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【ライブレポート】村田万葉卒業公演『dela 25th Live 「Time Capsule ~隣に居られなくても~ 』|22.08.15開催:dela

【ライブレポート】村田万葉卒業公演『dela 25th Live 「Time Capsule ~隣に居られなくても~ 』|22.08.15開催:dela

村田万葉の姿を最後まで目に焼き付けろ!!感謝の想いを込めた、『どうせ、僕ら恋をする』

そして最後の曲として始まった『DADADA』。心地よいクラップで熱気を帯びた後、サビでは全員が残りの力を振り絞るように力強く拳を突き上げる。終始圧巻のパフォーマンスを見せていた若松は、このときは汗だくになっていたが、小さな身体に物凄いエンジンを秘めているなと感じた。その上で器用さも持ち合わせており、きっとフロアの熱量も感じ取りながらパフォーマンスしていたのだと思う。また、今田はクラップに呼応するようにギアを上げ下げしていた印象だ。一番のソロパートは完全にアーティストの歌い方になっており、完全にゾーンに入ったようだった。ボルテージが上がった瞬間に誰よりも際立つ存在になっており、陽気な彼女らしさも感じたが、今後ギアが上がり切っていなかったときは何か悩み事もあるのかと心配してみてはいかがか。早川・今田の煽りで、オーディエンスも最後までボルテージが落ちることなく歌いきった。

アンコールの手拍子が始まり、スクリーンには村田万葉のソロ曲、『どうせ、僕ら恋をする』のMVが流れ、会場は改めて彼女の卒業を思い出すこととなっただろう。

純白のドレスに身を包んだ村田が一人、ステージへと現れ大きな拍手の中この日のお礼をファンに伝え、そして用意してきたという手紙を読んでいった。内容を以下に記していく。

村田:まずはdela 25th Live 『Time Capsule ~隣に居られなくても~』にお越しいただき、本当にありがとうございます!素敵なメンバー、ファンの皆さん、スタッフさん、関係者の方々、皆さんと一緒にこの空間を作り上げられたこと、とても嬉しく思います!そして個人的な話をさせていただくと、今回の単独ライブは私の卒業公演でもありました。delaのメンバーとしての約5年間は楽しいことも辛いことも含めて、キラキラした宝物のような時間でした。そう思えるのも、紛れもなく私に関わってくださった全ての皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!

私はdelaに入る前、小学4年生くらいのときまで本当に自分のことを好きになれない時期がありました。私は元々凄く暗い性格で、社交性もなくて、物凄くネガティブ思考で、周りにいるキラキラした女の子たちを見ると凄く羨ましくて、「私もあぁなれたら良いな」ってずっと思っていました。そんな中色んな縁が重なり、密かにずっと憧れていたアイドルになれる機会をいただきました。アイドルになってからは本当に人生が180°変わりました。わざわざ大切な時間を割いて私に会いに来てくださる方がいる、一緒に励まし合える仲間がいる、たくさんのことを教えてくれる先輩方がいる、私のことを認めてくれて背中を押してくれる人がいる。アイドルになる前の私には想像もできないくらい幸せで、充実した時間を過ごすことができました。

私はダンスも歌も未経験で、何もかもわからないことだらけだったけれど、急に入ってきた私を受け入れてくれた皆さんのおかげで、ここまで続けてくることができました。本当に感謝しかありません。delaで過ごした約5年間の時間と経験は、これまでもこの先も輝き続ける大切な時間だったと胸を張って言えます。星の数ほどのたくさんのアイドルの中で、delaを応援してくれて、私に出会ってくれてありがとうございました!私のdelaとしてのステージは今日で最後だけど、私が今日ステージを降りた後も、私の大好きな大切なdelaのことを皆さんがもっともっと大好きになっていってくれたら良いなと心から願ってます。改めて本当にありがとうございました!

