NEO JAPONISM:【インタビュー】ネオジャポインタビュー スピンオフ! プロデューサー・加藤颯に訊いた、『#コロナ禍と闘うアイドル』の裏側。そして新曲「Spica」のテーマとは

NEO JAPONISM:【インタビュー】ネオジャポインタビュー スピンオフ! プロデューサー・加藤颯に訊いた、『#コロナ禍と闘うアイドル』の裏側。そして新曲「Spica」のテーマとは

“闘う”をコンセプトに、『NEO SOUND,NEO CULTURE』を掲げ、誰が”聴いても観ても踊っても楽しめる”パフォーマンスを展開している5人組アイドルグループ、NEO JAPONISM(通称:ネオジャポ)。NEO JAPONISMは、朝倉あい、瀬戸みるか、滝沢ひなの、辰巳さやか、福田みゆから成る5人組グループ。ロックに昇華させたアイドルソングを、全身全霊のパフォーマンスで表現することで、フロアを熱狂の渦にし、今までに体感できなかった空間を提供している。それでいて”キャッチー”という言葉がぴったりであるほど、楽曲、振り付け、高いアイディア力のプロモーション、見せ方など、かなり完成度の高いグループであり、唯一無二の存在であると言える。
この未曾有のコロナ禍において、当初予定していた活動は中止や延期という選択を取るしかなく、やりたいことも容易にできなくなってしまったアーティストは多く、先の見えない、暗い道を進むことになってしまっている。それは、アイドルシーンにおいても同様で、影響は大きく、苦しい思いをしている人も多い。だが、NEO JAPONISMは違った。コロナ禍になってからすぐに、アイドルグループとしては一番と言えるほどのスピードで、無観客配信ライブを開始した。できない中でもできることは全てする、という思いの元、ネットをうまく活用したプロモーションなど、この期間でも逞しく動き続きている。
今回は、メンバーインタビューだけでなく、NEO JAPONISMのプロデューサーの加藤颯(かとう さき)にもインタビュー取材を行った。この一連の活動の裏側、手応えなどに加え、今後についてなど、運営面から見るNEO JAPONISMについて話していただいた。メンバーインタビューだけでなく、プロデューサー・加藤颯のこのインタビューを読んで、更にネオジャポへの理解を深めていただければ幸いだ。

(取材・文:石山喜将)

ーーどこよりも先に配信ライブの開始や「ブラックキャンペーン」のようなアイディア性溢れるプロモーションで、NEO JAPONISMさんは、とにかくオンラインで盛り上がることを自身のグループで発信していましたが、きっかけや理由はなんだったのですか?

加藤颯(以下、加藤):割と最初の段階では、すぐ収束するかなと思っていて、1、2週間を目安に配信ライブを始めてみましたが、その1、2週間の情勢を見ていると、「これはもしかしたら、年内はリアルライブができないかもしれないな」と思ったことがきっかけですね。状況が悪化していくと、他のグループもみんな、きっと配信ライブをやり始めると思ったので、ネオジャポがいち早くやろうと思いました。でもとにかく、僕もそうですし、メンバーもそうなのですが、できる限りの範囲で動くことが大好きな集団なんで、とりあえずやってみようと思ったんですよ。そして、スタートで配信ライブを走らせている間に、自分でも「何ができるかな」 「自分らの強みはなんだろう」と考えたら、配信ライブを続けること、そして楽曲を届けることだと思ったんです。だから、楽曲のリリースをちょっと前倒しにしたというエピソードがあります。「NON CALL-NOW」というアルバムに関しては、本当はGWくらいに出す予定だったのですが、その1ヶ月前のリリースにして、4/1に発表しました。あとはとにかく配信ライブを軸にやっていこうと考えました。

ーー配信ライブを毎週やっている訳ですが、毎週やろうと思った理由はなんでしょう?

加藤:なんと言えば良いですかね。定期公演ってありますよね。他のグループさんで、毎週何曜日、何時から、お決まりのこの会場でやるというライブを提供しているじゃないですか。そのような雰囲気をオンラインでもやりたいと思ったことがきっかけですかね。日曜日にした理由は、メンバーが勝手に「サザエさんがライバル」と言っていたので、日曜日に設定しました。「サザエさんがライバルなら、毎週やったろう」と言って。だから基本的に、毎週日曜日の15時から配信していました(笑)。

ーー配信ライブも最初は苦労されたんじゃないですか?

