【特集記事】爆速で登録者を伸ばす「うらきす」って?

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【特集記事】爆速で登録者を伸ばす「うらきす」って?

女性グループYouTuber「うらきす」の勢いが目覚ましいーー。

渋谷系アイドルグループとして活躍をしている「KissBee」が『うらきす』としてYouTube活動をしている。現代、YouTubeは10代、20代を中心に見られており、小学生が憧れる職業の上位にYouTuberがランクインするなど、社会的に影響を与えている。新たに多くのYouTuberが登場し、アイドルグループ、芸能人も続々とYouTubeに参加している。しかし、女性のアイドルグループのYouTube活動はブログ的な日常を映し出したものや、プロモーションの一環などが多く、YouTubeユーザーが好きな動画を出していないのが現状だ。既に非常に有名なアイドルグループでさえ、勢いのある登録者数の増加はしていない。

その点において「うらきす」は、他の女性及び女性グループYouTuberとは異なる。事実、「うらきす」は2017年9月にチャンネルを開設し、約10ヶ月でチャンネル登録者を11万人まで増やしている。総再生回数は2500万回再生に登る。女性グループYouTubeの中では日本屈指の数字であり、ルーキーYouTuberランキング1位を獲得している。

その強さは編集の見やすさ、短い再生時間にも関わらず、見応えのある構成、そして一番の強みは『企画力』だ。

他の女性YouTuberとは一味違う、強い企画力・編集力を持つ「うらきす」

女性人気YouTuberの動画と言うと何をイメージするだろうか?
女性が真似をしたくなるようなメイク紹介の美容系、食べている姿が可愛い食べ物企画、女性が行うゲーム実況・・・・
一つのジャンルに特化した動画を上げているパターンが非常に多いと思われる。

では男性人気YouTuberはどうか?
子供が見ても楽しい商品紹介、お金を使った検証、〇〇するまで帰れません、街で〇〇してみた、24時間で〇〇してみたなど上品な動画から少しエロな動画、シュールな笑いの動画など企画は多岐に渡っている。

現在のチャンネル登録者の総数は女性YouTuberよりも男性YouTuberの方が圧倒的に多い。YouTubeを見ている人にとって、男性YouTuberの企画の方がウケていると言えるだろう。

そこで登場するのが「うらきす」である。「うらきす」は前述の通り、企画力に優れ、女性グループにも関わらず、男性YouTuber顔負けの体当たり・過酷企画やシュールな面白い企画、少しエロな企画、ファッション企画と多くのジャンルの動画を上げている。それが非常にユーザーにウケ、勢いのある数字の伸び方をしていると言えるだろう。そして動画を見ると、過剰でもなければ控えめでもない、”絶妙なライン”の動画が多いのも印象的だ。これは人気YouTuberにも共通していると考えている。『うらきす』は人気女性YouTuberの動画だけでなく、人気男性YouTuberにも近い動画を制作し、大きくチャンネル登録者を伸ばしていると考えている。

そんな「うらきす」のメンバーに直接取材を行った。主に企画を行っているのは、鷹野日南である。彼女は「うらきす」を引っ張る存在であるという。どのように企画しているのか、動画製作の上で意識していることは何か、今後の展望などを話してもらった。

ユーザーのニーズを考えつつも見せ方を意識した、緻密に計算されている動画

ーー鷹野さんがグループの中心として主に企画を担当されているということでしょうか。

鷹野日南「はい。うらきすの全体的な見え方とか、企画を考えてます。もちろん私一人がすべての企画をゼロから考えているのではなく、メンバーみんなにやりたい企画を出してもらって、それを実際にどうやったら面白くなるかとか、それは面白くないよねとか、そういう判断を含めてやってる感じです。最初は企画の考え方も分からなかったので、TVの作家さんのMTに参加させてもらって勉強したり、色んなYouTuberの先輩や大人の人にも助けてもらいました。」

ーーこの前のワールドカップの時の大迫半端ない王など、尖ってる上にその次の日に動画を出していたりして、スピード感も凄いと思ったんですけど、その辺も鷹野さんの企画ですか?

鷹野日南「そうですね。あの時も試合後にTwitterであの話題ばっかりだったので、これを何か企画にできないかと思って考えて、すぐにメンバーに連絡して、次の日の午後に集まって撮影して、そのまま夜に公開しました。ただそんなスピード感で撮影したせいもあって、それぞれ持ってきたユニフォームが全員日本代表じゃないという事件も起きました。」

ーー「うらきす」が大きくチャンネル登録者を伸ばすきっかけとなった動画は何でしょうか?

鷹野日南「感覚的にも、数字的にも登録者数が増えたと思う動画は、今でも一番再生回数が多い、のび太くんシリーズの『アイドルのお風呂にメンバー全員で突撃したらモザイクなしで入浴姿がみれるのか?』だと思います。そもそもYouTubeをやろうと思った時に、ただ女の子達がワチャワチャやってるのは面白くないと思ったので、方向性としてもう少しエッジの効いた動画を撮りたいというのがありました。そしてこの動画はグループで遠征した時に何かやりたいなって思っていて、ドラえもんの中で、のび太くんがしずかちゃんのお風呂を覗くシーンがあったので、それをアイドルでやってしまおうと思いました。なかなかないじゃないですか。女の子のお風呂のシーンを写す、ましてやアイドルが動画上でやるなんて。一線を超えてしまうと下品になってしまうし、隠れすぎててもダメ。面白おかしく、そして男性がそそられる物になれば良いなって思いました。水着などで入るようなエロい動画ではなく、”制服”で入ることによって女子高生であり、清潔感、可憐な様子も入っているというのが一つポイントですね。年齢に合った制服でお風呂に入るっていうのが絶妙なラインだったのだと思います。タイトルだけでそそられちゃうように、そこも工夫しました。色々と考えて準備した割に、一見単純で分かりやすかったので、再生数も伸びたのかもしれないです。ただ、『うらきす』はこれだけではなく、『ASMR』やファッション系なども動画ではあるので、そのジャンルの多さ、そして出し方のバランスも強みじゃないかなって思います。」

ーー鷹野さんが企画して一番手応えが合った動画はどれでしょうか?

