持ちがふわふわしていただけだったんです。でも今回に至っては『決めた』と思って、この気持ちをnotallのスタッフさんにまず伝えなきゃと思い、自分で連絡してスケジュールを合わせて頂き、お話させて頂きました。

佐藤遥(以下、佐藤):それっていつ頃なの?

渡邊:はーちゃん(佐藤遥)が舞台に出演してた頃ですね。

ーー当時、他のメンバーの方は渡邊さんの決断を聞いてどう思いましたか?

佐藤:私は先にY本さんに話があると言われたんです。その時、薄々そういう話かな〜と思ったら案の定、脱退の話でした。ただ私も昨年の10月とかは舞台でnotallの活動に顔を出せていなかったですし、ちこも私が舞台に集中できるようにあまり連絡しないようにしてくれていたので、ちゃんと話したのは運営と4人が集まって、ちこの口から「脱退します」言った時ですね。ちこも話していた通り、なんとなく辞めたいという気持ちを持ったことは何回もあるし、2年目、3年目だったらすごく止めたのかもしれないですけど…その気持ちが変わらないものになってしまったんだなというのを、ずっと一緒にいるからこそ感じて。・・・そりゃ今でも辞めてほしくないですよ。でも気持ちが分かるからこそ「辞めないでよ!」とも言えなかったんです。

ーー確かにそうですよね。2、3年目はグループとしての成長に大きく関わる大事な時期でしたからね。ただ今のnotallさんは個々の活動も増え、ライブも間違いない物にまで成長した。そして誰かがいない状態でも工夫してステージ作ることもできた。だからこそ、こう大きく止めることはできなかったんですかね。

佐藤:そうなんですかね。でもちこ、なーちゃん、田崎がいない時が2018年は1回ずつあったんですけど、その時はやっぱり戻ってきてくれたら「これがいいな」と思いましたけどね。どうですか?田崎さん、聞かされた時は?

田崎礼奈(以下、田崎):実は突然聞いた、という訳ではないんです。二人になった時にそういう話はしてたんですよ。特に重い話という訳ではなく。ちこちゃんがそう思っているというのは聞いていて。だからいつものように言ってるのかなと思っていたんです。だから最初は本当にやめるとは思わなかったんです。

佐藤:ま〜た言ってるよみたいな?(笑)

田崎:そう!そういうことだと思って「そんなときもあるよね」と最初は思ってたんですけど、会議の時に「決断した」と真剣に言ってて、本当なんだなと思いました。まだ信じられないです。頑張れという気持ちと、残って欲しいというどちらの気持ちもあるので、当時は何も言えなかったです。ただ気持ちはすごく分かる。

ーー公式ホームページのコメントでも「何も書けない」と出していましたもんね。

田崎:そうなんです。本当に何も書けなかった。それに今も辞めるって思えないんです。それとまだ私が信じたくないというのもあります。だから実感はないです、今も。だからまだ辞めないと思ってる(笑)

片瀬成美(以下、片瀬):私もちょっとだけ聞いてはいたんです。その後、会議で「辞めることに決まりました」と正式に聞きました。ただ最初の会議では結論には至らず話は終わりました。

佐藤:そうそう。その正式に聞いた会議では、少し保留みたいな感じで終わったんですよ。その時はまだ会議も1回目でしたし。

片瀬:「まだ決断しなくていいんじゃない?」みたいなことを言いましたけど、でも気持ちは変わらないだろうなと思ったし・・・私も実感はないんですけど、もう決まってしまったんだなと思いました。notallはずっと4人で、それが他のアイドルと違った良さの一つでもあったので・・・変な感じはしますね。人数が増えるのも減るのも考えられなかったので、今はどうしようという困惑の気持ちも強いです。でもそれも全て受け入れて、これからも前を向いて頑張るしかないなと思ってます。これからを更に良くするために。

ーー意思というのもありますし、やりたいことなので、それを否定するのもおかしな話ですからね。それに3人でもやっていけるという渡邊さんのお墨付きもあるから大丈夫ってことですよね。

佐藤:渡邊ちこお墨付きです。

全員:(笑)

ーー脱退が決定した、その後の皆さんの様子はいかがでしたか?