加藤:そうですね〜。配信ライブについては、そもそも何も決めてなかったところからスタートだったので。最初はスマホ一台、定点からYouTubeライブで配信していました。やっていくうちに、改善点が出てきて、一眼カメラにしよう、その後は2カメにしよう、やっぱり3カメは必要だ、のように、どんどん変えていきました。あの配信ライブって、全部自前でやっているんですよ。僕らスタッフ側も、コロナ禍という状況で、とりあえずできることをやろうという思いが強かったんです。もちろん、メンバーもできることをやろうという気持ちがなかったら、やってないかもしれないんですけど。でも一番気合いが入っていたのは、音源ですね。めちゃめちゃ急ピッチで進めたと思います。僕は、踏み切ったら割とすぐにでもやっちゃおうという性格なので。サウンドチームと相談し、上げられそうと言われたので、「いきましょう!」となりました。サウンドチームには本当に感謝です。更に、デザインも、かなりピッチを上げてもらい、間に合わせてもらった感じなので、すごくありがたかったです。

ーーなるほど。そうだったのですね。これまでずっと続けてきた施策でしたが、結果として、何がプラスになり、何が課題として残りましたか?

加藤:配信ライブで言えば、そもそも生のリアルイベントではないので、僕的には、ライブとは言いつつも、ある意味、ライブではないと考えていました。映像作品を見せているようなイメージで皆さんに届けていました。だから、できるだけクオリティ高い物を、しかも無料で見せたいという気持ちがあったんです。今までやってきたライブとは別物と考えて、僕らはやっていた訳なのですが、プラスだったことは、この作品を見たことがきっかけで、好きになってくれる方が増えたことですね。最近、それをすごく感じているんです。「ブラックキャンペーン」もそうですが、企画毎ににお客さんの参加率が上がっていることは、事実ですし。多分、最初からこのように、積極的に攻めて、動き続けてきたものが、今プラスになって表れていますね。逆にマイナスな面を言えば、動きすぎた分、少し無駄もあったかなと思うところですかね。多分あの時期に配信ライブをスタートしたのは周りを見ても僕らしかいなかった気がします。でも当時のやり始めで言えば、配信ライブ、特典会はこのようにやった方が良いということを模索しなくてはいけなかったんですよね。それに先人切ってやった分、効率が悪くなるじゃないですか。主流が出てきた後で、それに乗った方が絶対楽ですし、効率良く進むと分かっていたんですけど・・・。だから、手探りで、良いポイントを探りながらやっていたことで、ファンの人にかなりストレスをかけてしまったのかなというのは、感じますね。ただ、どうしたら良いか、全然分からない状態だったから、しょうがないと言えばしょうがないんですけどね。それでも応援を続けてくださっているファンの皆様には本当に感謝しているし、もっと面白いことたくさん届けたいなと思っています。

ーー今までリアルイベントに力を入れていた分、配信に切り替えるのは、確かに難しさはありますよね。配信ライブが映像作品という考えから、サブタイトルを付けていたんですか?

加藤:正にその通りですね。先ほどメンバーが勝手にライバルと言っていた「サザエさん」には、お話ごとにタイトルがあるじゃないですか。なんとなくそのイメージで、今の感情に近いことを、英単語一文字で表していました。あとは、新曲の披露を初めてオンラインでやることも意識しました。お客さんをダンボールに見立てて、『有観客ライブ』のような形にしたのも、アイディアの一つです。そのようなパネルを置くことは、サッカーのブンデスリーガなどでやっている企画を、取り入れました。これは、マネージャーが見つけてきたのですが、僕もすごく面白そうだなと思って、「すぐやろう」と言ってやりました。

ーー面白いですね。今回のオンラインの施策ですが、採算は合っていましたか?

加藤:いや〜だいぶ厳しい。大・厳しいですね。結構やばいです。ただ、多分ですが、あのクオリティで、毎週無料をずっとやっているグループは無いと思ったので、お金じゃないなと思います。毎回、カメラもPAもライブハウスにやってもらわない、乗り込みのスタイルでやっていましたし、配信が本当に無料なので、金銭的には厳しいのは当たり前なんですけどね。ただ、これらはネオジャポのプロモーションだと思っているので、プロモーション費用としては妥当だと考えています。この前、アルバムの発売記念イベントを、TSUTAYA O-EASTを会場にして開催したのですが、そのイベントも、ワンマンと同じレベルの照明を入れたのですが、ほぼ無料でしたし。でも逆にこのタイミングだからこそ、還元できるチャンスはないかなと思って。お客さんにはいつも支えてもらっているので、こんな状況だからこそ、皆さんには元気になってもらいたいですし、恩返し的な意味合いもありますね。そのライブを開催したから、メンバーに給料を払えないとか、会社が潰れてしまうような状態ではないので、このような時だからこそ、少しでも「イェーイ」みたいな雰囲気を無理やり演出できれば良いと考えていたので、良かったと思います。なるべく全員がハッピーになれる状況を、僕自身でも作りたかったんです。コロナによって、何もできないと止まってしまうのが、一番キツイと思っていたという気持ちもあります。・・・僕の周りでも、首切られている奴もいたし、減給されている人もいたので、そう考えると、全部が全部不幸と思わないようにしたかったんですよね。正直なところを言えば、多分僕も給料下がっているんですよ。でも人が辛い時には、誰かが一旦は背負うというか、庇うことが重要なのかなと思っていましたので。今は、無料でいっぱい面白いことをやるので、コロナが明けて元通りに復活したら、少しでも良いからうちにお金落としてね、みたいな(笑)。冗談です(笑)。というよりはいっぱいライブ来てと思います。それが一番嬉しいことではありますが、とは言え義務ではないですし、義務にしたくないので、何かネオジャポに貢献してもらえるようなことをできる限りやってもらえたら嬉しいと思っています。オンラインでの施策をやるにあたって、繰り返し言っていたのは、配信ライブを無料でやるから、できるだけライブの感想をツイートするとか、ネオジャポのツイートをリツイートだけでも良いからしてくれることだけでも、ありがたいことだと思っています。それだけでもやってもらえたら、僕は嬉しいです。