小さな女の子ではあるが、村田万葉という一人の女性の生き様は清々しくもあり、何よりかっこよく映っていた。ファンへのメッセージが込められた手紙を読み、ファンも大きな拍手で返事を返す。

そして「ここから歌う曲はですね、皆さんへのこれまでの感謝の気持ちと、そして私の次のステップを願って書いてくださった歌です。聴いてください。『どうせ、僕ら恋をする』」。とイントロが始まるとバチバチとサイリウムを折る音が鳴り、フロア中が真っ赤に照らされる幻想的な空間で始まった。時より手拍子で彼女を後押しするオーディエンスたちだが、彼女が一番綺麗に輝く姿を、目に焼き付けるように微動だにしない姿が印象的だったが、それはステージにいる村田も同じ。ファンと作り上げてきた思い出も思い返しながら歌っていたのではないだろうか。真っ赤に染まった素敵な景色を、きっと彼女も忘れることはないだろう。歌詞の中で落ちサビの『さよならは言わないよ』という部分が彼女らしさも感じ素敵だな、と思った瞬間、「ありがとう!」とシャウトし、最大級の感謝を伝えた。歌声の中にも卒業することによる悲壮感などは一切なく、前向きな、それでいて心温まる優しさが込められていた。レポートはまだ続くが、誰しもが感じたことを先にここで書こうと思う。またいつか、彼女の歌声が聴ける日がきますように。

赤のTシャツに身を包んだメンバーたちがステージに揃い、アンコールの2曲目へ。村田から「これからのdelaの未来と、そして私のこれからを見守っていただければ良いな、という想いで次の曲を歌わせていただきたいと思います」とコメントし、楽曲が始まると思いきや、花束を持った沢井を含めたOGたちが「ちょっと待った」とステージへと姿を現す。アルバムも渡した後、山吹が遠慮気味に「じゃ自己紹介お願いして良いでしょうか?」と言うと、会場は大きな笑いに包まれた。沢井里奈・山咲夢華・山本華子の3名がOGを代表して駆け付け、村田に労いの言葉をかけた。

そして更なるサプライズとして、『Qaijff(クアイフ)』の森彩乃・内田旭彦の両名も登場し、村田へ花束を贈った。村田がまだdelaに入る前の小学生の頃に、家族でQaijffのライブを観に行って大ファンになりサインをもらい、そのCDを大切にとってあって、レコーディングの時に持参したという裏話も語った。そんな村田にとっては最高のサプライズとなっただろう。

改めて始まった次の曲は『未来への招待状』。しっとりとしたイントロから村田の優しい歌声で始まったが、若松を始め何人かのメンバーは堪えきれず涙を流す。そんな若松の背中をそっとさする村田。10期生の中にも目を潤ませながらサビを歌うメンバーもおり、ファンの目頭も熱くなっていく。村田の人柄やこれまでの功績が現れた結果だろう。一転村田は明るい未来を見据えているかのように、晴れやかな表情で歌っているのが対照的にも映っていた。15人が直立になって真っすぐ前を見据えて歌う姿は、delaが新たな時代へと変わることを象徴するかのようで、最後の村田のソロパート、『頑張ってね 何があっても 君の全て 私たちは忘れないよ』と響き渡り、改めて彼女からお別れを告げられるようだった。

だがdelaのライブのラストはもちろんこの曲、『GIRLS,GLOWIN’UP!』。『本気を出して最後まで!大好きです!』と村田のシャウトから始まり、会場中が再び一体感で包まれる。数々の思い出が詰まった一曲を、全員が大切に歌っていく。若松は時より涙を流しながらのパフォーマンスだったが、アイドルも泣きたいときはたくさん泣いて良いだろう。そんな姿もファンにとっても思い出の一ページに刻み込まれ、メンバーも更なる成長への糧となっていくだろう。