鷹野日南「『脱力坂』は手応えが合った動画だと思います。『脱力坂』はそもそも受け入れてもらえるか不安だったのですが、面白いと言ってもらえることが多く、かなり良かったと思いました。この企画を考えたのは、最初の頃は外でロケが多かったので、何かできないかって思ったのと、メンバーの石井美音奈が本家の全力坂(テレビ朝日)に出ていたので、逆に脱力したら面白いんじゃない?くらいな軽い感じで最初は考えました。今では色んなYouTuberの方にやって頂くこともあって、もっと浸透していければ良いと思います。」

ーー鷹野さんはそもそも企画をどのように考えているのでしょうか?

鷹野日南「電車に乗ってる時やテレビを観てる時などの日常生活の中で、『これネタにならないかな?』と考えながら過ごしています。小さくても良いので、面白そうなことをメモを残すようにしています。その後に会議で出しているのですが、正直その段階では全然面白くないんです。そんな企画の種をいろんな方から意見をもらって、ブラッシュアップして面白くしていきます。私が最初に出したネタををいかに面白くしていくか、大きくしていくかというのをやっています。一番再生数のあるお風呂の動画もみんなで一緒に入るというのは、最初の段階では考えてなかったです。メンバーなどと話し合った結果ですね。他のYouTuberさんの動画もよく見るのですが、最近では分析的な目で見るようになっています。これも動画に活かされているのかもしれないです。例えば、YouTuberの動画の最初と言えば”メントスコーラ”だと思うのですが、私たちはそれをやることはありますが、ただやるだけじゃない。何かしらのアレンジを加えていますね。」

重視しているのは”全体のバランス” 。「うらきす」の動画の良さはここにあり。

ーー動画を撮る上で意識していることはございますか?

鷹野日南「動画を撮る上で大事にしているのは”バランス”。6人のメンバーで様々な個性、キャラクターがあって、動画、企画に合わせてメンバーの選定は意識しています。それによってバランスを取って動画をより良い物にできるよう、心掛けています。バランスという意味では、企画考案の時もかなり重視しています。多分ですけど、私が企画を突っ走って考えても登録者はここまで伸びなかったと思うんです。私が考えたアイディアにプラスして女子高生感であったりとか、個性であったりとかをメンバー全員で考えています。動画のジャンルの振り分け方もそうですね。そういう意味の”バランス”。企画だけではなく、編集は谷藤海咲と大江麗菜がやっているんですけど、綺麗で見やすいと思います。動画の分数も4分程度で、手軽に見れるという部分も考えていますね。全体を見て”バランス”を取っているというのは少なからずあります。」

ーー今後の展望を教えて頂けますか?

鷹野日南「私たちは道を開拓したいんです。今はなんとなくアイドルがYouTubeを始めたなって思われてると思うんですけど、アイドルとか女子高生とかの狭い枠の仲じゃなくて、日本一の女性YouTuberグループとして、全国の人に認識してもらいたいと本気で思ってます。このうらきすのメンバーなら絶対できるので、企画ももっともっと楽しいのをみんなで考えていきたいし、もっと先輩YouTuberさんに可愛がってもらったり勉強させてもらいながら、編集の精度とかスピードとかも上げていって、毎日毎日レベルアップしていけたらと思っています。

ーー最後に具体的な目標を教えて下さい。

鷹野日南「2019年中にチャンネル登録者数100万人にします。また具体的な目標ではないんですが、『うらきす』として、話題性が強く、渋谷などの街で人が集まってしまい、ロケができないくらい人気になりたいなと思っています。数字と話題性があるようなチャンネルにしたいと思います。」

『うらきす』は平均年齢18歳、非常に戦略的にYouTube活動をしている。柔軟な発想と形にする能力は他の女性グループYouTubeの追随を許さない。前述の通りその緻密な計算は人気女性YouTuberだけでなく人気男性YouTuberにも共通している。それが今の彼女たちにとって強さの要因だ。

『うらきす』は日本屈指のチャンネルになりつつある。鷹野日南が話すようにアイドルグループはもちろんのこと、女性グループYouTuberの先頭を走ることになっていくことだろう。彼女たちの勢いは止まることはない。『うらきす』というチャンネルがもっと世に知れ渡るのは遠い未来ではないだろう。今後の『うらきす』チャンネルには目が離せない。

(取材・文:石山 喜将

◆うらきす チャンネル概要

【チャンネル名】
うらきす【裏KissBeeチャンネル】

【チャンネルURL】
https://www.youtube.com/channel/UC91rH6St1YWol3MoUXGzklg

【チャンネル登録者数】
11万人(2018.7月11日現在)

【視聴回数総数】
27,000,000回以上 (2018年7月11日現在)

【開設日時】
2017/08/12

【うらきす公式ブログ】
https://ameblo.jp/urakissblog/

【うらきす公式Twitter】
@URAKissBee

2018-07-11T02:25:58+00:002018年 7月 11日|インタビュー記事, グループ情報|