ーー面白いですね。そのように割り切って、プロモーションとして考えており、厳しい中ではありましたが、作品と捉えて、皆さんに届けることによって、元気付けたいし、ネオジャポのことをもっと知ってもらいたい。ある意味、長期的な目線を見て動いていたのですね。

加藤:そうですね。まだデビューして1年も経ってないので、プロモーションは必要ですからね。それに、ネオジャポは、止まっている暇は無いという思いからですね。正直、どんな手を使ってでも、多くの人に見てもらえる方法を考えるのが、僕の仕事でもあるので。それが何かなと考えた時に、「無料で配信ライブだな」となった訳です。今となっては、リアルライブが始まってはいますけど、配信は作品なので、配信もまだ続けています。

ーーなるほど。そして8/27に、新曲「Spica」が公開されましたが、どのような曲にしたかったか、イメージを教えていただけると嬉しいです。

加藤:コロナ禍の思いを100%込めた歌では無いですし、コロナも収束してないので、まだまだこの先難しい状況は続くと思いますが、NEO JAPONISMは、”闘う”というコンセプトで活動しているので、この期間で、コロナ禍と闘ったという過程、プロセスを歌いつつ、この曲を今聴いたら、「先は明るい」と思ってもらえるような解釈もできる楽曲に仕上げました。もちろん、この曲を聴いていただいた方の解釈は、それぞれあると思いますが。ただ、言えることは、収束した後、この「Spica」を改めて聴いた時に「あんな時もあったよね。この曲のおかげで、あの時は気持ちがちょっと明るくなったよね」のような、ある意味、思い出が残るような曲になれば良いと思っています。それは、メンバーと一緒に話した中で、みんなで「やろう!」と意気込みましたね。先ほどの段ボールパネルのライブもそうですが、僕らからお客さんへの一方通行のものだけでなく、お客さんと思い出や企画をさらに共有できたらという思いが大きいです。「Spica」は、この前の「Subliminal」とも、全然曲調が違いますし、このタイミングで、お客さん、メンバー、僕らの気持ちが一番乗りやすい曲を、この間で一発入れておこうと思って作った曲が「Spica」なんです。

ーーありがとうございます。今後、加藤さんは、NEO JAPONISMをどのようなグループとして作っていきたいですか?

加藤:もちろんアイドルなので、アイドル界で高みを目指したいです。ライブに関して言えば、アイドル業界では一番を目指すというのは、メンバーとも話し合っています。ネオジャポの一番の強みはやはりライブだと思いますし、サウンドもかなり強みだと思いますので、良い点を伸ばしつつ、総合点を高めたいとは思っています。NEO JAPONISMは、今アイドルファンじゃないお客さんが見たり、応援したりしていても恥ずかしくないし、友達に自慢出来るものなのかなと思っています。ーーアイドルのフィルターにかけなくても、良いものとして見られるということですね。加藤:そうですね。普通にしれっとライブを見に来てもらえるようなグループになりたいです。なんというか、バンドを見に来る感覚というか、ただ単にライブが好きで、ライブを観に来るテンションで見ることができるグループだと思いますので、そのようなお客さんに観てもらえたら嬉しいです。あと最近、海外のお客さんも増えてきているんです。おそらくMVなどの効果があって、増えてきてくれていると思います。海外のお客さんが今日本に来てライブを見ることや僕らが海外行くことはまだできないと思いますので、海外のお客さんも見てもらえるようなオンラインでのライブ、企画はどんどんやっていきたいと考えています。とにかくやれることはやりたいなと思っていますので、今まで見られない層の方にも、積極的にNEO JAPONISMを知ってもらえたら環境作りをしたいと考えています。

◆NEO JAPONISM YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UC7Lb8xDQLBNHOgeFVX3QbGQ

◆NEO JAPONISM 「Spica」 Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=lRZCoxzpztg

◆NEO JAPONISM 公式HP

https://www.neojaponism.tokyo/

◆NEO JAPONISM Twitter

@NEOJAPONISMinfo

◆滝沢ひなの Twitter

@NEOJAPO_hinano

◆辰巳さやか Twitter

@NEOJAPO_sayaka

◆瀬戸みるか Twitter

@NEOJAPO_miruka

◆朝倉あい Twitter

@NEOJAPO_ai

◆福田みゆ Twitter

@NEOJAPO_miyu