最後に写真撮影を行い、今年初の単独公演、「dela 25th Live 『Time Capsule ~隣に居られなくても~』」は幕を閉じた。最後まで安定したパフォーマンスでセンターとして全うした村田。残りの14人のメンバーに背中を見せ続け、先頭をひた走ってきた。皆に愛され、5年間大きく成長を遂げてきた彼女だが、そんな彼女もまだ15歳。まだまだ大きく成長を遂げ、色んな姿で私たちを驚かせてくれる日がくると私は信じている。そして、この日初めて単独公演のステージに立った10期生を始めとして、新たな時代へと移り変わっていくであろうdelaにも注目だ。村田万葉という大きな柱はこの日を最後に卒業したが、個性溢れる魅力的なメンバーたちが多い。後藤や今田など個人での仕事で活躍するメンバーなど、今後も多くの場で彼女たちを目にする機会があるだろう。普段のライブではフルメンバーで出演することも多くないと思うが、こうした単独公演などで全員が揃ったステージを目にするときに、また新たな発見ができることを個人的にも楽しみにしたい。

最後に、村田万葉。改めて約5年間お疲れさまでした!

 

文:山本 智貴

 


 

「dela 25th Live 『Time Capsule ~隣に居られなくても~』」
2022.08.15(Mon). at 名古屋ダイアモンドホール

【セットリスト】
01.GIRLS,GLOWIN’UP!
02.君行きExpress
03.言葉なんていらない
04.Creamy,Dreamy
05.Love,Ding Dong
06.ほどけないときめき
07.すき家のうた
08.でら!ストライク
09.ZOOとずっと
10.夏空のチャペル
11.夏曲メドレー
M01.夏しぶき
M02.夏体験物語
M03.ビキニ大作戦

12.薔薇薔薇’n Girl
13.SHANDY
14.抱いてファンタジア
15.MAWARE
16.Orange blossom
17.ためらいRetweet
18.バレないようにキスをして
19.Time Capsule
20.DADADA

En01.どうせ、僕ら恋をする
En02.未来への招待状
En03.GIRLS,GLOWIN’UP!

公式HP:https://www.nbgf.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCoE6m9rLZpiRYxsaSEcrH4A
公式Twitter:@dela_nbgf

【メンバーSNS】
村田 万葉
Twitter:@dela_kazuha
Instagram:@murata_kazuha

若松 沙奈
Twitter:@dela_wakamatsu
Instagram:@dela___sa.na

山吹 萌
Twitter:@dela_yamabuki
Instagram:@moe.yamabuki

橋本 理央菜
Twitter:@dela_riona
Instagram:@dela_riona

藤本 南
Twitter:@dela_minami
Instagram:@dela_minami

早川 雪乃
Twitter:@dela_yukino
Instagram:@dela_yukino

松島 七葉
Twitter:@dela_nanaha
Instagram:@dela_nanaha

今田 希
Twitter:@nozomi_imada
Instagram:@dela_nozomi.imada

松浦 奈々
Twitter:@dela_matuura
Instagram:@dela_matuura

後藤 ひなの
Twitter:@dela_510
Instagram:@dela_510

滝沢 優華
Twitter:@dela_yuuka
Instagram:dela_yuuka

人見 桃歌
Twitter:@dela_momoka
Instagram:@dela_momokahitomi

河村 まり
Twitter:@dela_mari63
Instagram:@dela_mari63

山川 愛果
Twitter:@dela_mari63
Instagram:@dela_aika

森本 小鳥
Twitter:@dela_kotori
Instagram:@dela_kotori

【ゲスト】

沢井 里奈
Twitter:@sawai_rina
Instagram:@sawairina

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筆者のプロフィール

山本 智貴

初めまして、山本智貴です。私自身も芸能活動をしながら「セカイベ」にて様々な芸能関連事業に携わっています。代表より「お前も記事を書け」とお達しがあったため、不慣れではありますが頑張って執筆していきます。是非記事を読んで頂き、感想を頂けたら嬉しいです。

今後現場に足を運ぶ機会増えると思いますので、お気軽にお声がけください!

Twitter:@tomotakakuuun11

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