佐藤:実は発表した2/4までのほうが大変だったんですよ。ファンの方に隠していたので。ファンの方と喋っててもどこか嘘をついている感じがしてしまっていたんです。年明けを挟んで、年始の目標を言う機会も多かったので、そこが結構みんなキツかったんじゃないかなと。そして2/4も発表の配信自体はすごく良い配信でしたけど、ただ気持ちの整理がすごく大変で。それが終わってからは一旦落ち着いたかなとは思いますね。私達自身は1個軽くなったポイントができたというか。だからこそ、逆に実感がなくなりました。言ったからその話無くなったみたいな(笑)それくらいの気持ちになりました。「あれ?辞めないんじゃないか?」くらい(笑)

片瀬:最後の遠征のお泊まりも全然最後みたいな感じじゃなかったもんね。

渡邊:うん。じゃあおやすみーって言って普通に寝てたよね(笑)帰りの新幹線でもいつも通りでした。

ーー本当にその感じがnotallらしいですよね。

渡邊:そう。あと海外や遠方から来た人とかに「次は夏に来るからね」って言われて。「あー・・・」って思っちゃって。「来年は〇〇だよね」って言われても、「そうだね!5周年だね!」くらいにしか言えなくて。みんなそれが大変だったと思います。

佐藤:そうだね。隠してた時の方が大変だったね。ただ実感というかそうなっちゃうんだなというのを徐々に感じてきています。発表してどういう反応をされるんだろうというのもあったと思うし。

渡邊:発表前日の川崎のライブが終わった後もすごく緊張していて、当日も手の震えが止まらなかったです。

佐藤:何せ初めてのことですから。

渡邊:本当にメンバー、スタッフさん、家族以外にはほぼ言っていないので、本当にびっくりされましたね。やっぱり友達はネットで知るよりかは自分の口から言った方がいいなと思ったので前日の夜に連絡はしました。本当に突然の出来事でしたから。

ーー本当に前触れなく突然だったので、本当にびっくりでした。ただ先ほどの渡邊さんのお言葉のニュアンスを借りると良い意味で”起爆剤”になったのかなと思います。

佐藤:もちろん全国ツアー中ということもあって、たくさんの方にもお会いもできてますし、「最後だから」ということで、できるだけこの4人を見ておこうとライブにも人が集まってくれています。この勢いは3/22以降も続けていきたい。これをきっかけにnotallの良さに気づいてもらえたらいいなと思いますね。

渡邊:そういえばこれも話させて頂きたいんですけど、11月にメンバー、スタッフさんに伝えた時は年末までで終わりという話をしていたんですけど、一回家に帰って、色々考えてたら年末じゃだめだと思ったんです。だからその後にY本さんに泣きながら、電話したんです。「一度始めた全国ツアーをやっぱり最後までやり通したいです」と。それとなーちゃんには申し訳ないけど、「はーちゃんとたさきょんの生誕祭にも出させてください」と泣きながら伝えたんです。そして色々話し合って、3月のツアーファイナルで脱退ということになったんです。最初は卒業コンサートみたいにしようという話も出ていたんですけど、そういうのも違うなって思ってて。「卒コン」とかいう形ではなく、一貫したライブであり、いつも通りのnotall、いつも通りのライブで辞めたいですと伝えました。

佐藤:そう色々考えたんですけど、今考えると、ちこの最後がツアーファイナルで良かったとは思いますね。そこには4人でツアーをやりきったという事実がちゃんとある訳なんで、だからこそこのツアーファイナルをより良いものにしようというのが第一にありますね。ツアーで色々回ってきて良かった、ツアーファイナルをこの4人で迎えられて良かったという気持ちと共にnotallから綺麗な形で去ることになるんだろうなと思います。だからこの4人で良いツアーファイナルにしたいなという気持ちはずっとあります。

ーー本当ツアーファイナルは多くの方に見て頂きたいですね。


渡邊ちこ生誕祭2018の様子

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